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晩媚と影~紅きロマンス~  第22話 仁義なき暗殺

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晩媚と影~紅きロマンス~
晩媚と影~紅きロマンス~ (配信数36話)

五代十国時代、則天武后の隠密機関として発足した女たちの暗殺組織の本拠地・姽嫿城に妓楼から逃げ出した1人の娘が辿り着く。ここで刺客となることが生きのびる唯一の手段、そう悟った彼女は晩媚という名前を与えられ刺客となる修練を始める。同時に彼女は謎めいた過去を持つ孤高の男・長安を“影”と呼ばれる護衛に選ぶ。まっすぐな心で苦難に立ち向かう晩媚と、彼女に寄り添う長安。そんな2人はいつしか許されぬ恋に落ち…。

本国配信後わずか半月で13カ国に作品の権利販売が決定!
若手演技派たちの好演と高級感のある色鮮やかな映像美が話題となった、切ないラブ史劇!!

女刺客とその護衛として強い絆で結ばれた2人…その禁じられた深い愛に涙してしまうこと必至!

■キャスト

リー・イートン
チュー・チューシアオ
ワン・ドゥオ
パフ・クオ
ジル・シュー
リー・ズーフォン


■スタッフ

監修:シュー・ジーチョウ
プロデューサー:チャン・ウェイ
演出:イー・ジュン
原作/脚本:バンミンバンメイ

©Media Caravan Ltd.

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  • 第1話 血に染まる傘
    第1話 血に染まる傘

    五代十国時代。姽嫿城には則天武后(そくてんぶこう)の隠密機関として発足した後、 “紅衣の刺客”の名で世間から恐れられるようになった女たちの暗殺組織があった。そして今、燕(えん)家を虐殺した梁の武官・黄勇(こうゆう)がその標的となり、美しい刺客・流光(りゅうこう)によって一瞬にして命を奪われる。この一部始終を偶然、妓楼に売られた貧しい娘・蘇七雪(そしちせつ)が目撃し…。

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    第2話 暗殺者の城

    姽嫿城で目覚めた蘇七雪(そしちせつ)は晩媚(ばんび)という新しい名を与えられ、美貌と知恵で暗殺を行う刺客“地殺”を目指して訓練を始めることになる。だが、“地殺”に選ばれるのは一人だけで、落伍者には命の保証などない悲惨な運命が待ち受けていた。そんな中、晩媚は姽嫿城で最初に出会った男性・長安(ちょうあん)を“影”と呼ばれる自分の護衛に選ぶが…。

  • 第3話 水中の試練
    第3話 水中の試練

    “地殺”を目指す晩媚(ばんび)は長安(ちょうあん)から琴棋書画を習い人心を読む術を学ぶ。だが、彼女は城主の姹蘿(たら)から贈られた頬紅の毒に侵され、水に入ると目が見えない体になっていた。それに気づいた長安は彼女に聴力を鋭敏にする薬を与え、水中でも音を頼りに行動できるよう訓練する。こうして迎えた“地殺”の試験で晩媚は水に飛びこむと…。

  • 第4話 初めての任務
    第4話 初めての任務

    “地殺”の最終候補に残ったのは姹蘿(たら)が贔屓にする晩香(ばんこう)と、寧王・李嗣源(りしげん)が目をかける晩媚(ばんび)だった。そして、二人は李嗣源に仕える“絶殺”の月影(げつえい)から名医・沈墨(しんぼく)を暗殺し挂剣草を奪う最初の任務を言い渡される。だが、晩媚は沈墨が毒に侵された長安(ちょうあん)を治療しようとする姿を見て殺すのをためらい、挂剣草を奪っただけで逃走し…。

  • 第5話 命懸けの願い
    第5話 命懸けの願い

    暗殺に失敗したものの挂剣草を手に入れた晩媚(ばんび)は李嗣源(りしげん)の取りなしにより姹蘿(たら)からの罰を免れる。だが、毒に侵された長安(ちょうあん)に解毒剤を与えることは許されなかった。そこで晩媚は自分の命と引き換えに長安を救ってほしいと李嗣源に直訴する。そんな彼女の情け深さに心動かされた李嗣源は長安を救う代わりに彼女にある難題を与え…。

  • 第6話 最強の“影”
    第6話 最強の“影”

