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銀河英雄伝説 本伝・第2期  第39話「ひとつの旅立ち」

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銀河英雄伝説 本伝・第2期
銀河英雄伝説 本伝・第2期 (配信数28話)

遠い未来、銀河系宇宙に進出したものの、不毛な戦いをやめない人類――。人類のほとんどを支配する銀河帝国の貴族とは名ばかりの貧しい家庭に生まれたラインハルトは、姉を皇帝の寵姫として奪われて以来、たったひとりの友キルヒアイスと共に、銀河帝国を手中にするという野望を胸に軍人となり、その天性の軍才を発揮して頂点へと登りつめていく。一方、自由惑星同盟にあって、不本意ながら軍人となり、それでも功績を立て続けるヤン。互いに最大のライバルとなる彼らは、それぞれの立場で戦いに臨み、宇宙に新しい歴史を創ってゆく……。


■キャスト
【銀河帝国】
ラインハルト・フォン・ローエングラム:堀川亮(現・堀川りょう)
ジークフリード・キルヒアイス:広中雅志
ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ:勝生真沙子
グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼ:潘恵子
ウォルフガング・ミッターマイヤー:森功至
オスカー・フォン・ロイエンタール:若本規夫
パウル・フォン・オーベルシュタイン:塩沢兼人

【自由惑星同盟】
ヤン・ウェンリー:富山敬、郷田ほづみ
ユリアン・ミンツ:佐々木望
フレデリカ・グリーンヒル:榊原良子
カーテローゼ・フォン・クロイツェル:三石琴乃
ダスティ・アッテンボロー:井上和彦
アレックス・キャゼルヌ:キートン山田
ワルター・フォン・シェーンコップ:羽佐間道夫
オリビエ・ポプラン:古川登志夫



■スタッフ
原作:田中芳樹
総監督:石黒昇
シリーズ構成・脚本:河中志摩夫
総作画監督:清水恵蔵
メカニックコンセプトデザイン:加藤直之(スタジオぬえ)、清積紀文
キャラクターデザイン:奥田万つ里、久米一成、清水恵蔵
美術設定:田中精美
美術監督:長尾 仁
撮影監督:岡崎英夫
音響監督:明田川 進
効果:倉橋静男(サウンド・ボックス)
録音:上林信芳(アオイスタジオ)
音楽:ドイツ・シャルプラッテン・レコード、風戸慎介
プロデューサー:田原正利
制作協力:マジックバス、アートランド
製作:徳間書店、徳間ジャパンコミュニケーションズ、らいとすたっふ、サントリー

Ⓒ田中芳樹・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ・らいとすたっふ・サントリー Ⓒ加藤直之
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    帝国領進攻作戦と救国軍事会議のクーデターで多くの熟練兵を喪った同盟軍。その穴は新兵によって埋めざるを得ず、ここイゼルローン要塞でも新兵を早く一人前にするための猛訓練が行われていた。そんな中、訓練に出ていたアッテンボロー分艦隊が帝国軍と遭遇、戦闘に入る。新兵も戦闘に加わるが、その中にはユリアンの姿もあった。戦闘艇スパルタニアンに乗り込み、初めての戦闘を経験するユリアン。戦闘は激しさを増し、いよいよ混迷の度合いを深めていく。

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    ハイネセンに到着したヤンは、すぐさまフレデリカたちから引き離され、軟禁状態に置かれる。そもそも査問会自体が法的根拠のないもので、ヤンは彼を快く思わない政治家たちが行う“裁判ごっこ”に付き合わされることになったのだ。一方、同盟政府の対応に不審を抱くフレデリカたちは、ヤンを解放すべくあらゆる手を尽くす。その結果、現在のハイネセンが政府、軍、マスコミに至るまでトリューニヒト派に支配されているという恐るべき事実を知るのだった。

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    遂に帝国軍が、ガイエスブルク要塞を用いた進攻作戦を開始した。同盟の生命線に危機が迫る中、何も知らぬ同盟政府は悠長にヤンの査問会を続けていた。その時、イゼルローン要塞から「帝国軍は移動式巨大要塞をもってイゼルローン回廊に侵攻せり」との緊急通信が届く。進退窮まった同盟政府はヤンを解放し、イゼルローン要塞に赴き敵を迎撃せよと命じる。果たして、ヤンの対応は。

