これは後のカードキャピタル店長、「新田新右衛門」の物語である。
先導アイチと櫂トシキの再会から約10年前。新右衛門の姪にあたる「戸倉ミサキ」は交通事故で両親を失い、戸倉家が経営していたカードショップ「カードキャピタル」は廃業状態に陥っていた。
そこに現れたのは、店を乗っ取ろうとする超大型カードショップのオーナー「日比野エスカ」。
新右衛門はキャピタルを守るため、「自称・店長」として立ち上がる!
■キャスト
先導アイチ:代永翼
石田ナオキ:奈良徹
立凪コーリン:三森すずこ
戸倉ミサキ:橘田いずみ
小茂井シンゴ:吉野裕行
櫂トシキ:佐藤拓也
伊吹コウジ:佐藤拓也
雀ヶ森レン:阿部敦
立凪レッカ:南條愛乃
立凪スイコ:愛美
新田新右衛門:森嶋秀太
新導ミクル:堀江由衣
マーク・ホワイティング:日向大輔
橘タツヤ:前田誠二
新導ライブ:古川慎
日比野エスカ:渕上舞
五ノ実ナナミ:宮木南美
藤浪トノリ:神尾晋一郎
戸倉ミサキ:遠野ひかる
■スタッフ
原作:ブシロード/伊藤彰
製作総指揮・原案:木谷高明
監督:川崎逸朗
シリーズ構成:赤星政尚
キャラクターデザイン:磯野智
美術監督:丹伊田輝彦
音響監督:今泉雄一
アニメーション制作:オー・エル・エム
製作:Project Vanguard2019
ヴァンガード甲子園の出場を目指す先導アイチ達宮地学園カードファイト部。しかし、所属する部員の人数が足りず、生徒会から廃部を通告されてしまう。
部の存続をかけ対抗戦を行うことになったCF部と生徒会。ファイトの練習をする生徒会だが上手くいかず、その様子を見かねたアイチは生徒会へのコーチ役を自ら買って出る。
CF部と生徒会の対抗戦が始まる。書記、長代マキがその胸の内に秘めるナオキへの思いとは。そしてシンゴには再び超能力研究会の那嘉神エルの恐るべき異能が牙を剥く……?
対抗戦もいよいよ最終戦。生徒会長の内藤タテワキは、言葉巧みになんとアイチをアドバイザーにつけさせる。思わぬ強敵を前にミサキは部を存続させることができるのか。
謎の不調に苛まれるファイター達がいた。キョウはカムイに連れられ訪れたヴォヤージュでレッカと出会う。一方その頃、テツはキョウを追いかけ、櫂は光定と再会していた。
ヴォヤージュで櫂を待ち受けていたのは、安城マモルと、新たなるオーバーロードのカードだった。幾度となく敗北を重ねながら、櫂はオーバーロードとの出会いを想起する
遊星ブラントとの戦いで得た安らぎを失い、魂に刻まれた罪の意識に苦しめられる伊吹。立凪邸へと招かれた伊吹の前に現れたのは、立凪の新当主である立凪ノームだった。
根絶者の力を使うことを恐怖し、拒否する伊吹の心。デッキを捨て、ヴァンガードをやめることを決意した伊吹。だが、それを偶然立凪邸を訪れていたレオンが制止する。
新たな力を得た伊吹は贖罪の為、自らがデリートしたテツの前に姿を現す。そして福原高校VG部への所属と甲子園での大将確約をかけてアサカとファイトをすることに。
時は経ち、ヴァンガード甲子園準決勝まで駒を進めた宮地、後江、福原、晴見の4校。準決勝第一試合は、福原VS晴見。名門校勝負を制し、決勝へと進むのはどちらの高校か。
宮地VS後江の準決勝第二試合。しかし、試合当日に櫂が行方不明となってしまう。デリートから完全に立ち直れてはいないという櫂は、皆が待つ会場に姿を現すのか。
宮地VS福原の決勝戦。大将戦をナオキに託し、副将戦でぶつかり合うアイチとレン。全力のファイトを楽しむレンはそのPSYクオリアで失われたハズの運命を見る。
ナオキと伊吹の大将戦にして、ヴァンガード甲子園最終戦!全ての決着が託されたファイト。熱くなり前のめりになりすぎるナオキに激を飛ばしたのは、なんとコーリンだった。
どんなに遠く離れようと、魂の導きによって運命の路は再び交差する。ヴァンガード甲子園優勝を果たした宮地学園に、コーリンはエキシビジョンマッチを申し込む。
新田新右衛門はカードキャピタルの自称店長。カードキャピタルを守るため奮闘する新右衛門の前に大型カードショップグループの社長、日比野エスカが立ちはだかる。
カードキャピタル経営権を巡るいざこざの中、自分のデッキを持ち去られてしまった新右衛門。デッキを取り返すため、新右衛門とマークはエスカ本店へと潜入を試みる。
カードキャピタルを弟子のタツヤに任せ、追試に臨む新右衛門。しかし、そこにエスカの刺客、ナナミとトノリが現れる。2人はミクルを連れ去ろうとするが……。
ミクルを呼び寄せたのはエスカだった。エスカはミクルにアイドルデビューを提案する。一方、マークとタツヤはミクルを取り戻すため、エスカ本店へと乗り込んでいく。
Sランク最強のファイター、ナナミとニンジャマスターのファイトが幕を開ける。2人のファイトが熾烈を極める中、新右衛門は店長代理に翻弄されていた……!?