    “絶殺”の流光(りゅうこう)に仕えていた裏切り者の“影”が成敗され、新しい“影”が腕比べによって選出されることになる。長安(ちょうあん)もこの腕比べに参加したと知った晩媚(ばんび)は悲しくなるが、見事に勝ち抜いた長安の願いは流光の“影”になることではなく、晩媚に挽回の機会を与えてもらうことだった。結果、晩媚は豪商・韓修(かんしゅう)の暗殺を命じられ…。

  • 第7話 死ぬべき者
    第7話 死ぬべき者

    韓修(かんしゅう)を惑わすために彼の亡き恋人である妓女・芍薬(しゃくやく)に扮した晩媚(ばんび)。彼女は妓楼で琴の演奏を披露し首尾よく韓修に近づく。そして、長安(ちょうあん)がおとりとなって韓修の弟・韓玥(かんげつ)を外におびき出している間に、彼にとどめを刺す機会をうかがう。しかし、韓修が芍薬の死に責任を感じ悔いていることを知った晩媚は、またしても殺意が鈍り…。

  • 第8話 生きる理由
    第8話 生きる理由

    13人目の“地殺”となった晩媚(ばんび)は新しい住まいを与えられるが、自分が生きのびるために人殺しをしなければならない運命に苦しんでいた。そして、彼女は18歳を迎えた誕生日に自ら死を選ぼうとする。それを止めた長安(ちょうあん)は晩媚を励まし、決して彼女を裏切らないと誓う。すると、晩媚は長安に二人で姽嫿城から逃げようと訴え…。

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    第9話 恩義と復讐

    姽嫿城に戻り咄嗟の機転で李嗣源(りしげん)と長安(ちょうあん)の危機を救った晩媚(ばんび)。彼女は長安が姽嫿城に来たのは復讐のためだと知る。かつて孤児だった長安は江南の有名な刀鍛冶、謝停雲(しゃていうん)に引き取られ馬係となった。だが、謝家の一族が姹蘿(たら)に虐殺され彼は敵討ちを誓ったのだ。一方その頃、李嗣源は姹蘿との戦いに晩媚を利用しようと考えていたが…。

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    第10話 魂の救済

    李嗣源(りしげん)とともに遠出した晩媚(ばんび)の新たな任務は、血蓮教の神殿・璇璣殿で生ける屍に守られている宝箱を手に入れることだった。その宝箱に近づくには蜘蛛の巣のように張り巡らされた糸をすり抜けて進む必要があり、失敗すれば命はない。そんな中、100年に1人が選ばれるという生ける屍が李嗣源の祖母であることを知った晩媚は…。

  • 第11話 愛の誓い
    第11話 愛の誓い

    晩媚(ばんび)は人目を避けて長安(ちょうあん)と森へ行き、李嗣源(りしげん)に授けられた銀蛇剣の稽古に励む。そして、彼に「私だけを愛すと誓って」と言う。その頃、李嗣源は自分の余命を延ばす秘薬として探し続けてきた“九命”がなぜか晩媚の体内にあると知る。それを得るには絶命直前の晩媚の心臓を取り出すしかないとわかり、李嗣源は晩媚を呼び出すが…。

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    第12話 砕け散った心

    血蓮教の教祖で後唐の太傅・越軽涯(えつけいがい)の諜報機関、摘星楼の女将・阮娘(げんじょう)から血蓮教の分布図を盗む指令を受けた晩媚(ばんび)。彼女は長安(ちょうあん)と夫婦に扮し摘星楼に宿泊すると、阮娘に罠を仕掛け分布図を手にする。だが、思いがけず長安が阮娘を救い、孤立無援となった晩媚は越軽涯の手に落ちる。実は阮娘の正体は謝停雲の長女・謝瑩(しゃえい)だった…。

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    第13話 己の使命

    越軽涯(えつけいがい)からひどい拷問を受ける晩媚(ばんび)。彼女は李嗣源(りしげん)が現れてもしらを切り通し、彼にこっそり血蓮教の分布図を渡す。そんな彼女を見捨てるのが忍びなくなった李嗣源は月影(げつえい)に晩媚の救出を命じる。一方その頃、謝瑩(しゃえい)によって眠らされていた長安(ちょうあん)が目を覚ます。彼は晩媚を助けに行くと言い張るが、謝瑩から思いがけない事実を聞き…。

