私立結ヶ丘女子高等学校、表参道と原宿と青山という3つの街のはざまで生まれたスクールアイドルグループLiella!の3年目がはじまる。澁谷かのんたち1期生にとっては、高校生活最後の1年。精一杯声響かせた学校の屋上も、全力で駆けた並木道も、全てが思い出に変わる前に。「約束をしよう――。」5人で踏み出し、9人で夢を叶えて、11人で結ばれる「みんなで叶える物語(ルビ:スクールアイドルプロジェクト)」。はばたけ! わたしたちのラブライブ!
■キャスト
澁谷かのん:伊達さゆり
唐可可:Liyuu
嵐千砂都:岬なこ
平安名すみれ:ペイトン尚未
葉月恋:青山なぎさ
桜小路きな子:鈴原希実
米女メイ:薮島朱音
若菜四季:大熊和奏
鬼塚夏美:絵森彩
ウィーン・マルガレーテ:結那
鬼塚冬毬:坂倉花
■スタッフ
原作:矢立肇
原案:公野櫻子
監督:京極尚彦
シリーズ構成:花田十輝
キャラクターデザイン原案:室田雄平
キャラクターデザイン:斎藤敦史
デザインワークス:如月憂
美術監督:春日礼児
コンセプトアート:西川洋一
色彩設計:加藤里恵
CGディレクター:岩﨑優香
撮影監督:北岡正
編集:今井大介
音響監督:長崎行男
音楽:藤澤慶昌
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:サンライズ
製作:2024 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!
突然の留学中止を告げられたかのん。学校では残されたLiella!メンバーたちが、抜けたかのんの分まで頑張ろうと練習を続けていた。一方で結ヶ丘の生徒になったマルガレーテは、Liella!に対抗して「新スクールアイドル部」を設立する。しかし部員が集まらないマルガレーテに、かのんはかつての自分を重ねていた。一度別れを告げたLiella!に戻るべきか、思い悩んだかのんの選択は――。
夏美の妹・鬼塚冬毬を加え、新スクールアイドル部は3人での活動を開始する。冷静沈着でダンスも完璧、けれどつかみどころのない冬毬に、振り回されるかのんとマルガレーテ。初舞台としてリモートライブへの参加は決まったものの、スクールアイドルをやる目的もスタンスも違う3人はちぐはぐで…そんな中、かのんは3人で曲を作ろうと提案する。それぞれが異なる想いを秘めた3人ユニット――トマカノーテの歌がはじまる。
トマカノーテのリモートライブに刺激を受け、負ける訳にはいかないと気合いを入れるLiella! Liella!の新しい可能性をみせる為、部長の千砂都は次のセンターに四季を推薦する。センターとは何か、何故自分がセンターなのか思考を巡らせる四季。しかしセンターの予行練習の最中、倒れた四季は保健室に運ばれてしまう。四季のセンターを諦めかけていたLiella!だったが、千砂都には考えがあって…
Liella!とトマカノーテ、結ヶ丘では2つのグループの行く末に注目が集まり始めていた。そんなある日の練習の最中、偶然鉢合わせてしまった両グループ。互いの想いをぶつけ合う中で突然、夏美と冬毬がどこかへ走り去ってしまう。鬼塚姉妹を追いかけてかのんたちが辿り着いたのは牛久、鬼塚家で――夏美の口から語られたのは、夢を諦め続けた夏美自身の過去と、それを支え続けた冬毬の過去の話だった。
1学期が終わり、夏休みが始まろうとしている結ヶ丘。1期生に卒業の足音が少しずつ近づく中、可可はかのんに進路の相談をしていた。このまま歌を続けるか、歌をやめて大学へ進学するか、思い悩んでいた可可。そして夏休みを迎えたかのんの元に届いた謎のエアメール、入っていたのは上海への航空券だった。帰省した可可に何かあったと考えたかのんたちは、真相を確かめるべく上海へと飛び立つ。
勉強を頑張る、テストで良い点を取る、それが全てだと思っていた。優しい家庭に恵まれた可可にとって、それが一番の親孝行だと思っていた。中学生だったあの日、スクールアイドルに出会うまでは…可可の姉・萌萌の計らいで上海音楽フェスに出場することになったLiella!。一方で可可はスクールアイドルを高校で終わりにして、大学へ進学する決意を固めていた。かのんは可可が本心では納得していないことに気づいていて…
上海での合同ライブを成功させたLiella!とトマカノーテ。ライブを経てトマカノーテとの団結を望むLiella!メンバーに対し、あくまでもLiella!に勝つことに拘るマルガレーテ。冬毬もまた、Liella!との馴れ合いには否定的だった。しかし結ヶ丘からラブライブ!にエントリー出来るのは1チームのみ。決戦か、団結か――選択を迫られたかのんのとった行動は…トマカノーテでのお泊り会!?
「負けた側は勝った側の願いを1つ聞くこと」 互いに約束を交わし、学園祭でのライブで雌雄を決することとなったLiella!とトマカノーテ。決戦で披露する歌をつくる為、選ばれたメイ・夏美・冬毬・マルガレーテだったが…意見は中々まとまらない。四季の分析によれば、その原因は鬼塚姉妹の不仲にあるようだった。冬毬との関係を修復するため、覚悟を決めた夏美――思いが交差する中、決戦の時は刻一刻と迫っていた。