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紺碧の艦隊  第20話 電撃、ロンメル軍団出撃す!

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紺碧の艦隊
紺碧の艦隊 (配信数32話)

大胆なストーリー展開で多くのファンを惹き付ける「仮想戦記」ものの代表作!

昭和18年4月18日、ブーゲンビル島上空で戦死したはずの山本五十六は、年号を「照和」とする別の後世世界に高野五十六として生まれ変わった。
彼は同じく転生した陸軍大臣・大高と共にクーデターを成功させたが、戦争へと転がり始めていた歴史の流れを止めることはできず、照和16年12月8日午前零時、ついに運命の開戦を迎える。
高野・大高らは前世と同じ悲劇を繰り返さないため、この大戦を「より良い負け、より良い世界構造の構築」のための戦いと位置づける。
その切り札が、秘匿潜水艦隊「紺碧艦隊」であった……。

■キャスト
高野五十六:屋良有作
前原一征:田中秀幸
大高弥三郎:藤本譲
高杉英作:銀河万丈
ルーズベルト:徳丸完
キンメル:沢木郁也
ハルゼー:佐藤正治
厳田新吾:新田三士郎
村山悟:大滝進矢
久保誠一郎:飛田展男
村野大使:掛川裕彦
女将:さとうあい
高杉艦隊士官:森川智之
キンメル士官:高木渉
品川矢治郎:大滝進矢
蔵田育之進:新田三士郎
寺島丑三郎:掛川裕彦
土方左衛門:沢木郁也
大竹馬太郎:森川智之/中博史
宮城彦佐:高木渉
パイロット:千葉一伸
東野原一郎:菅原淳一
鈴木恒明:三木眞一郎
側近A:千葉一伸
女:川上とも子
男の子:小西寛子
おやじ:長嶝高士
高杉英作:銀河万丈
尾方四郎:新田三士郎
九重公爵:菅原淳一
スタッフA:千葉一伸
内田隊長:長嶝高士
東野原一郎:菅原淳一
フレッチャー:千葉一伸
見木達男:成田剣
小川裕史:宝亀克寿
海上正弘:長嶝高士
後藤:柳沢栄治
仲居:武政弘子
機長:山野井仁/吉川虎範
マッカーサー:菅原淳
九鬼鷹常:宝亀克寿/中嶋聡彦
幕僚:千葉一伸
参謀:長嶝高士
井上門多:相沢正輝
マジソン:塩谷浩三
参謀A:小野健一
参謀B:長島雄一
比叡艦長:千葉一伸
内田隊長:長嶝高士
加賀艦長:吉川虎範
オッペンハイマー:中博史
尾崎英雄:千葉一伸
川崎弘:吉川虎範/江川央生
補佐官:二又一成
臼井丈男:松本保典
児山茂:吉川虎範
ラビ:丸山詠二
山内大介:鈴木勝美
老人:飛田展男
通信士:石野竜三
小泉航空士:千葉一伸
昔原:西村知道
ハーマン・ペルー:飛田展男
トルーマン:掛川裕彦
ルーデンドルフ:中博史
中岡:二又一成
ボース:菅原淳一
サラ:永島由子
川崎:吉川虎範
品川中佐:大滝進矢
ヒトラー:沢木郁也
入江九市:飛田展男
大竹馬太郎:中博史
坂本良馬:相沢正輝
山南敬佐:千葉一伸
二本柳勝利:宮田浩徳
ゲーリング元帥:大滝進矢
田崎嵐龍隊隊長:田中和実
日向昭了:中博史
原口基地司令:江川央生
呂外相:宮田浩徳
高田桜花隊隊長:千葉一伸
記者A:菅原淳一
土屋桜花パイロット:檜山修之
赤星大尉:千葉一伸
高橋軍医長:宮田浩徳
寺島大尉:相沢正輝
ヨードル大将:江川央生
リッペ海軍長官:掛川裕彦
最先任下士官:宮田浩徳/長嶝高士
ゴッドシャルク:鈴置洋孝
米パイロットA:森川智之
米パイロットB:檜山修之
UX-99副長:宮田浩徳
鳴門艦長:島田敏
鳴門副長:千葉一伸
伊藤俊助:梁田清之
グルー:西村知道
ハリー・メーソン:塩屋浩三
吉村寅太郎:千葉一伸
アナウンス:宮田浩徳
フロント係の女:佐久間紅美
東郷兵八郎:郷里大輔
カール・ブルークシュ:広瀬正志
ヨッヘン・マイアー:千葉一伸
チャーチル:佐藤正治
木戸孝義:飛田展男
吉田稔麿:相沢正輝
グプタ:宮田浩徳
カール・ブルークシュ:広瀬正志
周布政之助:掛川裕彦
阿比留二郎:高木渉
クルツ:中博史
中野達也:相沢正輝
小林春直:宮田浩徳
諏訪淳典:飛田展男
スミス:千葉一伸
独・U-3333聴音手:鈴村健一
東光・聴音手:鳥海浩輔
松島九平:野島昭生
熊谷直:水鳥鉄夫
輸送船艦長:飛田展男
桜木重雄:相沢正輝
村田清風:千葉一伸
ナターシャ・バレンボイム:鷹森淑乃
インド人警官:宮田浩徳
看護婦:藤野かほる
兵:鳥海浩輔
ロンメル:池水通洋
スワディー・ガンディー:菅原淳一
桂虎五郎:長嶝高士
ヴァッセルマン:千葉一伸
ビル・トルーマン:掛川裕彦
英軍参謀A:相沢正輝
伊唐秋彦:千葉一伸
マウント・バッテン:宮田浩徳
ハリマン編集長:長嶝高士
大高夫人:鈴木れい子
マイントイフェル:堀秀行
コンラッド・フォン・ロンメル:池水通洋
プンゼン:堀 秀行
フリッツ・リップス:中博史
ハウエッセン:菅原淳一
鮫龍機長:宮田浩徳
鮫龍副機長:細井治
瀬戸 基:細井治
独・医者:大水忠相
大石蔵良:玄田哲章
マッキントッシュ:戸谷公次
蔵田中佐:千葉一伸
山路:宮田浩徳
客室乗務員:秋田まどか
原 元辰:島田敏
西郷南州:塩屋浩三
本郷義昭:松本保典
トロッキー:千葉一伸
日・航海長:佐藤正治
スターリンの部下:関通利
クラウス:相沢正輝
磯貝正久:藤本隆行
独・副官:大和武志
ラーベ:掛川裕彦
ローゼンベルグ:菅原淳一
独・士官:大和武志
周 恩来:中博史
ゴシェット:中博史
ドルーデ:菅原淳一
カール・フォン・ローブ:宮田浩徳
日・水測員:藤本隆行
独・水兵:大和武志
牧野好洋:千葉一伸
ヒムラー:中博史
ロナルド・パール:中原茂
マリー・パーマー:吉田小百合