  • 第14話 生死の間
    第14話 生死の間

    晩媚(ばんび)は月影(げつえい)によって越軽涯(えつけいがい)の手から救い出されたものの、長安(ちょうあん)に裏切られたと思いこみ生きる気力を失くしていた。だが、これまでの屈辱に満ちた人生を思うとこのまま死ぬわけにはいかないと再起を誓う。そんな彼女に月影は李嗣源(りしげん)の命に背くある任務を与えたのだった。一方、晩媚の行方がわからないまま姽嫿城に戻った長安は…。

  • 第15話 死の町
    第15話 死の町

    李嗣源(りしげん)は晩媚(ばんび)の体に蠱毒を入れた月影(げつえい)の勝手な行動に腹を立てるが、彼女に解毒薬を託すと陵城に向かわせる。同時に、越軽涯(えつけいがい)を牽制するため自分は宮廷に参内してある策を弄するが、思わぬ結果に直面する。その頃、謎の疫病が広まり死者が続出する陵城では、何も知らない晩媚が病を広めた張本人として追われる身となっていた…。

  • 第16話 血の代償
    第16話 血の代償

    長安(ちょうあん)は月影(げつえい)とともに軍医に扮して陵城に潜入。晩媚(ばんび)と再会を果たすが、どれだけ彼女が傷つき自分を恨んでいるかを知って言葉を失う。しかも、月影は晩媚の体から毒を抜き、病気の人々を救うはずの解毒薬を道中で失っていた。そこで、長安は我が身を犠牲にしてでも血蓮教の教祖代理・藍若(らんじゃく)から解毒薬を手に入れようと危険を冒し…。

  • 第17話 血塗られた愛
    第17話 血塗られた愛

    晩媚(ばんび)の血で作り出した解毒薬で病の者たちが救われ、晩媚を聖女と崇めた信徒たちは彼女を血蓮教の教祖にと望む。そこで藍若(らんじゃく)と対面した晩媚は、彼と定嬗門の生き残りである幽禅(ゆうぜん)との悲しい恋の結末を知ることになる。そして、この一件により越軽涯(えつけいがい)と李嗣源(りしげん)との対立が表面化し、晋王も越軽涯に対して不信感を抱き始めるが…。

  • 第18話 まことの心
    第18話 まことの心

    姽嫿城を無断で出た長安(ちょうあん)は膝切りの罰を受けることになり、それを見守る役を命じられた晩媚(ばんび)は摘星楼で何があったのか初めて彼の釈明を聞こうとする。だが、長安は「主従の縁はこれまで」と彼女を突き放すのだった。そんな長安を流光(りゅうこう)が二人目の“影”として側に置き誘惑していた頃、晩媚は李嗣源(りしげん)に辛い心の内を正直に打ち明けて…。

  • 第19話 絶望からの生還
    第19話 絶望からの生還

    李嗣源(りしげん)は14歳で母に視力を奪われたときの自分と同じく、血蓮教の心法で絶望の淵にいる晩媚(ばんび)を救うことに。そして、長安(ちょうあん)から受け取った流光(りゅうこう)の処方箋を月影(げつえい)に渡し、顔の傷を治す薬を作らせる。7日後、心法の修業を終えた晩媚は生まれ変わって戻ってくる。一方その頃、晩香(ばんこう)は姹蘿(たら)から天殺の姹嫵(たぶ)を殺す任務を与えられていた…。

  • 第20話 非情な復讐
    第20話 非情な復讐

    晩香(ばんこう)の暗殺任務の見届け人を命じられた晩媚(ばんび)は姹嫵(たぶ)に近づき、生き別れの娘のふりをしてほしいと言う姹嫵の願いを聞いて一緒に酒楼へ出かける。娘の誕生日にそこで1年に1回花開く優曇華を見るのが姹嫵の心の慰めだったのだ。実は晩媚は晩香こそが彼女の娘だと知っていた。何も知らない母娘を戦わせるのは姹蘿(たら)の復讐だった…。

  • 第21話 神隠剣の秘法
    第21話 神隠剣の秘法

    兄・韓修(かんしゅう)を殺した刺客を探す韓玥(かんげつ)に代わり塩の密売を担ったのは武術界の盟主・方歌(ほうか)。その弟分・秦雨桑(しんうそう)を殺して方歌に罪を着せるのが、晩媚(ばんび)の新たな任務となる。しかし、秦雨桑が武術にしか興味のない堅物で色仕掛けも通じないと知った晩媚は暗殺計画を立てるのに難儀する。すると、李嗣源(りしげん)が彼女に神隠剣とその剣法を授けて…。

