「君を守ることが、僕の信念ー」
絶強の霊力を持ち、自らの命を削りながら天脈地流バランスを保つ祭司を陽冥司 (ようめいし)という。
陽冥司を務める端木煕 (たんもく·き)は、世間の万霊を沈めることを責務にしている。しかし陽冥司の命と霊力を狙い続けている悪霊だけではなく、その地位や権力を欲しがる人間たちからも常に狙われるという宿命を背負っていた。彼らの攻撃は一刻も止むことがなく、端木煕は常に戦い続ければならない境遇である。
そんな状況の中で、唯一、端木煕が自分自身として向き合うことが出来た存在―それが楊敬華 (ようけいか)、陽冥司である端木煕と運命をともにする守護霊―「影霊 (えいれい)」であった。
第1期アニメでは語りきれなかった端木煕の過去。そして新ストーリーが幕を上げる。彼の記憶に眠っていた“章軒 (しょうけん)”という 人物は一体何者なのか……。
■キャスト
楊敬華 (よう·けいか):井口祐一
端木煕 (たんもく·き):武内駿輔
神龍章軒 (しんりゅう·しょうけん):佐藤拓也
秦詩瑤 (しん·しよう):大久保瑠美
端木寺芸 (たんもく·じうん):生天目仁美
端木寺明 (たんもく·じめい):三宅貴大
寅哲 (いん·てつ):杉山紀彰
花羽 (かう):空見ゆき
■スタッフ
原作:瓶子「霊契」騰訊動漫 (テンセント動漫) 連載
監督:李豪凌
脚本:Qi玲子
企画:鄒正宇
プロデューサー:李豪凌
総エグゼクティブプロデューサー:李筱Ting
エグゼクティブプロデューサー:沈默的章魚、ASKASK
プランニングマネージャー:ASKASK
漫画編集担当:故郷
宣伝:杉肉盖飯、小惑、莫小美、小迪
ビジネス:高澎涛
キャラクターデザイン:権恩京
総作画監督:権恩京
制作管理:康君、金敏准
制作管理補佐:沈海燕
色彩設計:金金珠
総演出:梁真哲
美術監督:金栄在
撮影監督:中村慎太郎
音響監督:伍Ting、藤新
編集:李豪凌
アニメーション制作:絵梦
不運にも交通事故で命を落とした楊敬華は端木煕の影霊として日々を過ごしていた。そんなある日、楊敬華は影霊としての訓練を受けたことがないことに気がつき、影霊としてもっと強くなるための訓練を受けたいと端木煕に申し出る。
それを聞いた端木煕は端木家の裏山の主―寅哲に楊敬華の訓練を託す。寅哲の指示により楊敬華が筋トレをしていると、ある妖怪が現れ…。
ある日、楊敬華は秦詩瑶から教わった西洋のお化けに効果があるという御札を端木煕に貼る。だが御札に書かれた文字を見た端木煕は激しく怒り、叱責された楊敬華はしょげてしまう。
そんな時、楊敬華は実習生として大学に来ているというある女性と出会う。彼女は教育に熱い思いを抱いているものの、授業がうまく行かず、学生達にもバカにされていると悩んでいた。どうにか彼女を学生たちと仲良くさせたいと考えた楊敬華は、手始めに端木煕と交流を持たせようとするのだが…。
人間の姿となり再び楊敬華の前現れた石ころは、楊敬華が昔出会ったある少年の居場所が分かると教えた。だが、端木熙は楊敬華が持つ石に術がかけられていることを見抜き、その石を斬るのだった。しかし、そのことが原因で楊敬華と端木熙の間にわだかまりができ、2人の関係がぎくしゃくしてしまう。そんなある日、外国から除霊依頼が入り、端木熙は風水師の欧陽と共にアイスランドへ向かうのだが。
楊敬華が目を覚ますと、そこはホテルの一室だった。端木熙を秦詩瑶の力により一命をとりとめていたのだ。帰国した端木熙は神龍章軒の墓参りに行くことに。するとそこへある男が現れ、神龍章軒の願いを叶えたいと言う端木熙に神龍章軒が本当は死んではいないと教える。そしておもむろに、埋められていた棺を開け、彼が生きているという根拠を話し始めるのだった。
神龍章軒はボディーガードとして常に端木熙と行動を共にしていた。だがある日自分の目を届かないところで端木熙が他人の作った食べ物を口にし、体調を崩してしまう。自分の体を犠牲にしてまで食べた理由を尋ねる神龍章軒に端木熙はみんなの願いを聞き、応えることが自分の喜びだと答えるのだった。そんある日のこと、端木家で、ある薬を飲んだ者が命を落とすと言う事件が発生する。
理想を叶える為に端木家の当主となった端木熙だったが、彼の就任を快く思っていない者からの風当たりは強っかた。端木熙はみんなに嫌われないよう笑顔を作ろうとするが、そんな彼に神龍章軒は、今後は笑顔を控えるように忠告するのだった。そして、端木熙を元気付けるため、彼が本当にやりたいことを聞き出し全力でサポートしようとするのだが、、、、
拉致された端木熙を救い出した神龍章軒だったが、当主代理の息子は事実を偽り、父親に危害を加えた神龍章軒を責め立てる。更に、部屋から密書を端木熙の髪が見つかったこと
により神龍章軒は、端木家に牢に入れられてしまう。神龍章軒が端木家や自分のことに関する情報を外部に漏らしていた事実を信じたくない端木熙は何とか彼を助けたいと必死になるのだが、、、
楊敬華のおかけで悪夢から抜け出せた端木熙だったが気分が沈んだままだった。そして気分優れぬまま祭祀当日を迎え、そのまま祭壇に登ることに。だが、端木熙は体力が持たず、ついに地面に膝をついてしまう。それを見た楊敬華はいても立ってもいられなくなり、祭壇にいる端木熙のそばに駆け寄り、、、
端木熙と楊敬華は黄泉の鏡の力によって神龍章軒の記憶を見ることに成功する。そして、神龍章軒の生い立ちや彼が端木家に来るまでの経緯を知る。更に、彼は端木家での行動にはすべて理由があったことも判明するのだが、その中で神龍昔仁が神龍章軒に伝えたある言葉が2人に引っかかるのだった。
神龍章軒の過去を次々と知ることになる端木熙と楊敬華。神龍章軒は端木熙に特別な思いを抱くも、兄である神龍昔仁にその思いを悟られて叱責を受け、究極の選択を迫られる。そして、端木熙と楊敬華は神龍章軒が自らの頭に銃口を向けたあの日の記憶にたどり着く。そこで2人は、彼が命を絶とうと決心した本当の理由を知るのだった。
神龍章軒が隠されている場所を突き止めた神龍昔仁たちは、章軒を神龍家に連れ帰ろうとする。だが、端木家の裏山で行く手を寅哲に狙まれ、端木熙と楊敬華に追いつかれてしまう。昔仁は章軒を郁左使に託し、端木熙に対抗しようとする。一方、章軒を連れて逃げる郁左使の前には端木寺雲が現れるも、魂縛の術が解かれたことにより章軒の魂は散り始めてしまうのだった。
神龍昔仁の乾月鏡により霊力を封じ止められた端木熙は寅哲から攻撃を受ける楊敬華を助けることが出来ずにいた。そんな楊敬華と端木熙の前に端木寺雲が現れ、寅哲の渾身の一撃を寸前で防御する。神龍昔仁は必死に端木熙を守ろうとする楊敬華を挑発するも逆効果となり、楊敬華は端木熙と本物のパクトコネクトを結ぶ。