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侠客探偵 簡不知(かんふち)  第21話 計略の裏の裏

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侠客探偵 簡不知(かんふち)
侠客探偵 簡不知(かんふち) (配信数24話)

江湖で事件解決を担う組織「神機谷」。その谷主の簡尽歓が8年前の激戦で死亡した。彼のひとり息子・簡不知も重傷を負い記憶を失くしたが、誰かも知れない悲劇の元凶は姿をくらました。証拠によると、事件の当事者は寒月山莊の李荘主、燕州の白草折大侠、常楽賭坊の唐名人、そして遼東鏢局の王鏢頭であり、4人とも生存しているという。簡不知は彼らのもとを順に訪ね、事件の真相を探ろうと旅に出るのだが…。

■キャスト
ユイ・ジーウェイ
ワン・イエンヤン
ワン・ルオシャン
マー・ザーハン


■スタッフ
監督:マー・イーホン
脚本:ウー・ヨウ
   パン・サンジン

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  • 第1話 神機谷(しんきこく)の謎
    第1話 神機谷(しんきこく)の謎

    江湖に突如現れた殺人鬼・王画を倒すべく、侠客たちが神機谷に集結した。死闘の末、神機谷の谷主・簡尽歓は王画と共に命を落とす。簡尽歓の息子・簡不知は頭部を負傷し記憶を失う。王画の死で江湖に平穏が戻ったかにみえたが、実は王画の亡骸は発見されておらず、真相は闇に埋もれたままだった。8年後、簡不知は戦いの真実を探る旅に出る。戦いの生存者に会うため寒月山荘へ向かう道中、食堂で居合わせた趙我還と知り合い…。

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    達人が武芸大会に集まった寒月山荘で、客の1人・阿傑が殺された。死体は祠堂の大荘主像の前にひざまずいた姿で発見され、額には、恨みを抱いて死んだ者に代わって復讐を果たす亡霊だという「関門無常」の札が。犯行時の不在を証明できる者は誰もおらず、疑心暗鬼にかられた者たちが、十殺門の刺客・展十七の犯行と決めつけて襲いかかる。簡不知は展十七をかばい、2日以内に真相を解明できなければ命を差し出すと宣言する。

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    簡不知の部屋を展十七が訪れ、命を狙う刺客に用心するよう告げる。まさにその時、人影に気づいた展十七が部屋を飛び出し、怪しい人物を追い払う。負傷した展十七を手当てした簡不知は、その肩の古傷に気づく。それは暗殺組織・十殺門から逃亡した際、追っ手に切られた傷だった。その夜、簡不知は寒月山荘の客たちを前に、神機谷の戦いで記憶を失ったいきさつや、王画の死に疑念を抱く理由を語る。翌朝、寒月山荘で新たな事件が…。

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    裏山の花園で死んでいたはずの山荘の一番弟子・華遠が、祠堂でひざまずいた死体となって発見された。額にやはり「関門無常」の札が貼られ、指は芝居の所作「蘭花指」の形に硬直していた。謎は、外側だけが湿った華遠の衣と、死体を担いでは渡れないはずの橋。簡不知は山荘の全員を足止めするが、屍使いの沈麟に蠱毒を飲まされ、夜までに事件を解決しなければ、虫が臓腑を食い荒らし始める体に。さらには、沈麟が山荘から逃亡し…

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    第5話 江湖(こうこ)の事情通

    寒月山荘の殺人事件の真相を暴いた簡不知。李荘主に神機谷の戦いについて聞こうとした時、突然、謎の人物が風のように現れ、李荘主は殺されてしまう。残りの生存者に会うべく、趙我還と共に旅立った簡不知は、道中、録院の記録官・司馬当と出会う。録院は江湖の事象を記録する機関で、司馬当は江湖の事情に精通していた。司馬当から、常楽賭坊の唐名人が傀儡島という島にいることを聞いた簡不知は、さっそく船で傀儡島へと向かう。

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    第6話 傀儡(くぐつ)の挑戦

    傀儡島に着いた簡不知たち。共に着いた面々は、宝探しに勝利して、島主の「傀儡の李」に望みを叶えてもらおうと目論む訳ありぞろいだった。李が告げた勝利の条件は「6体の木彫り人形に欠けている部分を、10日以内にすべて集める」こと。約束事を破れば、罰は死だという。人形の1体は唐名人に生き写し。残りも1年前に一斉に失踪した江湖の達人たちにそっくりだった。殺人のにおいを感じ取った簡不知は謎を解くべく島に留まる。

  • 第7話 義兄弟の契り
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    操り人形のように吊られた姜岑の死体が発見される。宝探しの約束事を破った罰として殺されたらしい。真相を探ろうとする簡不知をよそに、事件解決より宝探しに集中することで一同の意見が一致。それぞれの思惑を胸に、人形のかけらを捜す。一方、明月に会いに行くも、あえなく石柳に追い払われた趙我還は、自分の弱さを痛感する。過去を偽っていたことを告白し、肩を落とす趙我還に簡不知は、義兄弟の契りを結ぼうと申し出る。