ナレーション:麦人


■スタッフ
製作:山下辰巳/徳間康快/松下武義
企画:尾形英夫/室井實/秋元一/大塚勤/三ッ木早苗
原作:荒巻義雄(徳間書店 刊)
原作協力:中央公論新社(荒巻義雄『旭日の艦隊』)
プロデューサー:横尾道男/菊川幸夫/宮田智行/河内牧榮/阿部倫久/尾形直彦/林亮太
プロデューサー補:河内牧榮/森丘祐史
脚本:高橋良輔
キャラクターデザイン・総作画監督:須田正巳
キャラクター作画監督:清山滋崇/粟井重紀/和田崇/遠藤栄一
メカニック作画監督:山内則康/江面久/棚澤隆/松本淳/竹内昭/梶谷光春/水村雄之/重田智
作画監督補:粟井重紀/山田正樹
メカニックデザイン:山内則康/江面久/棚澤隆/梶谷光春
日本武尊原案:佐藤道明
美術監督:佐藤広明/佐藤ヒロム
美術:廣瀬義憲/イタルスタジオ
撮影監督:高橋明彦/笹野進一/安津畑隆/中條豊光/高瀬勝
撮影監督補佐:塩田潤
撮影・SFX:野上真樹/菅原勝利
音響監督:松浦典良/関崎佳世
音楽:馬飼野康二/槌田靖識
音楽制作プロデューサー:及川善博
音楽制作ディレクター:高橋立/古賀薫/山口照雄 
音楽制作協力:茶屋
演出:関田修/真野玲/又野弘道
絵コンテ・演出:又野弘道/関田修/篠幸裕/山口武志
レイアウト:中村悟
画像処理:ジェー・シー・スタッフ/コンピュータ・ビジュアル・ルーム
ペイント協力:プロダクションI.G./ノーサイド/イージーフィルム/スタジオディーン/ECHO FILMS/年代動画/竜の子プロダクション
デジタル撮影:中出三記夫/宇津崎耕平/畑博之
デジタル管理:高井紳治
デジタル・エフェクト:阿部 郷/水津友宏
オンライン編集:北原直人/千葉元志/永井広幸/坂井昌路/小林哲夫/永野智也/山岸健二/土幸俊一/玉利博隆/篠内和浩/岩崎大介
オフライン編集:小野島寛
設定資料:又野弘道
特殊効果:阿部郷/高瀬勝/西田和成/野上真樹
コンピュータ技術監督:中出三記夫
色彩設定:志甫聡子/丸山美江子/安藤智美
色指定:伊藤由紀子/丸山美江子/東原麻里/安藤智美
カラーモデル:東原麻理/高比良敦子/横尾淳子/田辺小百合
カラーデザイン・色指定:伊藤由紀子/越川よしみ/野口稔/森博行
CVデスク:小野島寛
検査:川崎アイ子/野口稔/平山忍/小林恵/鈴木美和子
タイトル:マキ・プロ/猪崎好美
現像所:東京現像所
編集:正木直幸
効果:伊藤克己/神保大介
録音:丸山光義
録音スタジオ:GEN
音響制作:現
プロデューサー:阿部倫久/堀江敏明
制作担当:佐藤孝/五十嵐守
制作デスク:西沢正智
制作進行:小野島寛/宗像正一/中村浩一/宗像正一笹/原嘉人/福井享子/齋直樹/大野高/田中広文/山崎朝仁/五十嵐守/星野篤/宮田弘晃/滝本弘満
制作協力:スタジオ九魔/オフィス蒼
監督:神田武幸/又野弘道
制作:J.C.STAFF
協力:海上自衛隊
資料提供:㈱エリカクラブ東京店
製作:徳間書店/徳間ジャパンコミュニケーションズ
宣伝:ギャガ・コミュニケーションズ/千葉善紀/安部淳一/佐川智子

