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戦姫絶唱シンフォギアG  EPISODE 2 胸に力と偽りと

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戦姫絶唱シンフォギアG
戦姫絶唱シンフォギアG (配信数13話)

世界の存亡を賭けて戦う、少女たちの絶望と喪失?? 
そして、希望と歌の物語


TVアニメの第2シリーズ。特異災害対策機動部と、米国連邦聖遺物研究機関が最優先調査対象としている、完全聖遺物「サクリストS」を米軍岩国ベースまで搬送する指令が下される。開け放たれたバビロニアの宝物庫より蔓延するノイズの大群。異なる物理法則がもたらす破壊の不協和音が充ちる中、撃ち貫くがごとく、少女の歌声が轟く。聖遺物との融合症例第一号、立花響の咆哮である。統率された動きにて殺到するノイズの群れ。その向こうに見え隠れする人の影。新たなる局面は、少女たちの血が流れる歌と歌の激突によって幕を開ける…。

■キャスト
立花 響:悠木 碧
風鳴 翼:水樹奈々
雪音クリス:高垣彩陽
小日向未来:井口裕香
マリア・カデンツァヴナ・イヴ:日笠陽子
セレナ・カデンツァヴナ・イヴ:堀江由衣
月読 調:南條愛乃
暁 切歌:茅野愛衣
ウェル博士:杉田智和
ナスターシャ教授:井上喜久子
風鳴弦十郎:石川英郎
緒川慎次:保志総一朗
藤尭朔也:赤羽根健治


■スタッフ
原作:上松範康、金子彰史
監督:小野勝巳
シリーズ構成・脚本:金子彰史
キャラクター原案:吉井ダン
キャラクターデザイン・総作画監督:藤本さとる
アクションディレクター・ノイズデザイン:光田史亮
メインアニメーター:式地幸喜
メカニックデザイン:大河広行、川原智弘
プロップデザイン:森岡賢一
フューチャービジュアル:ロマン トマ、ブリュネ スタニスラス、ニエム ヴィンセント
美術監督:西村 隆
色彩設計:篠原愛子
CGIチーフデザイナー:佐々木達朗
撮影監督:岩崎 敦
2Dモニター:影山慈郎
編集:定松 剛
音響監督:本山 哲
音楽プロデューサー:上松範康
音楽:Elements Garden
アニメーション制作:サテライト
製作:Project シンフォギアG

(C)Project シンフォギアG

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    それは、暗い嵐の夜であった。ルナ・アタックの脅威から100日あまり。戦姫たちをめぐる物語は、疾走する輸送列車と、空を覆いつくさんとするノイズにて幕をあける。何者かによって操られたと思しきノイズの群れを息の合ったコンビネーションにて撃退する響とクリス。列車は目的地である山口県・岩国の米軍基地に到着し、完全聖遺物「ソロモンの杖」の護送任務は完了するのであったが…。時同じくして、最大規模の音楽祭典「QUEENS of MUSIC」に出演する風鳴翼は、新進気鋭のアーティスト・マリアと特別ユニットを組み、登壇する。この舞台を、世界最後のステージと称するマリアの真意を知るものは少ない。

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    増殖分裂するノイズを殲滅した絶唱の三重唱。だが、その場にて爆発的に高まったフォニックゲインは、蛹の状態にて眠る完全聖遺物ネフィリムを覚醒させてしまう。響たちを謀り、生きていたウェル博士は、ナスターシャ教授たちと通じ、人類に敵対する。闇に身を潜める者たちの昏い思惑。だが少しずつ歯車は狂い、早くも思惑から外れた軋みを奏で始める。アジトとした廃病院よりナスターシャたちを送り出したウェルは、誰に邪魔されることなくひとり策謀を巡らせる。その渦中に飛び込んでいくシンフォギア装者たちは、纏ったギアの重さに戸惑い、予期せぬ苦戦を強いられることになる。生化学者であるウェルの搦め手は初めて相対する脅威であった。

