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あしたへアタック!  第1話 バレー部を廃止せよ!

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あしたへアタック!
あしたへアタック! (配信数23話)

橘高校3年に進級した聖美々は、高校生活最後の1年間をバレーボールに打ち込もうとした。だが1年前、同校バレーボール部は過酷な練習のために部員が亡くなった悲劇があり、事実上活動を停止していた。美々はバレー部の再建を図るため懸命に新入部員を集めようとする。そして、転校生の一条明日香が以前の学校で強豪選手だったことを知り、入部するよう働きかけるのだが…。78年に日本で開催されたバレーボール・ワールドカップを臨んで企画されたスポーツアニメーション。

■キャスト

聖美々:小山まみ
一条明日香: 吉田理保子
杉原ゆかり:小宮和枝
西すみえ:横沢啓子
関谷君子:松金よね子
太田トミ子:青木和代
白木ルミ:信沢三恵子
原大介:井上真樹夫
伏島一郎:神谷明
ナレーター:富山敬


■スタッフ

監督:黒川文男
脚本:高橋二三 / 山崎晴哉 / 七條門
キャラクターデザイン:福田皖 / 奥山玲子
音楽:越部信義
作画監督:福田 皖 / 百瀬義行 / 北島信幸
美術監督:大山哲史 / 山本二三
プロデューサー:松土隆二
 

© NIPPON ANIMATION CO., LTD.

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  • 第1話 バレー部を廃止せよ!
    第1話 バレー部を廃止せよ!

    かつて優秀なコーチのもとで輝かしい成績を残してきた橘高校女子バレー部。しかし、1年前に起きた過酷なしごきによる死亡事故から、いまや廃部同然。3年に進級した聖美々は、高校生活最後の1年間をバレーボールに費やそうと部の復活を目指し、親友のゆかりと共に懸命な勧誘を続けるが、「部室には幽霊が出る」というあらぬ噂のせいもあって、部員集めは難航する。

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    「私をキャプテンにするならバレー部に入ってもいいわよ」。そんな明日香の条件を飲んで、なんとか6人になった女子バレー部。廃部の危機は免れたものの、美々とゆかりを除くメンバーは未経験者ばかりだった。さらにキャプテンとして入部した明日香も練習に真面目に参加する気はさらさらなく、ひねくれた態度をとってばかりで部員たちとの間で溝を深めていく。一つにまとまらないメンバーの心、美々の苦悩は続く。

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    第3話 たった一人の後援会

    ギリギリの部員数に顧問の不在。さらに前年度の実績不足から予算の獲得にも失敗し、依然としてピンチの続く女子バレー部。破れたネットの修繕はおろか、揃いのユニフォームすらもてない部の惨状に、部員たちは「これじゃ解散するしかない…」、「後援会さえあれば…」とため息をつくばかり。しかし、そんな中でもバレー部の姿を見つめ、応援する人物がいたのだった。

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    第4話 潮風のサーブ

    大介という優秀な監督を得たことで、徐々にではあるが明日香も練習に参加するようになり、息を吹き返した女子バレー部。そろそろ基礎練習だけでなく試合をしたいと思い始めていた彼女たちに、初めて練習試合の話が舞い込んだ。なんと相手はマグロ船の漁師たち。突拍子もない相手に戸惑う部員だが、「試合を通じてバレーの楽しさがわかれば」と美々は試合を承諾する。

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    第5話 心の中の蛇

    漁師たちと試合をしたことでユニフォームを手に入れ、練習にも熱が入る美々たち。しかし、練習にはやる余り、下級生たちは授業中の居眠りなどで先生たちから目をつけられてしまう。さらに、体育館の使用権を巡ってルミたちバスケ部とも衝突してしまい、ついには部員同士のケンカに発展。美々とルミの二人は一週間の部活動停止処分を受けてしまう。

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    第6話 初出場をめざして!