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    「島の北東であるものを見つけた」。趙我還にそう伝えた翌朝、石柳は死体となって発見される。簡不知らが島の北東を調べると、そこには白骨化した死体が何体も転がっていた。死亡時期がそれぞれ異なることから、簡不知は、これらはすべて過去に宝探しに島へ来た者たちの死体だと推測する。傀儡の李の仕業に間違いないと思われたものの、李と面識のある昇仙子は「遊びで人を殺すような人間ではない」と疑問を呈する。

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    一同と会話していた傀儡の李は生身の人間ではなく死体だった。下手人は幽霊だったのか? 怯える一同をよそに、簡不知は冷静な推理で真相に迫ろうと務める。そんな矢先、深夜に昇仙子が姿を消す。一同が薪小屋に吊された昇仙子の死体を発見した時、背後に立っていた傀儡の李が一瞬にして煙のように消え去った。密室で起きた新たな殺人。さらに、酔いどれが殺され、司馬当も襲われ深手を負う。謎はますます深まるばかりだった。

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    第10話 名医が集まる宿

    十数年にわたり、多くの命が奪われた傀儡島の事件の真相は簡不知の手で暴かれ、下手人の死によって幕を閉じた。生き残った面々はそれぞれの生活へと帰っていき、簡不知と趙我還の旅が再び始まる。船で島を出たが、ひどい嵐に襲われ杜鵑湾にたどり着く。冷えた体を休めようと2人が立ち寄ったのは、女将と使用人の2人で切り盛りする宿だった。そこに滞在する尹公子の病を治すために集められた奇妙な名医たちが次々に姿を現し…。

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    第11話 謎の名医たち

    尹公子に招かれた名医の1人、“乱刀神医”葉笑笑は、8年前に怪死したはずの人物だった。怪しむ簡不知だが、葉笑笑は簡不知が灼心蠱と寒毒に侵されていることを言い当て、正真正銘の名医としての実力を見せる。葉が相棒として招いた“小妖女”は縫合の名手だが、金さえ払えば十殺門の刺客も治療すると悪名高い。集まった名医たちは謎が多く、宿を切り盛りする2人にも裏が。そんな中、簡不知と趙我還は黒覆面の男に襲撃される。

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    尹公子の診察が始まった。名医たちがそれぞれ治療法を提案するが、公子を長年診察してきた伝承医“薬師”がすべてに反対し、結論が出ない。さらには薬師が小妖女の縫合糸用の天山氷蚕を殺したことが分かり、小妖女は薬師への仇討ちを口にする。そんな時、簡不知に寒毒の発作が。内力自慢の王神医の蛮勇で事なきを得たものの、簡不知は毒使いの常婆に、余命半年と宣告されてしまう。その頃、宿の上階では殺人事件が発生していた。

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    第13話 患者の悲願

    薬師の部屋を漁る怪しい人影。簡不知に問い詰められ、その人物は自らが薬師を殺したことを認める。事件は無事に解決したかに見えた。簡不知に好意を寄せる小妖女は、さりげなく簡不知の気持ちを探ろうとするが、簡不知の想い人が展十七であることを知り、落胆する。一方、簡不知は小妖女の話から、薬師を殺した下手人の自白の矛盾に気づき、疑いを持つ。その頃、宿では新たな殺人が起きようとしていた。

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    尹公子と生き扁鵲が殺された。簡不知は事件の謎を最初から洗い直すことに。小妖女が聞いた声、濡れた薬草。葉笑笑の証言をきっかけに、バラバラだった小さな手がかりがつながり、1つの答えが導き出される。広間に一同を集めた簡不知は、3人を殺した下手人を指し示す。それは意外な人物だった。犯行を認めた下手人が語った殺害の動機には、医術の進歩の裏に広がる闇と、人間の飽くなき欲望が垣間見えるのだった。

  • 第15話 かまどの匂い
    第15話 かまどの匂い

    簡不知を守るため、変装してそばにいた展十七。簡不知殺害の命を帯びた展十二は、想い合う2人を一緒に死なせると決め、深手を負わせた十七の前で標的に襲いかかる。だが、簡不知は先んじて意外な策を講じていた。罠にはまった展十二は…。一方、重傷の展十七は、小妖女の懸命な治療で一命を取り留める。簡不知の十七への深い愛を知った小妖女は、自らの想いに区切りをつけ、天下一の名医になるという夢を追って旅に出る。

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    第16話 燕山(えんざん)派の四大弟子

    簡不知の旅の仲間に展十七と葉笑笑が加わった。一行は神機谷の惨劇の真相を求め、生き証人2人のうちの1人、燕州・燕山派の白草折大侠のもとへ向かう。道中出会ったのが、趙我還の山賊時代の手下、趙大棒。山賊砦の大親分の失踪を受け、新親分選びの入れ札に勝ちたいという大棒のため、簡不知は一計を案じる。その後、一行は燕山派が安寧を守る町、燕州へ。白草折に会うために突破すべき四大弟子は、一癖ある手練ればかりだった。