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    ガイエスブルク要塞からの攻撃が始まった。要塞主砲「ガイエスハーケン」が、イゼルローン要塞の外壁を打ち砕く。対するイゼルローン要塞も「トールハンマー」で応戦する。続いて帝国軍は陸戦隊を送り込むが、薔薇の騎士連隊が迎え撃つ。敵にヤンの不在を知られてはならない同盟軍は、思い切った策が採れない。一方、陽動作戦が功を奏し、イゼルローン要塞の外壁爆破に成功したミュラー艦隊。その際、捕虜とした兵士が「ヤンは要塞にいない」と告げる。ミュラーの下した決断は。

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    苦戦するケンプへの援軍として、ミッターマイヤー、ロイエンタール艦隊が派遣される。回廊に急ぐ彼らの前に、敗走するケンプ艦隊と、これを追撃する同盟軍艦隊が現れた。同盟軍艦隊を殲滅した“双璧”は、ガイエスブルク要塞の喪失とケンプの死を知り、オーディンに帰還する。敗戦を知ったラインハルトは激怒し、ミュラーへの処分を考えるが、キルヒアイスの言葉を思い出し、これを赦す。ヒルダは、ラインハルトの苛烈さが、彼の心身そのものを損なっているのではと危惧し、自らに出来ることを模索するのだった。

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    第36話「雷鳴」

    ラインハルトのもとへ、「リップシュタット盟約」の残党が帝国に密入国したとの報告が届いた。ラインハルトは、彼らの目的が皇帝の誘拐にあると見抜く。一連の事態の裏にはフェザーンの暗躍があると考えたラインハルトはフェザーン高等弁務官ボルテックを召喚し、その思惑を問い質す。ボルテックは、フェザーンがラインハルトの覇権に協力する用意のあることを告げ、引き替えに彼が宇宙を掌中にした暁には、フェザーンが経済を掌握したいと語る。しかしラインハルトはフェザーンに対し、ボルテックが想像していた以上の要求を突きつけるのだった。

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    「奸臣のもとから幼い皇帝を救出する」ため、ランズベルクとシューマッハは新無憂宮に潜入し、見事に目的を果たす。しかしそれは、ラインハルトが彼らの目的を知りながら意図的に警備体制を緩めたことによる「成功」だった。ラインハルトは麾下の提督たちを参集、幼帝が誘拐されたと告げる。彼らは近い将来、自由惑星同盟に対しての大規模な出兵があることを予感するのだった。

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    第38話「矢は放たれた」

    「銀河帝国皇帝エルウィン・ヨーゼフⅡ世が自由惑星同盟に亡命」との報は、全宇宙に衝撃を与えた。イゼルローン要塞のヤンは、この事態がラインハルトの同盟侵攻に口実を与えるのでは、と危惧する。一方、ハイネセンでは同盟政府が後援する「銀河帝国正統政府」の樹立が宣言され、メルカッツが軍務尚書として指名を受ける。そして、遂にラインハルトが演説を行う。それは、銀河帝国正統政府並びに自由惑星同盟政府に向けた、厳しい弾劾であった。

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    第40話「ユリアンの旅・人類の旅」

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    第41話「作戦名『神々の黄昏(ラグナロック)』」

    ラインハルトは、「銀河帝国正統政府」を、門閥貴族を中心とした「歴史を逆流させようとし、ひとたび確立した人民の権利を強奪しようとする」者どもであると弾劾し、これに与する自由惑星同盟政府も同罪だと切り捨てた。帝国民衆はラインハルトの演説に歓呼で応じ、ラインハルトは自由惑星同盟への大攻勢を発令する。作戦名は「神々の黄昏」。それは、2世紀にわたる自由惑星同盟政府の歴史に終止符を打つものであった。

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    第43話「ギャラルホルンは鳴った」

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  • 第45話 「寒波到る」
    第45話 「寒波到る」

    「フェザーン、帝国軍により占領さる」の報は、同盟政府を震撼させた。元首として責任を負うべきトリューニヒトは雲隠れしたが、これまで“二流利権屋”と蔑まれてきたアイランズ国防委員長が、別人のように精力的に活動、事態の収拾に乗り出す。アイランズはビュコックに同盟軍の再編と指揮を一任、ビュコックは新たに参謀長となったチュン少将と共に難題に立ち向かう。そして、この同盟の危機を乗り越えるには、遠くイゼルローン要塞でロイエンタール艦隊と対峙している、ヤンの知略が不可欠であった。