エスカ本店へとたどり着いた新右衛門はナナミとのファイトに挑む。ナナミのファイトへの冷めた態度の秘密は、彼女とヴァンガード、そしてエスカとの出会いに隠されていた。
商店街のハロウィン祭に、1日だけ開店することになったカードキャピタル。かつての活気を取り戻そうと奮闘する新右衛門達だが、想定外のトラブルが発生してしまい……。
ハロウィン祭、当日。無事、大会を開催できたカードキャピタルだったが、新右衛門は店長としての仕事で大忙し。さらにライブが行方不明となってしまう。
無事、1日開店を終えたカードキャピタルに現れたのはエスカだった。エスカは新右衛門に、カードキャピタルの経営権を賭けたカードファイトを提案する。
エスカとのファイトに惨敗し、カードキャピタルを追い出された新右衛門は、ミサキがエスカと一緒にいるのを目撃し、失意のどん底へと追い込まれてしまう。
エスカへのリベンジ、そしてエスカップを戦い抜くため、変わろうとするが迷走する新右衛門。その頃、エスカは各地の強豪ファイターの元を訪れていた。
エスカとの再戦を賭けた大会、エスカップ!しかし、新右衛門達の前に立ちはだかったのは各地の強豪ファイター達が集ったチーム竜牙独尊の3人だった。
チームキャピタルとチーム竜牙独尊の決勝戦は先に3勝した方が優勝の勝ち抜き戦!初戦を任されたニンジャマスターは、大山の豪快なファイトに翻弄されてしまう。
ルウガは対戦相手にライブを指名する。2人はかつてコンビとして肩を並べ戦っていたこともあったが、ルウガはライブが自分とのファイトを恐れ、逃げたと罵る。
竜牙独尊の最後の砦、罪なる弱さに涙を流す神崎ユウイチロウに新右衛門は打ちのめされてしまう。幕を開ける決勝戦最終戦、果たして神崎を超えることはできるのか。
未試練を超え、エスカとのリベンジ・マッチを実現した新右衛門。ファイトの中で、若く、未熟で、向こう見ずな新右衛門に、エスカは自らのこれまでの人生経験を語る。
エスカが新右衛門に迫ったのは、ファイターとして生きるか、店長として生きるかの二択。全てを知り、全てを理解したうえで、新右衛門が出す答えとは。
クリスマスにも関わらず、受験勉強に追われる新右衛門。だが、カードキャピタルは大人気アイドルの高蔵寺ヒトミがやってきて大盛況に!?勉強はどうなるのか!?
賑わう未来のカードキャピタル。有名な芸能人で経営者の日比野エスカと知り合いだという店長のシンは、常連達にエスカの知られざる本当の姿を語って聞かせ始める。
大学4年生となった新右衛門。仲間と共に日本代表決定戦に出場するが、大会本番でチームメイトのライブは見たこともないクランの新しいデッキを唐突に使い始める。
謎の研究所「リューズラボ」で新右衛門達を出迎えたのはタツヤだった。真実を知るため、所長の明神リューズに挑む新右衛門は、衝撃の実験を目の当たりにする。
そして、アジアサーキット決勝戦前日。「ユニット召喚実験」と「チームでの最後の世界挑戦」のどちらを取るかで揺れていた新右衛門を、エスカはディナーに誘う。
エスカと共に、ライブを連れ戻しにリューズラボへと乗り込む新右衛門。新右衛門達の帰りを信じ、独り決勝戦へと臨むマーク。新田新右衛門、最後の戦いが幕を開ける。
リューズは新右衛門をユニット召喚実験に巻き込もうとしていた。エスカはその目論見を阻止し、新右衛門達を大会へと送り届けるため、リューズとファイトする。
「ユニット召喚実験で新右衛門とファイトするのは、リューズではなく自分だ。」と妖しく笑むタツヤ。その真意とは?リューズとライブは、この研究の始まりを想起する。
「亡くなった両親の命を救うという」願望を叶えるため、実験の主導権を賭けてリューズにファイトを挑むタツヤ。彼はリューズすら気付いていない実験の真実を知っていた。
狂気の願望をマルクトメレクの翼にかけるタツヤ。人質にされたクロノを救い、独り戦うマークの元にライブと共に戻るため、新右衛門はタツヤとの最終決戦に臨む。
弓張月のリューズラボで繰り広げられる地球とクレイを繋ぐ実験を兼ねた最終決戦。実験に己の全てを捧げようとするタツヤを、新右衛門は止めることができるのか。
あの弓張り月の夜の無念から10年もの月日が流れた。幼かったミサキも大学生になり、新右衛門はカードキャピタルの店長「シンさん」として親しまれていた。
予想外の再会から、10年の時を超えて「シンさん」は、「新右衛門」としてファイトすることに。新右衛門の新しい未来を導くための戦いが始まる。
2つの時代を跨ぐ新右衛門の物語……は完結したはずだが、並び映るのは新右衛門とシンの2人!?新右衛門とシンの2人は2つの時代の日常を、それぞれ振り返っていく。