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勝負師伝説哲也  第1局 牌の魔術師

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勝負師伝説哲也
勝負師伝説哲也 (配信数20話)

弱肉強食! 過酷な玄人(バイニン)の世界

 

戦後まもなくの新宿に、一人の若者が流れてきた。その名は哲也。彼はとある雀荘で、凄腕の玄人(バイニン)・房州と出会う。房州は哲也が“天運”を持って生まれてきたことを見抜き、みずからの玄人技を伝授する。哲也は房州仕込みの玄人技を駆使し、名だたる強敵たちを相手に、過酷な勝負の世界を生き抜いていくことになる。そして、やがて“雀聖”と呼ばれる伝説の玄人へと成長してゆく…。

原作は「週刊少年マガジン」に連載された『哲也―雀聖と呼ばれた男』。実在の雀聖で作家の阿佐田哲也(色川武大)をモデルに、さいふうめい原案で星野泰視が漫画化し。全41巻累計約1000万部の大ヒットとなった。アニメ化にあたっては、哲也と房州師弟の関係を軸に、印南や根津夫婦、ドラ爆の鷹など個性的な玄人たちとの勝負や玄人の超絶技巧の数々を紹介している。TVゲーム化されるなど人気は高く、麻雀好きで知られる和田アキ子がオープニング主題歌を歌っていることでも話題になった。麻雀のルールは知らなくとも思わず見入ってしまう、良質な大人のエンターテイメント作品である。

 


■キャスト
哲也:置鮎龍太郎 
房州:大塚周夫 
ダンチ:高木渉 
BARのママ:永島由子 
ユウ:平田広明 
印南:戸谷公次 
リサ:石橋千恵 
根津:肝付兼太 
根津の妻:上村典子 
ドラ爆の鷹:柴田秀勝 
中:松野太紀 
ナレーション:青野武 


 

■スタッフ
原作:さいふうめい/星野泰視(講談社刊「週刊少年マガジン」連載) 
企画:嶋津毅彦、佐藤現、樋口圭介(テレビ朝日) 
チーフプロデューサー:太田賢司(テレビ朝日) 
プロデューサー:福吉健(テレビ朝日)、東伊里弥 
製作担当:鳥本 武、野田由紀夫 
チーフディレクター :西沢信孝 
シリーズ構成/脚本:菅良幸 
演出:西沢信孝、小村敏明、遠藤勇二、中村哲治、山田徹、佐々木勝利、明比正行、立仙裕俊 
キャラクターデザイン/作画監督:窪秀巳 
美術デザイン:中村光毅 
色彩設計:佐久間ヨシ子 
美術:中村光毅、渡辺佳人、杦浦正一朗、勝又アイ子、徳重賢、須和田真、松本健治 
作画監督:青嶋克已、谷口淳一郎、市川慶一、増田信博、浅沼昭弘、アベ正己、窪秀巳、内山正幸 
音楽:蓜島邦明 

(C)さいふうめい・星野泰視/講談社/「哲也」製作委員会

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  • 第1局 牌の魔術師
    第1局 牌の魔術師

    「強えつっても、お兄さんのは昼間の麻雀だ。ここを甘く見てると死ぬぜ」昭和21年、人々は戦後の焼け跡で何とか立ち直ろうと、したたかにたくましく生きていた。東京新宿も復興のために悪戦苦闘していたが、徐々に活気を取り戻しつつあった。そこへ流れてきた哲也は、天賦の才である運だけを頼りに生きてきた男。新宿を気に入った哲也は、ひと勝負しようと雀荘へと入り、持ち前の強運を発揮して勝利をおさめる。そんな彼に、不思議な中年男が近付いてくる…。