  • 第46話「ヤン提督の箱舟隊」
    第46話「ヤン提督の箱舟隊」

    ビュコックはヤンに、「自らの最善と信じる行動を取るように」と命令する。これを受け、ヤンはイゼルローン要塞の放棄を決める。驚く幕僚たちにヤンは、もはやイゼルローン要塞は戦略的価値を失ったと語り、駐留艦隊を含めた戦力は同盟防衛のために集中すべきと説く。果たして要塞放棄の方針は定まった。ロイエンタール艦隊の攻勢にさらされる中、大船団を組んでの撤退は困難を極めたが、キャゼルヌらの尽力で無事に成功。ロイエンタールはおよそ2年半ぶりに元の持ち主の手に戻った要塞に入場する。

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  • 第49話「闇が深くなるのは…」
    第49話「闇が深くなるのは…」

    からくも同盟軍の完全崩壊を防いだヤンは、ハイネセンに帰還した。そこには策略によって帝国軍の駆逐艦を奪取し、脱出に成功したユリアンの姿もあった。久しぶりにヤンのもとに戻ったユリアンは、フェザーンと地球教の関係を語る。その内容にヤンは驚きを隠せないが、今は帝国軍の侵攻作戦への対応策を考えねばならなかった。一方、帝国軍本営では、ラインハルトが過労から発熱していた。病床の彼の脳裏に浮かぶものとは……。

  • 第50話 「連戦」
    第50話 「連戦」

    ラインハルトを戦場で倒せば、帝国軍は求心力を失って崩壊する。こう考えたヤンは、同盟領内で神出鬼没のゲリラ戦を行い、ラインハルト麾下の諸将を次々と撃破する。苛つくラインハルト。彼は、ヤンが自分との戦いを望んでいることを推察していた。遂にラインハルトは我が身を囮として用い、ヤン艦隊をおびき寄せる策に出る。ヤンは、ラインハルトの罠に気付くのか。両者の決戦の時が迫っていた!

  • 第51話「バーミリオンの死闘(前編)」
    第51話「バーミリオンの死闘(前編)」

    ラインハルトとヤン――両者の激突の時が間近に迫っていた。そんな中、ヤンは勇気を振り絞ってフレデリカに求婚をする。フレデリカがヤンを知ってから11年、遂にその恋が実る時が来たのだった。一方、ラインハルトは麾下の提督たちを本営から離し、自らを囮としてヤン艦隊を誘う。ヤンは、それを罠と承知した上で、ラインハルト個人を葬るべく敵陣の深部へと艦隊を進める。後世の歴史家が「死闘」と称したバーミリオン星域会戦が始まったのだ。

  • 第52話 「バーミリオンの死闘(後編)」
    第52話 「バーミリオンの死闘(後編)」

    ヤンとの決戦に際してラインハルトが採った作戦は、ヤン艦隊の進路上に艦列を幾重にも敷き並べ、これを突破させることでヤン艦隊の損害を累積させ、消耗戦を強いるものであった。このラインハルトの作戦をユリアンが見破った。ユリアンの考えを聞いたヤンは策を講じ、自ら率いる艦隊でラインハルトの乗艦、ブリュンヒルトに急迫する。各地に分散した提督たちのうち、かろうじてミュラーが援軍に駆けつけるが、その勇戦も虚しく、遂にヤンはブリュンヒルトを射程内に捉える。

  • 第53話 「急転」
    第53話 「急転」

    ヤンの乗るヒューベリオンは、遂にブリュンヒルトを射程内に捉えた。まさに砲撃命令が下されようとした瞬間、自由惑星同盟政府からヤンのもとに「無条件停戦命令」が届く。ヤンは、勝利を目前にしながら、命令に従い攻撃を中止する。突然の停戦の裏には、ヒルダの活躍があった。バーミリオン星域での戦況を知った彼女はミッターマイヤーに、ハイネセンの同盟政府を屈服させ、彼らからヤンに停戦命令を出させるよう進言したのだ。停戦に応じたヤンは、メルカッツに小艦隊を預け、一旦姿を隠すよう依頼する。これは将来を見据えたヤンの布石だった。

  • 第54話「皇帝ばんざい(ジーク・カイザー)!」
    第54話「皇帝ばんざい(ジーク・カイザー)!」

    ラインハルトに招かれたヤンはブリュンヒルトを訪れ、ここに初めて両雄の対面が実現した。ラインハルトは、ヤンを帝国元帥に任じた上で麾下に加えたいと望むが、ヤンはこれを固辞する。彼は、専制君主であるラインハルトに敢えて民主主義の理想を語り、ラインハルトはさして興味は抱かないものの、ヤンの立場には理解を示す。その後、ハイネセンに降り立ったラインハルトは、同盟政府と「バーラトの和約」を締結する。事実上、全宇宙の統治者となったラインハルトは、正式に銀河帝国皇帝への即位を宣言。遂にローエングラム王朝が誕生した。

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