    美々の部活動停止処分でメンバーを欠いたバレー部ではあったが、砂浜での自主トレという形で練習を続けていた。しかし、このまま美々の一ヶ月間の処分が解けないと、せまる公式戦への出場はかなわない。「バレー部が公式戦出場辞退!?」瞬く間に学校中に広まった噂は、まとまりかけた美々たちメンバーの絆さえも危うくさせてゆくのだった…。

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    第7話 恐怖の殺人スパイク

    厳しい練習に耐えられなくなった1年生3人組が練習を放棄。しかし、その3人の前に現れたのが白バラ学園バレー部キャプテンで、1年前のしごき事件犠牲者雪子の旧友、花房みつるだった。橘高校バレー部に復讐を誓う彼女は美々たちにすさまじい威力のスパイクとともに、挑戦状をたたきつける。みつるに挑発されて1年生3人組も練習に復帰、美々たちはみつるの殺人スパイク対策に猛特訓を開始する。

  • 第8話 試練の稲妻攻撃
    第8話 試練の稲妻攻撃

    地区予選も間近にせまってきた。大介は身長に勝る明日香をアタッカーに見せかけ、トスを真のアタッカー美々に回すという相手の隙をついた稲妻攻撃を提案する。美々たちはこれをものにするべく猛特訓を開始した。そんな時、橘高校バレー部は横浜港東高校から対抗試合を申し込まれる。そのキャプテン、羽鳥京子は顔面を狙って叩きつける弾丸スパイクの使い手だった。

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    第9話 死闘!美々対京子

    超高校級アタッカー、京子を擁する横浜港東との対校試合がいよいよ開始。「先制攻撃をかけて相手の出鼻をくじくしか勝機はない」。序盤から美々は稲妻攻撃を指示するが、弱点である1年生トリオに狙いを定められ、思うように試合を運ぶことができない。1セット目を軽々と奪われたことで焦る美々。監督の大介に美々は作戦を求めるが、大介は「自分たちで考えてみるんだ」と突き放す。

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    県大会予選一回戦の相手は因縁の白バラ学園。しかし、試合開始直後に流れた消防車のサイレンに、突然明日香が硬直してしまう。実は明日香は中学2年の時に火事で母親と死別しており、サイレンによってその時の恐怖を蘇らせてしまったのだった。動きの硬くなった明日香は格好のターゲットになってしまい、集中的に狙われてしまう。一方、逆トンボレシーブをみつるに教えてしまった美々は自責の念にとらわれていた。

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    2セット目を迎えてもなお無得点、10対0と絶体絶命の美々たち。人間に対する不信と憎しみ…明日香の心の中に根付いた傷を知った美々は、たとえ彼女が拒もうと、ともにこれまで戦ってきた仲間として支えていこうと決意する。できる限りのことをこの試合にぶつけよう、悔いのない試合にしよう。そうしなければバレー部の危機は乗り越えられない、と美々は一度も練習したことのない秘中の秘、二段スパイクで反撃を試みる。

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    2回戦を前に練習に励む橘高校バレー部、しかしそこに明日香の姿はなかった。心の傷をさらしてしまったことを気にして無断欠席を続けていたのだ。他のメンバーも練習をさぼり始め、美々一人になってしまう。このままでは公式戦の出場はかなわない。人数合わせを気にしてばかりの部員たちを前に、大介は出場を辞退しようと提案。それを受け入れた美々はさっぱりとした気持ちで明日香の家を訪れる。

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    明日香の心の傷も癒え、新たにキャプテンに就任した美々の下、ようやく一つにまとまった橘高校バレー部。美々たちを大介は祝福するとともに、本格的な特訓を開始する。しかし、2回戦を翌日に控えることになっても具体的な対策を指揮しない大介。不信感を抱く部員たちだが、大介の真意はあくまで決勝戦、羽鳥京子率いる横浜港東高校との戦いが目的なのであった。大介の予想通り、美々たちは順調に勝ち上がっていく。

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