  • 第2局 玄人の掟
    第2局 玄人の掟

    「運だけで勝とうとする限り、俺には一生勝てねえよ」プロの勝負師である玄人(ばいにん)・房州に負けたことで、哲也のペースは完全に狂ってしまった。素人相手の麻雀でも大勝できないことに焦る彼は、雑踏の中で房州を見つける。哲也は神社で房州と再会し、再勝負を申し出る。しかし、房州はすげなく拒否。引き下がろうとしない哲也に、賭けに勝ったらという条件を突きつける。

  • 第3局 勝者の条件
    第3局 勝者の条件

    「握り込みなんて下卑た奴のやる技さ、俺は積み込みこそ芸術だと思っている」房州に言われるまま、哲也は文無しで打つ麻雀を続けていた。だが、玄人の技の前に連敗続き。イカサマを教えてくれと房州に頼むが、まだ早いと言って取り合ってくれない。苦しみ続ける哲也は、房州と子供とのやり取りを見て、ようやく“力”とは何かに気付いた。房州も彼の成長に気付き、己の技を伝授することを決意。玄人として生まれ変わった哲也は、以前負けたギリ師に再戦を挑む!

  • 第4局 新宿最強コンビ誕生
    第4局 新宿最強コンビ誕生

    「運なんかじゃねえ、力だ!」哲也は勝負師としての本領に目覚め、ギリ師の玄人を徹底的に叩きのめした。房州はそんな哲也を見込んでコンビ打ちを申し出るが、哲也は返答を渋る。ひとりで雀荘へ向かった彼は、そこで双子の芸人コンビと卓を囲むことになった。双子ならではの絶妙なコンビネーションに哲也は苦戦。2人が玄人だと見破るが、どんな技を使っているのかわからない。そこへ房州がやってきた。コンビVSコンビの玄人対決が始まりだ!

  • 第5局 東洋一対新宿一
    第5局 東洋一対新宿一

    「なにしろ俺たちは、麻雀の本場大陸で敵無しだったんだからな」双子のコンビ玄人に勝った哲也と房州は、新宿最強のコンビとなった。2人は新宿中の雀荘という雀荘で次々に勝利をおさめてゆく。そんな中、哲也は行きつけのバー「葵」で、房州と玄人のユウとの間で交わされた気になる会話を耳に挟む。房州ほどの男が、かつて完敗したことがあるという。その相手は東洋一を自称する玄人コンビ。哲也はそのコンビと卓を囲むことになるのだが…。

  • 第6局 底力
    第6局 底力

    「房州さんが最強コンビを組める相手をずっと探してきて、ようやく巡り会えた。それがお前だ!」大陸コンビに負け続ける哲也は、感情を全く面に出さず、何ひとつ言葉を発しようとしない房州の態度に疑念を募らせる。苛立つ哲也にユウは言い放つ。房州は勝つことしか頭になく、勝つためにここに来たのだと。ようやく大陸コンビの技を見破った哲也だが、そこにも大きな罠が潜んでいた。ついに種銭が尽き、新宿最強コンビは追いこまれてしまう。しかし、反撃はそこから始まった!

  • 第7局 天運
    第7局 天運

    「勝てる時に、最高の時に勝っておきてえんだ」東洋一の大陸コンビに対し、新宿最強コンビは哲也の返し技で勝利をおさめた。二人はその後も快進撃を続けるが、あまりの勝ち振りに客離れを心配した馴染みの雀荘が、続けざまに入店拒否を通告してきた。肉体の疲れをものともせずに勝負を続ける房州。しかしある日、彼は得意なはずのサイコロ振りで信じられないミスをしてしまう…。

  • 第8局 忍び寄る死神
    第8局 忍び寄る死神

    「俺はね、1晩で2回、九蓮宝燈あがったことあるんだよ」昭和22年の初冬、哲也は“坊や哲”の異名で恐れられる新宿一の玄人になっていた。そんな彼の前に、1人の若者が現れる。ダンチと名乗るリーゼントの若者は、コンビ打ちの相方にしてくれと頭を下げてきた。しかし房州の引退後、哲也は誰ともコンビ打ちをしないと決めている。依頼を断られてもあきらめず、ダンチは実力を見せようと哲也の前で勝負を始める。その卓のそばに幽鬼を思わせる不気味な男が座っていた…。