  • 第22話 仁義なき暗殺
    第22話 仁義なき暗殺

    神隠剣で秦雨桑(しんうそう)の興味を引くことに成功した晩媚(ばんび)の計画はうまく運んだかに見えた。しかし、姹蘿(たら)はこの任務をひそかに天殺に昇進した晩香(ばんこう)にも命じていた。そのため途中で割りこんできた晩香によって晩媚の計画は意図しなかった結果になってしまう。一方その頃、李嗣源(りしげん)は塩密売の権利を譲ってもらうため方歌(ほうか)と取引きをして…。

  • 第23話 噬心蠱の呪い
    第23話 噬心蠱の呪い

    度胸、学識、運を試す3つの関門を突破して塩密売の権利を得た李嗣源(りしげん)。その際に危険を冒して毒酒を飲んだ彼は体調を崩すと同時に、晩媚(ばんび)への気持ちが抑えられなくなっている自分に気づく。一方、長安(ちょうあん)は姹蘿(たら)の影である堂主の刑風(けいほう)によってある罰を与えられる。そして、再び晩媚の影となる代わりに大きな苦痛を引き受けることに…。

  • 第24話 姽嫿城の危機
    第24話 姽嫿城の危機

    越軽涯(えつけいがい)の指令で謝瑩(しゃえい)が禁軍を率いて姽嫿城に夜襲をかける。そして、長安(ちょうあん)に仇討ちの時が来たと知らせるが、罪のない人々を死なせたくない長安は姽嫿城を守る側につく。だが、数で勝る禁軍を前に苦戦を強いられ、わずかに生き残った者たちは李嗣源(りしげん)の指揮の下、彼岸殿に立て籠もることに。そんな中、晩媚(ばんび)は晋王の元へと急ぎ…。

  • 第25話 命の約束
    第25話 命の約束

    長安(ちょうあん)は謝瑩(しゃえい)と取引きし、姽嫿城の者たちを解放してもらう代わりに李嗣源(りしげん)を人質として残すことを承知する。だが、晩媚(ばんび)に必ず彼を守ると約束したため、謝瑩が李嗣源を殺そうとしているのを知ると、それを阻止するため無字詔を手に入れて謝瑩の元に戻ることに同意する。一方、兵を退けという王命を授かって戻ってきた晩媚は…。

  • 第26話 欲望の対価
    第26話 欲望の対価

    長安(ちょうあん)の秘密を知ってひそかに無字詔を奪った李嗣源(りしげん)は、晩媚(ばんび)の心をも奪いたいと渇望し始める。だが、韓修(かんしゅう)を暗殺した刺客を引き渡すという方歌(ほうか)との約束を果たさないわけにはいかず、晩媚を連れて彼の屋敷を訪問。そこに軟禁された晩媚は韓玥(かんげつ)の元に送られることになる。そんな中、方歌が溺愛する妹・盈盈(えいえい)が行方不明となり…。

  • 第27話 頑なな良心
    第27話 頑なな良心

    盈盈(えいえい)が自分と同じく妓楼に売られ“処女の血”を取られていたと気づいた晩媚は真実を方歌に告げる。そこで晩媚のまっすぐな心を知った方歌(ほうか)は彼女を殺さずに逃がすことにしたのだった。こうして晩媚(ばんび)は生きて戻り、安堵した長安(ちょうあん)はついに彼女を抱きしめる。そんな彼に晩媚は姽嫿城を出る時は一緒に連れていってほしいと告げて…。

  • 第28話 差し伸べられた手
    第28話 差し伸べられた手

    次の李嗣源(りしげん)の指令は方歌(ほうか)を江湖の盟主の座から下ろすことだった。そこで晩媚(ばんび)と長安(ちょうあん)は正義山荘の荘主・黄喩(こうゆ)を騙し、方歌が血蓮教と組み彼の暗殺を企んだと思いこませる。その結果、孤立無援となった方歌はこれまでの一連の事件はすべて李嗣源の策略だったと気づく。一方、晩媚を連れて逃げる機会をうかがっていた長安は…。

  • 第29話 芽生えた野心
    第29話 芽生えた野心

    長安(ちょうあん)と一緒に逃げるつもりだった晩媚(ばんび)は刑風(けいほう)から姹蘿(たら)が盈盈(えいえい)の命を狙って晩香(ばんこう)を差し向けたことを知らされる。そこで、急いで盈盈の元に駆けつけるが、悲劇はすでに起こった後だった。その結果、自分のせいで彼女を死なせたと責任を感じた晩媚。彼女は弱き者を助けるには姽嫿城に戻って自ら権力を握るしかないと決意を固め…。

