自らの首を切ることで前世の才能を得ることができる“輪廻の枝”。
優秀な兄と比べられて育ち、自分が無才であることに劣等感を持っている主人公の扇寺 東耶(せんじ とうや)は、勉学を最後の砦と決めており、全国模試で毎回100位以内に入るほどの学力を持ちながらも満足できずにいる。
そんなある日、クラスメイトであり“輪廻の枝”にて前世の才能を得た「廻り者(まわりもの)」の灰都・ルオ・ブフェットがシリアルキラーと戦う場面に遭遇してしまう。
輪廻は廻り、才能は今に蘇る。
■キャスト
扇寺東耶:千葉翔也
灰都・ルオ・ブフェット:丸岡和佳奈
ジョン・V・ノイマン:佐倉綾音
A・アインシュタイン:白石晴香
I・ニュートン:石川界人
F・ナイチンゲール:上田麗奈
柳生十兵衛三吉:井上麻里奈
舩坂弘志:仲村宗悟
E・シュレーディンガー:福山潤
項扇羽:小西克幸
M・ダルモン:富田美憂
A・ヒトラー:村瀬歩
ポル・T:水中雅章
ハンス・U・ルーデル:浪川大輔
カルロス・N・ハスコック:櫻井孝宏
M・ノストラダムス:阪口周平
北束斎:細谷佳正
三並南毅:花江夏樹
アラン・スミシー:飛田展男
■スタッフ
原作:「リィンカーネーションの花弁」小西幹久(マッグガーデン「マグコミ」連載)
監督:久藤瞬
シリーズ構成:イシノアツオ
副監督:村山公輔
アクションディレクター:東賢太郎
キャラクターデザイン:加藤春奈
キャラクターデザイン監修:小野早香
メカデザイン:稲田航
美術設定・美術監督:益田健太
色彩設計:𠮷村智恵
撮影監督:千葉洋之
アクションアニメーター:橋本敬史、吉田徹、大河広行
編集:平木大輔
音響監督:長崎行男
音楽:KOHTA YAMAMOTO
音楽制作:ポニーキャニオン アニメーション
制作:BENTEN Film
優秀な兄と比べられて育ち、自分が無才であることに劣等感を持つ高校生、扇寺東耶は、連続殺人の噂が渦巻く中、転入生の灰都・ルオ・ブフェットと出会う。灰都は自らの首を切ることで前世の才能を得ることができる“輪廻の枝”によって才能を開花させた「廻り者」だった。だが輪廻の枝は偉人の才能だけでなく、罪人の才能をも蘇らせる諸刃の剣でもあった。灰都と狂気のシリアルキラー、アルバート・H・フィッシュとの戦いを目の当たりにした東耶は、才能への渇望から自らも禁断の力に手を伸ばす。劣等感と嫉妬を抱えた少年は、己の才能を咲かせるため、危険な運命へ踏み出していく。
才能を開花させた東耶は、偉人の杜の司令塔であるジョン・V・ノイマンから最初の仕事として『悪しき廻り者、ジョン・W・ゲイシーの排斥』を指示され、灰都を迎えに学校へ赴く。体育館で稽古道具に囲まれながら寝ていた灰都を連れ、ゲイシーが潜伏している森へ足を踏み入れた。キラークラウンの異名を持つ殺人鬼であるゲイシーの討伐を通して東耶に経験を積ませる予定が、誤って灰都が一撃で倒してしまったものの、無事仕事は完遂。しかし、ゲイシーを追い今回の戦闘を密かに観察していた黒い戦闘服を着た謎の集団から追跡されることになり……。
重瞳を模した謎の黒い霧と対峙したI・ニュートンと舩坂弘志は、ジョン・V・ノイマンに情報を求めるため偉人の杜へ戻る。東耶や灰都たち偉人の杜メンバーと話し合う中で、P・ピカソは見ていないはずの謎の黒い霧を具現化したような絵を描く。その絵を見たノイマンとA・アインシュタインは過去の出来事を思い出し、うまく反応できずにいた。 するとモニターがいきなり重瞳の模様に染まり、ノイマンやアインシュタイン、ピカソへ向けた、まるで旧友と会ったかのような朗らかな男性の声が聞こえ始める。その正体は武の頂たる才能を持つ最強の廻り者にして、偉人の杜初期メンバーの一人である項扇羽だった……。
舩坂弘志は扇寺東耶をスパイとして疑い銃口を向けていたが、「信じるであります」という言葉とともに銃をおろした。「自分を二度も庇ってくれた君を疑いたくない」と言い、まっすぐに見つめる舩坂に心を動かされ、東耶は自身の過去と目的を語り始める。話を聞き、東耶の人間らしさを受け入れた舩坂は東耶を応援することを決め、また二人で戦闘へと踏み出す。 各地で偉人の杜と罪人軍の廻り者たちが戦闘を開始する中、東耶と舩坂が『地』の支城に到着してまもなく、大きな爆発が起こり土埃から『不死鳥』ハンス・U・ルーデルが現れる。『不滅の不死』を持つ舩坂と『不変の不死』を持つルーデル。同じく不死の才能を持つ二人の死闘が始まり……。
廻り者となった舩坂弘志は、才能を得ると同時に人間として生きる実感を失いつつあった。偉人の杜に加わり司令役のジョン・V・ノイマンにより各地の戦場へ斡旋され、兵士として蹂躙し活躍することに不満はないものの、退屈さや謎の不快感を感じていた。しかし罪人軍のハンス・U・ルーデルとの戦闘の中で興奮を覚え、不死を持つ者同士の対話を通して舩坂は自身の望みが「互いがすり減るような本気の戦い」であること、輪廻の枝により才能を得ることで失ったものの大きさを痛感した。誰が為ではなく己が為に、互いの死を本望として、舩坂とルーデルは決着をつけるべく再度死闘を開始する。