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    響たちと激突し、肉体を失ったフィーネの魂は、マリアの内に再誕していたと、囚われのウェル博士は語る。その冷ややかな眼差しは、受け入れられずに戸惑う響たちを尻目に戦局を見極め、ついには、取り戻したソロモンの杖と共に脱出を果たすのであった。だが、アジトであった廃病院と、本国より持ち出したネフィリムの餌??聖遺物の欠片を失った痛手は大きく、フロンティアの起動に先立って、新たな作戦立案の運びとなる。敵地へと潜入する調と切歌。度重なるアウフヴァッヘン波形との接触によってこれ以上、マリアの魂がフィーネの魂に上書きされないよう、危険な実働任務を買って出る2人の少女であった。

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    響たちが通う私立リディアン音楽院に潜入した調と切歌は、任務遂行に奔走するものの、認識の甘さは隠しきれず空回りを繰り返す。一方その頃、閉鎖工場に身を潜めるマリアたちに米国の特殊部隊が迫る。排撃を命じるナスターシャであるが、マリアは人の命を奪うことに躊躇する。彼女もまた、調や切歌と同じく非情に徹しきれない甘さを胸に懐いていた。惨劇から目を逸らさずに踏みとどまろうとするマリア。だが、無垢なる命の散華に堪えきれず、ついにガングニールの少女は悲鳴をあげる。ただの一度もコトバを交わすことのないまま、マリアと響のココロとカラダは、限界に達しようとしていた。

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    飢餓衝動のまま暴れるネフィリムは、ついに最高の餌食を咥え込む。その身と同じく、生きた聖遺物の甘き味わいに共食いの巨人は、胸を昂ぶらせ早鐘のように心臓を打ち鳴らすのであった。狂気が正気を駆逐する瞬間に頂と達するウェル博士。だが、突如として巻き起こる破壊の黒い暴風は、博士の思惑を吹き払い、そして、さらなる脅威を呼び込むのであった。混濁する意識の中、響はいつかに過ぎた光景を思い返す。自分の一生懸命が誰かを傷つけてきたという事実。ウェル博士が命の救済を宣言するのなら、この拳が握り締めた正義とはいったい? それでも誰かに踏みにじられた少女は、誰かのために固めた拳を躊躇なく突き出す。

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    思い描いた都合のいい未来図が翳るからこそ、逸脱した思惑が光り輝く。だが、ナスターシャはウェルの英雄願望の暴走を抑圧するために、あえてフロンティアの封印解除に失敗してみせ、科学者が懐いた夢の限りを知らしめる。それでも己が人の頂に立つ幻想に昂ぶりを抑えられないウェルは、瓦解しかけた組織を自分の手で牽引すべきと思い振り切るのであった。これ以上、フィーネを演じる必要はないと告げられたマリアと、自分がフィーネの魂に塗り潰されるのではないかと恐怖する切歌。そして、ガングニールの侵食に蝕まれ、ヒトの在り方を喪失しつつある響。迫る月の落下に打つ手無しの世界状況と同じく、少女たちの胸の内も混迷を極める。

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  • EPISODE 13 遥か彼方、星が音楽となった…かの日
    EPISODE 13 遥か彼方、星が音楽となった…かの日

    再びガングニールのシンフォギアを纏った立花響がフロンティアを駆け抜ける。頬を染めて口にする星の救済は、マリア・カデンツァヴナ・イヴの迷いなき選択。世界を繋いで共鳴する優しい歌声は天を衝き、公転軌道から外れた月に伸びていく。セレナを亡くして以来、少女のまま止まっていたマリアの刻がついに動きはじめる。夢に焦がれるウェル博士もまた、理想に向かって全てを蹴散らし邁進する。迫り来る世界蒸発の事態を回避するために、クリスがソロモンの杖を高く掲げる。人を殺すだけではないと示した杖の可能性に、明日を求めてマリアも吠え叫ぶ。英雄でないすべての命が、1人では掴めない未来に向かって小さな手を広げる。

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