幼い頃、一命を取りとめた衛子夫。幼馴染の段宏とはその頃、離れ離れになってしまった。大人になり、弟の衛青と共に皇帝の姉の屋敷に使えている衛子夫。ある日、宴会の席で、皇帝は歌い舞う、衛子夫の姿に目を奪われ、ひと目惚れしてしまう。世継ぎが生まれない皇帝は姉の勧めもあり、衛子夫と弟の衛青を自らの住まいに招き入れる。そして、衛子夫は今でも彼女を想い続ける幼馴染の段宏とも再会する。しかし、宮中ではやりたい放題の皇后らによる、衛子夫を第2夫人にさせまいとする執拗な嫌がらせが始まる。衛子夫はそうした虐めにもひたすらに耐えていくが・・・。
■キャスト
衛子夫:ワン・ルオダン(中村千絵)
漢武帝/劉徹:レイモンド・ラム(石狩勇気)
段宏:シュー・ジェンシー(影平隆一)
平陽公主:ニキ・チョウ(村井かずさ)
衛青:シェン・タイ(朝比奈拓見)
太皇太后:サリー・チェン(北條文栄)
王皇太后:ユー・シャオファン(山崎美貴)
■スタッフ
演出:リウ・ジャハオ
脚本:メイ・シャオチン
制作:華策影視(中国)
PCCW Media Limited(香港)
原題:衛子夫/The Virtuous Queen of Han
貧しさに耐え、異父姉弟ながら仲良く育った衛子夫(えいしふ)と衛青(えいせい)。2人は母亡き後、平陽公主(へいようこうしゅ)の邸で使用人として働いていた。その頃、宮廷では皇帝に即位したばかりの平陽公主の弟、武帝・劉徹(りゅうてつ)が、新しい政治を行おうとしていた。しかし、宮廷では祖母の太皇太后(たいこうたいごう)が依然として実権を握り、寵臣の韓嫣(かんえん)が汚職を行って民を苦しめていた…。
些細なことから韓嫣の怒りを買った衛青は、平陽府に乗り込んできた韓嫣に引き渡されそうになる。だが、平陽公主によって窮地を救われた衛青。彼は平陽公主に一生の忠誠を誓ったのだった。その後、平陽府は武帝の訪問を受け、にわかに活気づく。そして、武帝をもてなす宴の席で、衛子夫も歌妓の舞に加わることになり…。
武帝・劉徹(りゅうてつ)の寵愛を受けた衛子夫(えいしふ)は翌朝、武帝の護衛として平陽府に来ていた幼なじみの段宏(だんこう)と再会する。そして、武帝に望まれて後宮に入ることになった衛子夫は、段宏の護衛の下、衛青、親友の沈葭(しんか)とともに宮廷に上がったのだった。だが、衛子夫は後宮に到着するやいなや、陳皇后(ちんこうごう)に敵意をむきだしにされ、卑しい女とののしられ…。るかもしれない」という直樹に少しだけ琴子は期待する。夏休み最後の日、家族みんなが出かけ、直樹と二人っきりの夜を過ごすことになった琴子は…。
宮中のしきたりを学ぶという名目で、年老いた芮姫(ぜいき)の世話係を命じられた衛子夫。実は、芮姫は幻覚を見て侍女を殺めるほど心を病んでおり、衛子夫の身も危険にさらされる。しかし、誠実な衛子夫は次第に芮姫の信頼を得ていったのだった。そんなある日、甘草湯を飲んだ芮姫が突然血を吐いて亡くなり、衛子夫に殺人の容疑が…。
衛子夫(えいしふ)を犯人に仕立てる証言者が現れ、彼女は絶体絶命の危機に。その頃、事件の黒幕は衛子夫を亡き者にしようとする陳皇后(ちんこうごう)とその母・竇太主(とうたいしゅ)だと感づいていた武帝・劉徹(りゅうてつ)は、太皇太后(たいこうたいごう)から5日間の猶予をもらって事件の調査に乗り出す。だが、確実な証拠を得ることができないまま時間だけが経過。そこで、武帝はある作戦を考えて…。
下手人が自白したことによって衛子夫は無事、無罪放免となる。しかし、黒幕の陳皇后は追及を逃れ、腹の虫が治まらない武帝は陳皇后をなじる。すると、感情に駆られた陳皇后が自分の胸をかんざしで刺して大騒ぎとなり、武帝の立場が悪化。そんな中、衛子夫は2人の仲直りを望むが、かえって武帝の機嫌を損ねてしまい…。
武帝・劉徹(りゅうてつ)は民情を視察する1年の旅を終えて宮廷に戻るが、夜遅くまで政務に励む日々を送っていた。一方、衛子夫(えいしふ)は自分が後宮を乱す存在であることに悩んでいたうえ、武帝に会うことも叶わず、自信をなくしていた。そんな時、後宮を出て帰郷したい者を募る出宮式典があることを知った衛子夫は、武帝の元から去る決意をするが…。
武帝が衛子夫の邸である蘭林殿から出てこなくなって幾日も経った。しかも、「誰も入れるな」という武帝の勅命があると言って、衛子夫が陳皇后(ちんこうごう)すら中に入れることを拒んだため、後宮は不穏な空気に。そこで、太皇太后(たいこうたいごう)が自ら蘭林殿を訪れ、武帝と会わせるよう衛子夫に強く迫る。実はその時、武帝は密かに宮廷を抜け出していて…。
陳皇后(ちんこうごう)が武帝・劉徹(りゅうてつ)の心をつなぎ止めようと突然態度を変え、衛子夫(えいしふ)に表向きは優しく接するようになる。その頃、年に一度、母の命日に兄弟姉妹が一堂に会す場に1人だけ参加できなくなったことを寂しく思っていた衛子夫。今年も外出の許可を得られなかった彼女は落胆するが、武帝はそんな彼女の気持ちにとっくに気づいていて…。