©荒巻義雄・徳間書店

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次の話

話数一覧

あらすじを見る
  • 第1話 運命の開戦
    第1話 運命の開戦

    太平洋戦争で無念の戦死を遂げたはずの山本五十六は、年号を“照和”とする後世世界に“高野五十六”として転生していた。前世と同じ過ちを繰り返さないために、彼は精鋭集団「紺碧会」を結成し、同じく転生者であった陸軍大臣・大高弥三郎と共にクーデターを成功させる。しかし、歴史の流れを止めることは出来ず、照和16年12月8日午前零時、日本はついに運命の開戦を迎えたのだった。
    前世では実戦を経験することなく終戦を迎えた幻の潜水空母「伊401」をモデルに建造された「イ-601 富嶽号」を旗艦に、その姿を海中深く隠す無敵の秘匿潜水艦隊「紺碧艦隊」が米国を震撼させる!

  • 第2話 パナマ運河爆撃す
    第2話 パナマ運河爆撃す

    照和17年1月、海軍少将・前原一征率いる「紺碧艦隊」は、密かに次なる目標に向かって潜航しつつあった。1月18日、大竹馬太郎大尉率いる攻撃隊員は、「富嶽」搭載の奇襲攻撃機「雷洋」2機に分乗して飛び立った。「イ-500」型潜水艦「水神」「快竜」「爽海」からは高性能戦爆両用機「春嵐」が、「イ-700」型の「乙姫」からは水上偵察機「星電改」が発進する。計11機の攻撃隊が目指すのは、米国にとって最重要の動脈、パナマ運河! 攻撃目標は、大西洋側にあるガトゥーン閘門である。
    「紺碧艦隊」決死のパナマ運河封鎖作戦、彼等は果たしてその重大任務を成功させることが出来るのか!?

  • 第3話 帝都初空襲
    第3話 帝都初空襲

    宣戦布告と同時のハワイ真珠湾攻撃に勝利し、続くパナマ運河の急襲にも成功した後世日本。対する米国は、緒戦における思わぬ連敗以来、劣勢に立たされ続けていた。そんな中、米大統領ルーズベルトは国内世論の戦意高揚を目的に、起死回生の冒険的作戦を実行に移す。前世と同じ4月18日を期して、帝都東京の上空へ超重爆撃機「B-30」の編隊を送り込んだのである。
    しかし、日本には秘計があった。前世終戦直前にただ1機のみが試作された幻の名機「震電」をモデルに開発された、局地戦闘機「蒼莱」である。この新鋭高々度戦闘機が、帝都の空を守るため蒼穹の彼方へ舞い上がったーー!

  • 第4話 天元作戦発令
    第4話 天元作戦発令

    「B-30」による帝都東京の爆撃命令を発するも新型機「蒼莱」の活躍により迎撃され、ますます苦境に陥る米国であったが、その工業力は恐るべきものであった。緒戦において壊滅したはずの機動艦隊がダッチハーバーに蘇っていたのだ。この新機動艦隊に挑むべく後世日本の軍令部は、新鋭の「信玄」型電算機を駆使して巧妙な囮作戦を立案する。米艦隊をダッチハーバーから太平洋へとおびき出し攻撃すると同時に、鬼の居ぬ間のダッチハーバーを要撃するーー名付けて「天元作戦」。
    紺碧艦隊がその姿を海中へと消し、ハワイの高杉艦隊が動き出す。囮は大胆にも旗艦「比叡」を含む本隊であった。