  • 第30話 夜空に散る花火
    第30話 夜空に散る花火

    姽嫿城で元の生活に戻った晩媚(ばんび)はこのまま長安(ちょうあん)と一緒に何事もなく暮らしたいと夢見るが、すぐに現実を突きつけられる。長安には果たさなければならない使命があり、謝瑩(しゃえい)からも身を引いてほしいと頼まれたのだ。そこで悩んだ末に答えを出した晩媚は、絶望を悟ってついに“天光尽”を修得、己の進むべき道に踏み出すのだった…。

  • 第31話 宿命の対決
    第31話 宿命の対決

    流光(りゅうこう)は9年も囚われの身となっている師匠・姹如(たじょ)の暗殺を長安(ちょうあん)に依頼。これを知った姹蘿(たら)は流光に裏切られたと思い激怒する。その結果、流光は死を覚悟するが、そんな彼女に長安はある提案をする。一方、自分よりも晩媚(ばんび)の命を選んで火狐の毒を飲み、余命3日となった李嗣源(りしげん)。彼は晩媚を人質にした越軽涯(けいえつがい)と最後の対決に臨み…。

  • 第32話 生死の尊厳
    第32話 生死の尊厳

    姽嫿城では長安(ちょうあん)が流光(りゅうこう)に代わって城主に挑戦、それを姹蘿(たら)の代理として刑風(けいほう)が受けて立つ。そして、予想に反し長安が勝利を収めると、流光は姹蘿に許しを請うが、刑風が二人に同調するのを見た姹蘿は怒りを露わにする。その頃、死にゆく越軽涯(けいえつがい)から李嗣源(りしげん)の命を救えるのは蛇蔓だと聞き出した晩媚は、必死にその在処を探していた…。

  • 第33話 愛と情の間
    第33話 愛と情の間

    晩媚(ばんび)は蛇蔓で命を取り留めた李嗣源(りしげん)に付き添うつもりだったが、彼から長安(ちょうあん)の身が危険だと聞くと急いで姽嫿城に戻る。そして、長安がついに姽嫿城を脱出したことを知ったのだった。一方、姹蘿(たら)は亡き流光(りゅうこう)に代わる新しい絶殺を決めるため、晩媚(ばんび)と晩香(ばんこう)を競わせることにする。だが、晩媚はその裏に姹蘿の策略があると見抜いて…。

  • 第34話 それぞれの戦い 
    第34話 それぞれの戦い 

    姽嫿城で晩媚(ばんび)が絶殺の地位を勝ち取った頃、李嗣源(りしげん)は梁軍を討って潞州を守り北衙統軍大将軍に任命される。そして、彼は約束通り晋王に姽嫿城を渡し、朝廷の直属機関となった姽嫿城では姹蘿(たら)が令牌を手にしたのだった。一方、長安(ちょうあん)は江城で楚王を名乗り決起。それを討つよう晋王に命じられた李嗣源はわざと不利な条件を与えられ…。

  • 第35話 唯一の勝機
    第35話 唯一の勝機

    長安(ちょうあん)は李嗣源(りしげん)の罠だと知りつつも晩媚(ばんび)を助けるため姽嫿城に急ぐ。その頃、狂気を深める姹蘿(たら)に勝負を挑んだ晩媚は己の命と引き換えに彼女を倒し、姽嫿城を救おうと考えていた。それに気づいた長安はあえて姹蘿を襲い、刑堂に囚われる。彼は「主人を命より大切にするなら力を貸す」という刑風(けいほう)の言葉に賭けようとしていた…。

  • 第36話 最期の伝言
    第36話 最期の伝言

    瀕死の長安(ちょうあん)から気を譲り受けた晩媚(ばんび)は姹蘿(たら)との勝負に勝つ。だが、長安(ちょうあん)の姿は消え、刑風(けいほう)から長安の遺体は犬に食わせたと聞かされる。そこで彼女は強い恨みを抱くが、第二の姹蘿にはならないと復讐を思い留まったのだった。こうして最愛の人を失って城主となった晩媚。彼女には一つだけ彼の形見が残された。そこに書かれた詩は…。

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