  • 第9局 死神封じ
    第9局 死神封じ

    「手加減なしか。やっぱり博打ってのはこうでなくちゃなぁ、哲ちゃん」薬物中毒者の印南は、薬を買う金欲しさに金貸しに土下座するような男だった。そんな彼に引導を渡すため、哲也は勝負を挑む。しかし印南は、予想した以上の強敵だった。卓上の牌が透けて見えるという、“ガン牌”の使い手だったのだ。哲也は印南の技を封じるため、ガン牌の効かない黒の練り牌をダンチに用意させる。得意技を封じられた印南は、緒戦をあっさりと落としてしまう。だが、彼はある盲点に気が付いた…。

  • 第10局 魔眼再び
    第10局 魔眼再び

    「さすがは印南。忘れていたぜ、お前こそ本物の博打打ちだったな」死神と化した印南に引導を渡すための戦いが続いていた。一回戦はガン牌封じが功を奏し、哲也の一方的な勝利に終わった。ところが続く二回戦、印南の様子が変わった。最短の手順でテンパイした彼は、なぜか一巡してからリーチをかける。そして、リーチ一発ツモの跳満という大きな手で上がってしまう。そこからそこから印南の快進撃が開始。哲也は印南のガン牌が復活したことを確信する…。

  • 第11局 闇の終わり
    第11局 闇の終わり

    「目が曇ったな。勝利の幻影が、お前の目を曇らせた」復活したガン牌によって、二回戦は印南が勝利をおさめた。哲也は一対一での勝負を申し出、印南も受けて立つ。印南のガン牌はさらに冴え渡り、哲也は次第に追い込まれてゆく。そして、ついに最終局。哲也の上がり牌がどこにあるのか、印南には完全に見えていた。彼は勝利を我がものに出来ると確信。ところがその時、哲也がダンチにサインを送った。逆転のための最後の一手を打ったのだ。

  • 第12局 不死身の女
    第12局 不死身の女

    「結果を見るまでもねえ。この勝負、リサの勝ちだ」最近、ダンチの様子がおかしい。どういうわけか同じ相手に負け続けているのだ。しかも相手はド素人。興味を持った哲也は、その相手とやらが卓を囲んでいる雀荘に向かう。そこで彼が見たのは、牌の持ち方も覚束ない素人の女だった。しかしその女は、何があっても絶対に放銃(振り込むこと)をしない。決して負けることのない、いわば不死身の女だったのだ!

  • 第13局 華のいのち
    第13局 華のいのち

    「もし俺が落ち目になったら迷うことはねえ、俺から離れろ。そして俺の逆を行け」哲也の相方になったリサは、アメリカかぶれの男を完膚無きまでに叩きのめした。しかし哲也は、完璧なまでのリサの強さに言い知れぬ不安を覚えていた。その後も哲也とリサは、コンビを組んで連勝街道を歩んでゆく。そんな2人に、例のアメリカかぶれが再戦を申し込んでくる。哲也とリサが変わらず勝ち続けるかと思われたその時、リサのかつての恋人・コロが姿を現す…。

  • 第14局 届かぬ通し
    第14局 届かぬ通し

    「勝ちたいのなら、私情を捨てろ!」哲也とダンチは上野の雀荘にやってきた。しかしどんなに勝っても、哲也の心が晴れることはなかった。ダンチはいつもの調子でおどけていたが、雀荘の中を見渡した途端に表情が一変する。彼の目は一組の中年夫婦に釘付けになっていた。中年夫婦に勝負を挑み、ムキになって勝ち続けるダンチ。哲也は、その夫婦がプロの勝負師としての正体を隠していると見破るのだが…。