  • 第5話 トレス海峡封鎖作戦
    第5話 トレス海峡封鎖作戦

    米新機動艦隊をも撃破した後世日本の快進撃は止まるところを知らない。紺碧艦隊は、
    海兵師団と共同でサモア攻略戦を実施、これも成功させた。フィリピンからオーストラリアへと逃れたマッカーサーは、反撃の時を虎視眈々と狙っていた。そのマッカーサーが懸念した通り、日本の次の戦略は米国とオーストラリアの連絡を断つことだった。紺碧艦隊は、目標をオーストラリアの重要海路であるトレス海峡に定め、フレッチャー艦隊に戦いを挑む。
    照和17年11月、作戦「乱」が海中深くより静かに開始された。南下する紺碧艦隊に呼応するように、太平洋の全作戦海域から潜水艦が集結しつつあった。

  • 第6話 一撃轟沈タスマン海戦
    第6話 一撃轟沈タスマン海戦

    照和18年1月20日、紺碧艦隊は紺碧島を出撃した。タスマン海の制海空権奪取を目的とする「塔」作戦遂行のためである。遅れること10日余り、ハワイを発進した高杉艦隊は、英領ライン諸島クリスマス島へと向かった。モルガン艦隊は、X艦隊を警戒しつつニューカレドニア島の北、リーフ島にまで進出していた。そのモルガン艦隊に向けて紺碧艦隊より攻撃機隊が発進、海戦の火蓋が切って落とされた。
    同じ頃、ルーズベルト大統領の命により米国最新鋭超重爆撃機「B-32」ーーフライングデビルが、クリスマス島へと飛び立っていた。後世日本に開戦以来最大の危機が迫りつつあった……!

  • 第7話 クリスマス島攻略
    第7話 クリスマス島攻略

    米大統領ルーズベルトは、米国の高い工業力を結集して開発した恐るべき新兵器を対日戦に投入することを決意した。前世で“空の要塞”と呼ばれた戦略爆撃機「B-29」を上回る性能を持つ超重爆撃機「B-32」である。
    ちょうどその頃、ハワイとサモアを繋ぐ戦略ラインを完成させる「塔」作戦の第二段階として、米空軍基地化されつつあるクリスマス島へと接近していた高杉艦隊。その先発航空攻撃隊が米飛行場の爆撃を開始したその時、「B-32」フライングデビルの編隊が来襲した。重巡「筑摩」「利根」が被弾し、思わぬ大打撃を被った高杉艦隊だが、被害はそれだけに止まらなかった……。
     

  • 第8話 原爆阻止作戦
    第8話 原爆阻止作戦

    「B-32」の空爆により甚大な損害を被った高杉艦隊であったが、「時雨弾」によりこれを撃滅。これによって後世日本は、太平洋の制海空権をほぼ手中に収めたのである。
    北大西洋では独艦隊が、米本土へ直接進攻しかねない程の勢いを持っており、危機感を募らせたルーズベルトは、原子爆弾の開発を急がせていた。その完成が近いとの情報を得た日本海軍は、原爆製造を阻止する「弦月」作戦を開始する。奇襲攻撃機「雷洋」をワシントンD.C.へ送り込みかく乱させると、鹵獲したキンメル艦隊の戦艦を改造した「紅玉艦隊」より攻撃機「爆龍」が、ロスアラモスの原爆研究所を目指して飛び立った。

  • 第9話 天極作戦発動
    第9話 天極作戦発動

    日米開戦に突入して以来、後世日本は米軍を圧倒し続け、もはや太平洋に敵影はなかった。しかし、原子爆弾を製造しているのは米国だけではなかった。烈火の如く欧州近隣諸国を蹂躙し、大きな脅威として世界を脅かし始めていたヒトラー率いる第三帝国でも原爆の完成が間近に迫っていたのである。
    照和19年に入り、大高首相は独国やソ連からの亡命ユダヤ人のために、南樺太を割譲して“東方エルサレム共和国”を建国。亡命して来たユダヤ人科学者・一石博士の協力を得て、世界最大の長距離飛行艇「富士」の開発を急いでいた。そして8月5日、後世日本は、遂に独国に対して宣戦を布告した。

  • 第10話 超巨艇欧州を翔ぶ
    第10話 超巨艇欧州を翔ぶ

    独国に宣戦布告した日本は、その直後、遥か欧州大陸に向けて世界最大級の超重飛行艇「富士」を霞ヶ浦から出撃させた。ユーラシア大陸を横断し、更に厳寒の北極圏を越え、密かに結んだ英国との連携によって、独国本土ニュルンベルクの原爆製造工場を爆撃するという、飛行距離12000キロの超長距離爆撃、決死の「天極」作戦の発動である。
    時を同じくして、南米アマゾン河口から2000キロ東の大西洋上に浮上する紺碧艦隊の姿があった。こここそが任務を果たし得た超大艇「富士」が、祖国までの燃料を補給する海域である。果たして「富士」は紺碧艦隊との邂逅を果たすことが出来るのか!?

