戦乱の混乱が残る 1616年、徳川家康が病に倒れる。家康の死をきっかけに騒乱をあおり、天下を獲ろうとする勢力に、平和と徳川幕藩体制確立のため、3人の侍、土井利勝、柳生十兵衛、荒木又右衛門が立ちふさがる。
鬼となり義を守り、剣に生きた男たちがいた。
■キャスト
西田敏行
中村獅童
村上弘明
片平なぎさ
かたせ梨乃
田中美里
池内博之
海東健
柄本明
真中瞳
佐藤江梨子
石垣佑磨
■スタッフ
監督:本木克英、山下智彦
原作:池宮彰一郎
脚本:長坂秀佳
天下を統一した徳川家康が病に倒れた。老中・土井利勝は将軍・秀忠と家康の元に駆けつける。死の際に、家康はある秘事を告げる。 「利勝は、わしの隠し子だ。」この日から利勝は、家康の遺志を継ぎ、徳川の太平のためには、“鬼”にもなると誓う。
近隣諸藩を巡り、情勢を探る旅先で、十兵衛はある娘に出会う。娘の美しさに心を奪われるが、彼女は、みねと言い、又右衛門の許婚だった。又右衛門とみねの祝言が、華やかに行われる。大和郡山の松平忠明に仕官が決まった又右衛門にとって、幸せいっぱいのひと時であった。やるせない十兵衛だったが、すぐに、十兵衛と又右衛門は、熱い友情で結ばれる。しかし後に、又右衛門の身に、天下を揺るがす大事件を収める大役が回ってこようとは誰も想像できなかった。
河合又五郎と甚左衛門は、偽の隊を作り、相手の目をくらまし、三隊が別々の道を行く作戦に出た。又右衛門と十兵衛は、伊賀街道を行く一隊を本物と見破り、先回りして機会を待つ。共に頭脳と心理を使っての激しい戦いが始まった。