大人気児童文学を原作としたテレビアニメ『かいけつゾロリ』の新シリーズ。「いたずらの王者」になる夢をかなえるため、修行の旅をつづけるキツネのゾロリと、弟子のイノシシ・イシシとノシシの大冒険の物語。どんなピンチも、するどいひらめきと発明できりぬけるゾロリはこどもたちのヒーロー! そんなゾロリのまえに、熱血ライバルが登場!? いったい何が起こるのか!? みんなもゾロリといっしょに、冒険の旅にでよう!!
■キャスト
ゾロリ:山寺宏一
イシシ:愛河里花子
ノシシ:くまいもとこ
ビート:梶 裕貴
■スタッフ
原作:原 ゆたか(「かいけつゾロリ」シリーズ/ポプラ社刊)
監督:緒方隆秀
ストーリー監修:藤森雅也
シリーズ構成:冨岡淳広
キャラクターデザイン:船越英之
音楽:田中公平
アニメーション制作:BNピクチャーズ・亜細亜堂
世界三大彫刻(せかいさんだいちょうこく)のひとつ、ブタンカーメンがなくなった!? 「さがしてきてくれた人には100億円(おくえん)」というそれをぐうぜん手に入れたゾロリたち。これで億万長者(おくまんちょうじゃ)! ゆめだったおしろとおよめさんも、かんたんに手に入れられるはず! しかし、ゾロリ以外にもブタンカーメンをさがしてきた人が4人もいて―本物はいったいどれだ?!
エクレアという女の子からにげだした「ハッピー」と鳴く鳥・ゴンザレス。「ゴンちゃんをつかまえて」とのたのみをよろこんで受けるゾロリだが、そこへ、なんでも屋を名のるビートという少年があらわれた! ゾロリを『悪』(あく)と目の敵(かたき)にするビートもゴンザレスをつかまえようとするが…。ゴンザレスをつかまえるのは、ゾロリか、ビートか!
ポポンタカレーをもらいに行ったら、スプーンしかもらえなかったゾロリたち。カレーがこいしいゾロリは「カレーが食べた~い!」とさけぶ。するとスプーンが曲がった?! 超能力(ちょうのうりょく)にめざめたゾロリは、同じ能力者(のうりょくしゃ)のリゲラ、ニイラ、ジュンの3人をひきつれ、ポポンタカレー工場へとしのびこむ。だが、そこにはとんでもないひみつが…。
いきだおれたゾロリたちを助けてくれたケント一家。ケントは、からだは弱いけど物知りで好奇心旺盛(こうきしんおうせい)な少年。ゾロリの冒険話(ぼうけんばなし)にも興味津々(きょうみしんしん)。しかし、一家で出場するはずだったクイズ番組の当日にケントが緊急入院(きんきゅうにゅういん)してしまう。ゾロリたちはケント一家に代わって、クイズ番組に出場することとなるが…。
福引きで高級婦人服(こうきゅうふじんふく)を当てるも、あげる相手がいないとなげくゾロリ。そこへあらわれたローズという女性を助け、お礼にチョコレートをもらう。「ローズさんこそ、運命の人だ!」とまいあがるゾロリ。しかし、ローズはそのチョコにマイクロチップをかくしていた。世界をゆるがす情報(じょうほう)の入ったマイクロチップを、悪者の手から守るために。
ルドジからチョコレートを守ったゾロリに、カメレオーネ一味のレオンがせまる! もちろん、ねらいはマイクロチップのほうだ。しかしゾロリはそんなこととつゆ知らず、ローズからもらったチョコレートを懸命(けんめい)に守るのだった。一方、スパイ本部のローズも、ルドジとともに秘密兵器(ひみつへいき)を使ってマイクロチップを取り返そうと動き出す。
イライラトゲトゲした気持ちをお花でしずめていくなぞの花咲か娘(はなさかむすめ)。その正体はまほう使いのたまご・ネリーちゃんだった。さいかいとその成長(せいちょう)をよろこぶゾロリたち。しかし、まほうアイテム『咲クタネット(さくたねっと)』は暴走(ぼうそう)を始めて、ネリーちゃんを巨大(きょだい)トゲモンスターにかえてしまった。ゾロリとビートは、それぞれにネリーちゃんを助けようとこころみるが…。
まほうのランプを拾ったゾロリたち。理想の部屋をかりようとしていたところ、「このランプの中が、その理想の部屋なので、入れかわりませんか?」というランプの魔人(まじん)の提案(ていあん)に乗って、魔人の役目を交代させられてしまった。このままでは、ずっとご主人様のねがいごとをかなえながら、ランプの中で生活しなくちゃならない?!