  • 第11話 新装紺碧艦隊出撃
    第11話 新装紺碧艦隊出撃

    照和20年8月15日、前世での敗戦日を境として“後世世界”での戦況は新たな局面に突入していた。
    独第三帝国に宣戦を布告し、ニュルンベルクの原爆工場破壊を成功させた後世日本は、それをきっかけに日英同盟を復活させ、英国と協調するため、新たに戦役に就いた超戦艦「日本武尊」を援英派遣艦隊・旭日艦隊の旗艦として出港させた。目標は、第三帝国の中東進出の要であり、既に独軍に要塞化されているマダガスカル島。
    同じ頃、南樺太の大泊にある秘密地中港では、装備を一新させ、新型噴進弾を搭載した紺碧艦隊が、その作戦に呼応してマダガスカル島へと向かうべく出港の準備を急いでいた・・・。

  • 第12話 風雲マダガスカル
    第12話 風雲マダガスカル

    マダガスカル島――独第三帝国軍が立てこもる印度洋の戦略拠点を奪回するために、日英印混成の大艦隊と紺碧艦隊が総攻撃を開始した。英印の上陸軍を護衛して随伴する日本の坂元艦隊を、第三帝国のUボートや航続距離1万6000キロを誇る巨人機「ヨルムンガンド」が次々と襲う。
    坂元艦隊に攻撃が集中するのを見定めて、紅玉艦隊が行動を起こした。夜陰に乗じて戦線を離脱、翌日未明に予定される上陸作戦に備えてマダガスカル島西海岸北部のマジュンガへと向かった。
    その頃、マダガスカル島近海で待機していた紺碧艦隊も、島に残る最後の独海軍力を封鎖するための作戦を開始していた。

  • 第13話 独超重爆撃機要撃作戦
    第13話 独超重爆撃機要撃作戦

    照和20年、独国の亜細亜征服の野望を阻止するために、後世日本の首相・大高は中国の内戦を和平に導くことを決意した。合わせて、スエズ運河から印度洋への独軍の進出を食い止めるべく、紺碧艦隊を紅海へと派遣する。
    一方、日本本土では防空の要として、カタパルト射出式の高々度局地迎撃戦闘機「桜花」の開発が進んでいたが、その飛行訓練中に、独超重爆撃機「ヨルムンガンド」の編隊がオホーツク方面から襲来した。更に日本海からも、そして帝都東京にも巨人機が迫る。
    前世大戦末期の悲劇の特攻機から本土の守護神として生まれ変わった「桜花」は、ヒトラーの魔手を振り払うことが出来るのか!?

  • 第14話 紅海雷撃作戦
    第14話 紅海雷撃作戦

    照和21年の元旦を南海の秘密基地・紺碧島で迎えた紺碧艦隊は、休息も束の間、印度洋の制海権を狙って進出してくる地中海の独海軍主力艦隊を撃滅するべく全艦が出撃した。紅海ルートに敵を誘い出して殲滅する紅海雷撃作戦遂行のためである。
    無数の対空陣地と水雷艇で固められた海峡を突破して紅海入口のアデン湾へと進出した紺碧艦隊は、坂元艦隊の航空部隊による攻撃などで海中から敵の目を逸らしつつ、海峡の最も狭まる地点に身を潜めた。そこへ、ヨードル大将率いる独逸地中海艦隊が現れる。司令官・前原は、新兵器「噴進弾」での攻撃を命じた。
    日独の名将が激突する海戦の行方は……?

  • 第15話 海中要塞鳴門出撃
    第15話 海中要塞鳴門出撃

    照和21年6月。乙型浮き桟橋「鳴門」を拠点に、米海岸諜報作戦・龍宮作戦を展開中の紺碧艦隊は、独国の新鋭潜水艦「UX-99」を発見する。それはヒトラーの発案で建造された、15サンチ砲を速射する能力を持つ、恐るべき砲撃潜水艦であった。
    紺碧艦隊は直ちに追跡を開始。米海軍の警戒厳しいカリフォルニア湾へと潜入する。
    「UX-99」が目標としているのは、湾奥に浮かぶアンヘル・デ・ラ・グアルダ島にある米プルトニウム製造工場であった。その破壊に成功した独艦を密かに追尾し続ける紺碧艦隊。司令官・前原は、「鳴門」を使って「UX-99」を捕獲するという一大奇想作戦を思いつく。

  • 第16話 前原少将危機一髪!
    第16話 前原少将危機一髪!

    ハルピンで開催される海軍秘密会議に出席するため単身大陸へと渡った前原は、上海に立ち寄った。大高の私的情報組織に機密費と暗号表を届けることを依頼されたためであった。
    上海から大連へと向かう船の上で前原は、自分が何者かに命を狙われていることを知る。その船上で出会ったジャーナリスト・伊藤、男装の麗人として有名な女優・川洲ら共に、彼は満州鉄道が誇る世界最速の超特急「あじあ号」に乗り込むが、そこにも謎の暗殺者の影が見え隠れしていた……。満州の広野を疾走する機関車上で、息詰まる死闘が始まる。暗殺者の正体は?そして、彼らの仕掛けた最後の罠とは!?