  • 第15局 コンビの絆
    第15局 コンビの絆

    「勝負を下りたりするんじゃねえ、おめえがまだ玄人ならな」根津夫婦との一件で、哲也はダンチとのコンビを解消した。再び一匹狼となった哲也のもとにユウがやって来て、哲也から離れたダンチが新宿界隈で悪評を振りまいていることを教える。新しい相方と一緒に雀ゴロとなり、雀荘を荒らし回っているらしいのだ。荒みきってしまったダンチに、哲也は勝負を挑む。しかし、勝つためには手段を選ばないダンチは、哲也に対しても汚い麻雀を続ける…。

  • 第16局 本物の玄人
    第16局 本物の玄人

    「博打の借りは博打で返す。そうだったよな、あんたら!」ダンチは哲也の玄人技に叩きのめされたことで、ようやく勝負師として立ち直ることが出来た。彼は決意も新たに根津夫婦に挑むため、父親がアルバイトしている雀荘へ向かう。そして勝負開始。今回も根津夫婦のコンビ技に負けを重ねるが、ダンチは私情を捨てたプロの目で場を見続けていた。彼はついに根津夫婦のコンビ技を見破り、玄人ダンチとしての反撃を開始する!

  • 第17局 甦る伝説
    第17局 甦る伝説

    「それだからこそ、俺が越えなきゃなんねえ壁であり、目標なんだ!」哲也はダンチとコンビを復活させた。しかし2人があまりに強すぎるせいで、都内の雀荘からは締め出しを食ってしまった。そこでダンチは、新たな賭場を求めて遠征することを思いつく。狙いは房総の漁師町。哲也はその町の雀荘で、代打ちのアルバイトをする少年と出会う。サイの振り方から見るに、彼に麻雀を教えたのは玄人らしい。気になった哲也は少年の家に向かい、そこで変わり果てた姿の房州と再会する…。

  • 第18局 別れの天和
    第18局 別れの天和

    「これが房州さんとぶつ最後の麻雀なら、俺にできる最高の麻雀をぶつ」不治の病に冒され、やつれ果てた姿になったとはいえ、房州の玄人技は全盛期以上に冴え渡っていた。房州は卓上を完全に支配し、哲也が何とか裏をかこうとしても二手も三手も先を読まれてしまう。どんな玄人技を使っても、それを仕込んだ師匠には全く歯が立たないのか…。しかし房州は、まだ教えていないある事を、哲也自身が自分の力で気付くのを待ち続けていたのだ。

  • 第19局「ドラ!ドラ!ドラ!」
    第19局「ドラ!ドラ!ドラ!」

    「博打ってのはな、運を比べて生死を決める場なんだ」哲也と房州の最後の麻雀が終わった。房州は哲也に自分の築き上げた技の全てを教え込むと、安心したかのように息絶えていった。哲也が永遠の別れを惜しんでいると、房州のツケが残っていると言いながら、軍人姿の大男が乗り込んできた。その男はドラ爆の鷹と名乗り、房州の香典を奪ってゆこうとする。哲也は無法な態度に業を煮やして勝負を挑むが、鷹の上がりには必ず裏ドラが乗り、続けざまに満貫で上がられてしまう!

  • 最終局(第20局) 俺たちの世界
    最終局(第20局) 俺たちの世界

    「俺たちは汚ねえ世界にいるんだ。だけど俺たち玄人は、ここでしか生きられねえのさ」鷹のドラ爆をかわすため、哲也はオープンリーチに打って出た。哲也は単騎待ちの弱点である防御の弱さを突いてきたのだ。しかし鷹は鳴きまくって場を流し続け、自分に親番が回ってくるのを待つ作戦に出る。すると哲也は作戦を変える。親になるや、鷹の得意技であるドラ爆をそのまま返してみせたのだ。そして最後の勝負の時、哲也はついに、房州直伝の秘技・ツバメ返しを繰り出す!

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