ランプの魔人(まじん)をさがすゾロリたち。聞きこみをつづけるが、ランプの魔人は社会での生活になれていないようす。すぐにバイト先をやめさせられては、別のバイト先へうつってしまうため、ゾロリたちはなかなか彼を見つけることができずにいた。はたして、ゾロリたちはぶじランプの魔人と、元どおり入れかわることができるのか?!
ローズへの想いをつのらせるゾロリは、100本のバラとともにプロポーズを決意。ローズの後輩(こうはい)・ルドジを追って貿易会社(ぼうえきがいしゃ)へと潜入(せんにゅう)する。そこでは、スパイ任務中(にんむちゅう)のローズがとらえられていた。ローズのなかまとかんちがいされたゾロリは、わけも分からぬままに追い回される。100本のバラとゾロリの気持ちはとどくのか。そのけっかはいかに?!
空からたからの地図がふってきた。そこにしるされた『ガルル王国の宝箱(たからばこ)』をもとめ、宝箱のありかへ向かうゾロリたち。だが、そこにいたのは警備員としてやとわれたビート。持ち前の機転(きてん)で次々としかけをくぐりぬけていくゾロリに負けじと追いすがるビート。ゾロリたちとビート、ぬきつぬかれつのアツい宝箱争奪戦(そうだつせん)のゆくえは、はたして?!
ゾロリたちがおとずれたまちは『コスモひめの王子さま募集(ぼしゅう)』でもりあがっていた。すでに五人のこうほ者が名乗りを上げているが、コスモひめ本人は、『ゾロリ』を待ちわびているらしい。とびあがってよろこぶゾロリは意気揚々(いきようよう)と六人目として立候補(りっこうほ)。しかし、王子さまとなるためには、三つの審査(しんさ)をクリアしなくてはいけなくて…。
『コスモひめの王子さま募集(ぼしゅう)』の第三次審査(しんさ)が始まった。コスモひめが六日間に分けて、一つずつ出していくおねがいをかなえていくという内容(ないよう)だ。ここまでのこったクリス、ボブ、そしてゾロリの三人は、連日(れんじつ)出されるコスモひめのおねがいに、それぞれの知恵(ちえ)をしぼってこたえていく。ゾロリのリードで進む審査だが、ゾロリは何か引っかかる様子。
今日も空腹(くうふく)のゾロリたち。通りがかりのジャンヌという女の子が分けてくれたたこやきの味と、その気っぷのよさに感激(かんげき)。お礼もかねて彼女の店でアルバイトしようと考える。日々をすごすうち、ますます想いをつのらせるゾロリだが…ジャンヌのたこやき屋は悪質(あくしつ)な立ち退き(たちのき)をせまられていた。さらに、恋(こい)のライバルまであらわれて…。
ゾロリたちは、テレビの街頭(がいとう)インタビューをしているネコジマディレクターと出会う。名ディレクターとよばれた彼(かれ)に、最近のテレビ事情(じじょう)をなげくゾロリ。「時代が変(か)わったんです」と肩(かた)を落とすネコDのため、ゾロリあらため、さすらいのかいけつプロデューサー・リーゾロが立ち上がる! 「オレ様が最高(さいこう)におもしろい番組を作ってやる!」
再会(さいかい)したようかい学校の先生から、えんそくにさそわれるゾロリたち。ことわろうとした矢先(やさき)、ようかい学校の先生は子どものみがわりとなって、がけの底(そこ)へとすがたを消してしまった。なしくずし的(てき)に、先生代理をつとめることになったゾロリは、ひとくせもふたくせもあるようかいの子どもたちを引きつれ、一路(いちろ)目的地のドラキュラ城をめざす。
立ち寄(よ)ったオッタマゲ王国で、おそわれていた少女・ユリアを助け“させられた”ゾロリたち。通された王宮で「わらわと結婚(けっこん)しなさい!」とせまるユリアは、なんとオッタマゲ王国の姫君(ひめぎみ)だった。しかし、オッタマゲ王となるには十年間の勉強が必要(ひつよう)と聞いてにげ出すゾロリたち。婚約(こんやく)の王冠(おうかん)を手にしたユリアたちがゾロリたちを追いかける!