  • 第17話 暗雲印度洋浪高し!
    第17話 暗雲印度洋浪高し!

    印度洋を航行中の日本の紅玉艦隊に、独Uボート艦隊が襲いかかった。群狼戦術と呼ばれる集団戦法をとるUボート艦隊の奇襲攻撃に、司令官・川崎中将が負傷し、多数の味方艦が撃沈されるという壊滅的な被害を受ける。この未曾有の危機の中、印度洋の秘密基地・朝日島の建設計画が実行されるが、件の事態を重く見た軍令部は、印度洋を行く輸送船団に航空巡洋艦「東光」を旗艦とする強力な護衛艦隊を随行させた。
    日本海軍は、独潜水艦が跳梁跋扈する印度洋へと突入する。そして、「東光」から哨戒に飛び立った、艦載対潜哨戒機として際立った能力を持つ「仙狩」が、新型Uボートを発見する……!

  • 第18話 殲滅・独逸水中襲撃艦隊
    第18話 殲滅・独逸水中襲撃艦隊

    日本海軍が築こうとしている秘密基地の建築資材を積んだ輸送船団は印度洋を行く。
    「東光」率いる対潜駆逐艦隊がそれを護衛するが、駆逐艦「山波」にて水兵が吸っていた煙草の光に、独潜水艦隊司令長官・ブルークシュ大佐が気付いてしまう。息詰まる対潜哨戒と暗号傍受作戦の結果、護衛艦隊司令官・東郷は敵潜隊の陣形を逆楔形の鶴翼の陣と推測し、ある秘策を立てる。川中島の合戦で上杉謙信が、鶴翼の陣を取る武田信玄に対抗したという、車懸かりの戦法である。
    東郷艦隊は、敵潜水艦群が逆三角形に展開する罠の中に自ら突入した。罠に掛かったと思わせてその裏を掻くというその作戦とは!?

  • 第19話 熱風、印度亜大陸!
    第19話 熱風、印度亜大陸!

    独逸第三帝国のUボートが出没する印度洋をなんとか突破して、日本海軍は新たな秘密基地・朝日島の建設を成功させた。これによって、紺碧艦隊の活動可能な領域が、印度洋から大西洋にまで広がったのである。
    完成したばかりの朝日島秘密基地へと入港した紺碧艦隊司令長官・前原は、来るべき秘密作戦の準備のために、従軍画家に扮して印度戦線の視察へと旅立った。負傷した紅玉艦隊司令官・川崎を始め、各部隊の参謀や司令官との会談を重ねる旅はまた、戦火を逃れ、東方エルサレム共和国へと亡命しようとする美しい未亡人や、民族解放運動の巨人との出逢いが待つ旅でもあった……。

  • 第20話 電撃、ロンメル軍団出撃す!
    第20話 電撃、ロンメル軍団出撃す!

    スワディー・ガンディーとの会談を終えた前原は、コーチンへの帰路に着く。
    独逸第三帝国は、印度亜大陸攻略を目論み、サハラ戦線に“砂漠の狐”の異名を持つ名将・ロンメルを着任させた。
    同じ頃、第三帝国による英国本土上陸作戦「トド」作戦が発動され、後世大戦の局面は急展開を迎える。前原と川崎は、紺碧艦隊・紅玉艦隊の協同作戦を開始。ロンメルもまた、印度を吹き荒れる砂塵と砲煙の中、アーメダバード、ボンベイの陥落を目指して進軍を続けていた。
    そして、日本の首相・大高は、陸軍参謀総長・桂虎五郎との会談の中で、今後の世界構造に大きく影響する秘策を明らかにするのだった。

  • 第21話 超弩級空母建御雷出撃す!
    第21話 超弩級空母建御雷出撃す!

    紺碧艦隊・紅玉艦隊の共同作戦により、印度洋のUボートは次々と沈められていく。しかし、陸上では印度戦線のロンメル軍団が着々と印度亜大陸を蝕み、英印軍を壊滅寸前にまで追い込んでいた。
    その頃、米国では、第三帝国軍によるホワイトハウス空爆、マッカーサーら3将軍による無血クーデターなどの動きによって、トルーマン大統領失脚の気配が濃厚となり、それによって高杉太平洋艦隊をハワイから引き上げ、印度洋へと向かわせることになる。同時に、その高杉艦隊の旗艦として合流すべく陸奥湾より出撃したのは、後世日本海軍の総力を結集して作り上げた新鋭戦略空母「建御雷」であった!

  • 第22話 陸海立体作戦カマイタチ!
    第22話 陸海立体作戦カマイタチ!