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    第17話 16年前の約束

    燕山派の白草折との面会を許された簡不知。通された広間にあったのは白草折の亡骸だった。白草折の死の直前、庭を横切ったという白い影。それを聞いた簡不知は、寒月山荘の李荘主を殺した白衣の人物を思い出す。神機谷の惨劇の生存者は三通鏢局の王鏢頭ただ1人となった。すぐに会わねばと焦る簡不知だが、体調は徐々に悪化し、一刻も早く治療を受けなければ命が危ない状態だった。

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    第18話 三通鏢局(さんつうひょうきょく)の有事

    展十七が姿を消した。治療のため遼東行きを諦めた簡不知のために、三通鏢局の王鏢頭に会いに行ったのだ。展十七を追おうとする簡不知を必死で止める趙我還。口論の末、激昂した簡不知は趙我還に「義兄弟の縁を切る」と言い放つ。趙我還は1人で去り、簡不知は葉笑笑と共に遼東へ馬車を走らせる。三通鏢局を訪れた展十七は王鏢頭に、神機谷の惨劇の真実を教えてほしいと願い出る。王鏢頭は交換条件として展十七にある依頼をする。

  • 第19話 若造と小娘
    第19話 若造と小娘

    王鏢頭に、ある若者の保護を依頼された展十七。聞いていたとおりに荒れ寺に逃げ込んできたのは、盗っ人として三通鏢局に追われる、態度の大きな青年だった。その頃、展十七を追って遼東へやってきた簡不知一行は、燕山派の三大弟子を名乗り王鏢頭に面会。二の頭である付と鏢頭の態度に違和感を覚えた簡不知は、“王鏢頭”をニセ者だとにらむ。一方、展十七と若者には、鏢局の三の頭・梅たちの追撃の手が…。

  • 第20話 丐幇(かいほう)の到着
    第20話 丐幇(かいほう)の到着

    王鏢頭は、薬を盛られ武芸を失っていた。戦える力が戻るのは数か月先との葉笑笑の見立てに、簡不知は鏢局奪還をひとまず断念。遼東脱出を決断する。しかし対する付は、丐幇と手を結び、道を封じる作戦に。付に協力すべく現れたのは、丐幇の長老・胡八月だった。そんな中、趙我還は三通鏢局に荷を届けにきた于家の隊商に遭遇。明月との再会を果たす。明月の出現で、簡不知は八方ふさがりだった脱出作戦を捨て意外な策に打って出る。

  • 第21話 計略の裏の裏
    第21話 計略の裏の裏

    簡不知と展十七が三通鏢局の宝器を手に入れた瞬間、付の配下らに取り囲まれ、簡不知は捕らえられてしまう。隊商に扮して鏢局への侵入を試みた趙我還らもまた、王鏢頭と共に囚われの身となる。簡不知らの計略は、内通者により逐一、付に報告されていたのだった。王鏢頭を拘束し、宝器を手に入れた付は、自らが鏢局の支配者となることを宣言する。もはや絶体絶命かと思われたその時、王鏢頭が出した切り札とは…

  • 第22話 惨劇の証人
    第22話 惨劇の証人

    ついに、神機谷の惨劇の生存者との対面が叶った簡不知。その口から語られる、8年前の父の姿は、まさに真の英雄と呼ぶにふさわしいものだった。だが、殺人鬼・王画の死体がなぜ見つかっていないのか、その真相を語らぬまま、生存者は命を絶ってしまう。衝撃のあまり意識を失った簡不知が目覚めると、そこは燕山派の屋敷だった。そこには小妖女が連れてきた黒霧の貴婦人がいた。簡不知は黒霧の貴婦人に灼心蠱の解毒を依頼する。

  • 第23話 黒霧(こくむ)の貴婦人
    第23話 黒霧(こくむ)の貴婦人

    黒霧の貴婦人は簡不知を治療する条件として、司馬当に、自分に関する録院の記録をすべて美辞麗句に書き替えるよう要求する。だが、司馬当はこれを断固として拒否。簡不知の命はもはや風前の灯火だった。そんな時、黒霧の貴婦人が刺客に襲われる。刺客の狙いは自分の命だと察した簡不知は、過去の体験と記憶を元に推理を重ね、闇に潜む真の敵の正体を探り当てる。死を覚悟した簡不知は、展十七に、ある切り札を託すのだった。

  • 第24話 究極の封印
    第24話 究極の封印

    黒霧の貴婦人のもと、簡不知に真気を注いで治療すべく集まった仲間たち。全員の内力が尽きる正午、予想通り簡不知を狙う刺客が姿を現す。危機に陥る一同だったが、展十七は簡不知に託された切り札を密かに切っていた。その頃、明月に酔わされ治療に加われなかった趙我還は、水晶を奪い十殺門に戻ろうとする明月の前に立ちふさがる。一方、神機谷の惨劇の真相を語り自決した最後の生き証人は、ある大きな秘密を封印していた。

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