悪の王者かいけつゾロリは、荒野(こうや)を行く馬車から金貨(きんか)の入った箱をぬすみ出そうとする。ところが、横からあらわれたロジーにまんまとうばわれてしまったばかりか、犯人(はんにん)として濡れ衣(ぬれぎぬ)まで着せられてしまう。うたがいをはらすには、日没(にちぼつ)までに金貨を取り返さなくてはならない。つかまってしまったイシシ、ノシシをすくうため、走れゾロリ!
優勝賞金(ゆうしょうしょうきん)一千万円の『グレイトばくそうカーレース』。その知らせを聞きつけたゾロリたちは、さっそくレース用の車を作り上げ、出場の名乗りをあげた。しかし、レース中にひみつの取引が行われるという情報(じょうほう)をキャッチしたローズとルドジ、ビートをはじめ、個性的(こせいてき)な出場者と車が目白押し(めじろおし)。チェッカーフラッグの栄冠(えいかん)はいったいだれの手に!?
漂流(ひょうりゅう)していたゾロリたちを引きあげてくれた不気味(ぶきみ)な船。そこにいたのは、あの海賊(かいぞく)タイガーだった! しかし、どういうわけかいつもの元気がないようす。聞けば、新しく買ったこの船は、いわくつきの幽霊船(ゆうれいせん)だったというのだ。不思議(ふしぎ)な力で船から降(お)りられなくなってしまったゾロリたちは、ふたたび大地に降り立つことができるのか!?
街(まち)からドアノブが消えた。おかげでドアが開けられなくて大混乱(だいこんらん)。「お礼の品」につられて調査(ちょうさ)を始めたゾロリたちは、ドアノブが意志(いし)を持って動くすがたを目撃(もくげき)。それは、ネリーちゃんの作った魔法(まほう)アイテム『ドアノブアイ』の効果(こうか)だった。元に戻すには、『ドアノブアイ』を『魔法ゴミ箱』でリサイクルしなくてはならないが…。
大金持ちのお嬢(じょう)さまマニイさんと、宇宙飛行士(うちゅうひこうし)のグレイさんが、宇宙(うちゅう)への新婚(しんこん)旅行に旅立った。おさないマニイさんを助けた過去(かこ)をなつかしんでいたゾロリだったが、ささいなことからイシシとけんかをしてしまう。「一人でも生きていけるだ」と去るイシシを追うゾロリ。しかし、マニイさんのロケットにトラブルが発生したことを知り…。
宇宙(うちゅう)に取りのこされたマニイ号をすくうため、ガンダブーの起動に必要(ひつよう)なブーモナイズ実験(じっけん)をつづけるゾロリたちとオナラ名人。しかし、何度やっても必要な数値(すうち)に到達(とうたつ)できずにいた。やはり、もっとも可能性(かのうせい)があるのはゾロリとイシシとノシシの三人。すがたを消したイシシを見つけるため、ブーデルはかせはテレビでの公開捜査(そうさ)にふみ切った。
ついに宇宙(うちゅう)へと飛び立ったガンダブー。ぶじマニイ号と接触(せっしょく)するが、マニイ号は小惑星(しょうわくせい)にぶつかって身動きがとれなくなっていた。マニイ号のまわりの岩を爆破(ばくは)しようとこころみるが、爆弾(ばくだん)を穴(あな)に落としてしまった。こっそり乗りこんでいたマウルが小さな体をいかして、穴の中へもぐっていくが…そこにはとんでもないものがひそんでいた。
なんとかバリガリの元からにげ出すことに成功(せいこう)し、ホッと胸(むね)をなでおろしていたのもつかのま。マニイ号とガンダブーに衝撃(しょうげき)が走る。なんと、バリガリが一匹(ぴき)ついてきてしまっていたのだ! ゾロリのさくせんによってからくも引きはがすが、同時にゾロリ自身も、バリガリとともに宇宙(うちゅう)のかなたへ消えてしまった! はたしてゾロリの運命は!?