    米国でトルーマン大統領が失脚し、太平洋での日米対決に講和という形で遂に終止符が打たれた。しかし、後世世界大戦は終結してはいなかった。印度戦線では第三帝国との戦いが依然続いていたのである。
    印度南方要塞に迫るロンメル軍団に対して、熊谷司令官率いる夜豹師団は、戦略的撤退を続けていた。しかし、大作戦・カマイタチを決行する時がやって来た。新鋭空母「建御雷」を中心とする高杉艦隊、紺碧艦隊、紅玉艦隊と夜豹師団が共同し、海と陸から独軍を挟み撃ちにする立体作戦である。
    日本軍の精鋭が繰り出す戦術の嵐は、猛進撃を続ける独印度攻略軍を食い止めることが出来るのか!?

  • 第23話 デカン高原攻防戦
    第23話 デカン高原攻防戦

    第三帝国の快進撃が続く印度戦線で、遂に陸海軍連携の立体大作戦・カマイタチが始動した。印度亜大陸を囲む高杉機動艦隊、坂元艦隊、紅玉艦隊、紺碧艦隊の支援のもと、日本印度派遣軍総司令官・熊谷率いる夜豹師団は、次々に独機甲軍団に襲い掛かる。
    吹き荒れる砲火の渦に巻き込まれていく印度亜大陸。日本軍によって通信網を撹乱された独軍が、徐々に苦しい戦いを強いられていく中で、紅玉艦隊司令長官・川崎は、密かに敵中枢であるデリー独軍総司令部の攻略を企てていた。
    突如デリー市街に現れた刺客爆撃機「鮫龍」の機影に、名将ロンメルも驚愕する。果たして、彼の運命は……!?

  • 第24話 決戦! 印度南方要塞
    第24話 決戦! 印度南方要塞

    第三帝国は、印度戦線で日本の大作戦・カマイタチによって大打撃を被った。このため、ロンメルは自ら前線に赴き陣頭指揮を執ることを決意。全印度を手中に収めるべく南印度中央線を突破する起死回生の脊髄作戦を発令する。これを察知した日本軍は、“金蝉脱殻の法”をもって対抗するため、夜豹師団を出動させた。が、敵に存在を見せつけつつ主力を脱出させるというこの作戦は、ひとつ間違えば一気に印度南方要塞が陥落してしまうリスクを負う極めて危険な策であった。
    両軍が動いて2時間余り、緊張の漂う戦場に鳴り響く1本の電話……。これを機に、戦局は意外な方向へと転じていく。

  • 第25話 神聖欧州帝国成立
    第25話 神聖欧州帝国成立

    印度亜大陸攻略を阻まれたヒトラーは、第三帝国内の上級将官を一掃して新たに“神聖欧州帝国”を成立させ、その初代皇帝となって再び世界制覇に向けて動き始めた。
    一方、米軍を中核とする連合軍は、第三帝国領仏国のブルターニュ半島に史上最大の上陸作戦を展開する。しかし、地の利のある第三帝国の備えは、物量を誇る連合軍をも上回っており、特に、米軍が初めて本格的に遭遇する強力な独戦車は第三帝国側に大きな戦果をもたらした。
    目まぐるしく変わる戦局の波の中、対独最終決戦を見据えた極秘作戦遂行のために世界中を奔走する前原は、室蘭の秘密ドックにて謎の新鋭潜水艦と対面する。

  • 第26話 満州視察隠密行
    第26話 満州視察隠密行

    神聖欧州帝国皇帝・ヒトラーの世界征服の野望は衰えを見せず、東では、ロンメル装甲師団によってソ連・スターリン軍をウラル山脈に追い詰め、西では、月の兎撃ち作戦をもって大英帝国南部を攻略せんと虎視眈々であった。
    一方、第三帝国との最終決戦を目前に、大高首相と前原は、一民間人に姿を変えて満蒙を極秘視察していた。視察の大詰めは、大高が決戦の地と想定するゴビ砂漠。陸戦が想定される広大な砂漠に、海軍所属の前原を伴った大高の驚くべき戦略的意図とは一体何か!?  
    更に、北京市街へと戻った大高一行は、もうひとつの目的であった、ある人物との秘密会談に臨むのであった。

  • 第27話 超秘匿潜艦亀天北進せよ!
    第27話 超秘匿潜艦亀天北進せよ!

    極秘作戦・太極計画実行のための最重要機密兵器であり、また、紺碧艦隊の新しい旗艦ともなる超潜水艦「亀天」の進水に立ち会った前原は、そのテスト航海も兼ねてアイスランドにある旭日艦隊基地を目指す。そこで前原は、旭日艦隊司令長官・大石と紺碧会結成以来9年振りの再会を果たすのであった。
    同じ頃、神聖欧州帝国のマイントイフェルは旭日艦隊壊滅作戦に着手するが、それは、多くの自軍戦力の犠牲をも厭わない恐ろしい計画であった。
    突然、視界を埋め尽くす程の独爆撃機が旭日艦隊を襲う! 図らずも「日本武尊」に乗り合わせた前原は、大石の壮絶な戦い振りを目の当たりにするのであった。

  • 第28話 嗚呼、アイスランド沖海戦
    第28話 嗚呼、アイスランド沖海戦

    神聖欧州帝国マイントイフェルの仕掛けた旭日艦隊壊滅作戦。突如として空を埋め尽くした独重爆撃機「アングルボザ」「ヨルムンガンド改」等の奇襲に続き、息つく暇もなく独機動航空艦隊が日本武尊を狙う。独艦隊が放つ砲撃の嵐の中、前原は「亀天」の参戦を決意。「亀天」が、遂にその秘められた威力の片鱗を見せつけた。
    一方、独領仏国に上陸作戦を展開していた連合軍は、独軍の猛反撃に屈し、仏国ブレストにて英・米・独休戦協定を結ぶ羽目に陥っていた。しかし、それは英仏海峡が神聖欧州帝国の内海となることを意味した。
    稀代の戦略家・ヒトラーを前にして、欧州、そして世界に危機が迫る!

  • 第29話 決戦に向けて、序曲高まる!
    第29話 決戦に向けて、序曲高まる!

    アイスランド沖にて、「亀天」の活躍で独軍の猛襲を退けた紺碧艦隊・旭日艦隊だったが、この奇襲はマイントイフェルの旭日艦隊壊滅作戦の序章に過ぎなかった。 
    英・米・独ブレスト休戦協定の締結により英仏海峡を手中にしたヒトラーは、更にその勢力を増大して世界制覇へと邁進していた。それに対し、日本首相の大高は、ロンメルに宛ててある親書を送ったり、人民中国の周恩来首相と会談を持ったりと、日独最終決戦に向けた戦略を張り巡らせる日々を送っていた。
    そんな中、トロッキーを初代首相として建国された“東シベリア共和国”の建国式典から戻ったばかりの大高を、ある人物が訪れた……。

  • 第30話 赤道大海戦
    第30話 赤道大海戦

    独・英・米ブレスト休戦協定によって世界がかりそめの平和を営んでいる状況下、東シベリア共和国の成立、満州新国家建設への動きなど、日独の蒙古決戦を睨んだ大高の壮大な構想は着々と実を結びつつあった。
    一方、神聖欧州帝国皇帝・ヒトラーは、念願の戦略ライン・鉄十字の鎌を完成させて大西洋を掌握しようと、遂に南米大陸攻略に乗り出す。それを阻止すべく米機動艦隊が南下するが、南大西洋には、ヒトラーによって送り込まれた独地中海艦隊が待ち受けていた。両者は激突、大海戦が繰り広げられ、紺碧艦隊にも出撃命令が下った。
    赤道直下の灼熱の海で、いよいよ日独決戦の幕が上がる!

  • 第31話 鉄十字の鎌
    第31話 鉄十字の鎌

    神聖欧州帝国皇帝・ヒトラーは、遂にその勢力を全世界へと向けた。
    中央アジアでは、独軍に満蒙突入の司令が下る。対する大高は、ロンメルと共にゴビ砂漠に降り立ち、満蒙決戦の秘策・亜細亜の曙作戦を始動させるのだった。
    一方、大西洋における独軍は、鉄十字の鎌を完成して制海権を掌握するため大海戦を展開していた。参謀総長・マイントイフェルは、目障りな旭日艦隊を葬り去るべく、超重駆逐爆撃機「アース」を放つ。その怒涛の攻撃に手足をもぎ取られてゆく旭日艦隊。丸裸も同然の日本武尊を更に幾重もの罠が襲う。旭日艦隊は、マイントイフェルの執念の攻撃を凌ぐことが出来るのか!?

  • 第32話 亜細亜の曙
    第32話 亜細亜の曙

    日独決戦の火蓋が切って落とされていた。
    太平洋で、大西洋で、満蒙の大地で、世界のあらゆる場所で最後の戦いの連鎖が始まっていた。モンゴル平原ではヒトラーの解き放った鉄の軍団を日本軍が亜細亜の曙作戦で迎え撃つ。印度洋においては、独Uボートと巨人機「アース」の群れが高杉艦隊・旭日艦隊へと襲い掛かる。炎上する「建御雷」、沈みゆく旭日旗……。
    世界征服を目指す神聖欧州帝国皇帝・ヒトラーと、その前に昂然と立ちふさがる平和のために心血を注ぐ男たちの戦いは激しさを増し、10年に及ぶ死闘に終止符を打とうとしていた。
    果たして、後世世界に恒久平和は訪れるのだろうか……!?

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