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鬼灯の冷徹 第壱期  第8話 えげつなき戦い/地獄三十六景

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鬼灯の冷徹 第壱期
鬼灯の冷徹 第壱期 (配信数13話)

人にとっての地獄――それは鬼にとっての日常

これは地獄のお話。戦後の人口爆発、悪霊の凶暴化、地獄に亡者があふれかえった今日、人手不足に喘ぐ地獄は前代未聞の混乱を極めていた。そんな中、あたふたする閻魔大王に代わって、さまざまな問題の後始末をする陰の傑物が。彼の名は閻魔大王の第一補佐官・鬼灯。亡者から仕事をサボる閻魔大王まで容赦なく呵責する鬼灯の、忙しくも案外楽しげな地獄の毎日が今ここに登場!


■キャスト
鬼灯:安元洋貴
閻魔大王:長嶝高士
桃太郎:平川大輔
シロ:小林由美子
柿助:後藤ヒロキ
ルリオ:松山鷹志
唐瓜:柿原徹也
茄子:青山桐子
芥子:種﨑敦美
お香:喜多村英梨
ピーチ・マキ:上坂すみれ
白澤:遊佐浩二



■スタッフ
原作:江口夏実/講談社「モーニング」連載
監督・AR演出:鏑木ひろ
副監督:長沼範裕
シリーズ構成・設定制作:後藤みどり
キャラクターデザイン・総作画監督:加藤寛崇
音響制作:サウンドチーム・ドンファン
音楽:TOMISIRO
音楽制作:スターチャイルドレコード
アニメーション制作:WIT STUDIO

©江口夏実・講談社/鬼灯の冷徹製作委員会

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  • 第1話 地獄大一番/地獄不思議発見
    第1話 地獄大一番/地獄不思議発見

    閻魔殿の法廷に、閻魔大王の指示を求めて押し寄せる獄卒達。不喜処地獄の人材不足、阿鼻地獄の川の氾濫、黒縄地獄は財政破綻寸前。加えて天国からの人員派遣要請と、閻魔大王はパンク寸前。困った閻魔大王は、いくつかの問題を不喜処地獄で視察中の第一補佐官・鬼灯に回す事に。それを聞き、何でもかんでも私に回してくるとボヤく鬼灯の元に、さらなる問題がやって来た!

    忙しさに追われて、旅行どころか休日もろくに取れない鬼灯。趣味の金魚草の世話すら昼休みにするしかない。そんなある日の夕食どき。閻魔殿の食堂で、激務の合間の息抜きとばかりに現世の番組を見ながら夕食をとる鬼灯。シーラカンス丼を手にした閻魔大王もやってきて、二人でTVに映るオーストラリアの風景を見ながら話し始めるが…

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    現世でもよくとりあげられる河川のゴミ問題。地獄の三途之川も例外ではなく、河原はゴミだらけ。特に多いのが、三途之川の渡し賃としてお棺に入れられた六文銭、メガネや時計、生前の嗜好品なんかもそこかしこに落ちている。そんなゴミの掃除を命じられた新人獄卒の唐瓜と茄子。はじめは真面目にやっていたが、飽きっぽい茄子が突然ある歌を歌い出す! 

    EU地獄の王、サタンが日本にやってきた。閻魔大王に手土産を渡しながら、愛想よくふるまうサタン。その心中では、いずれ東洋も傘下に収めてやろうという野望が渦巻いていた。鬼灯に案内され地獄を巡るサタン。気味の悪い声で泣く謎の動植物、上司を見殺しにしようとする部下。激しいカルチャーショックがサタンに襲い掛かる!

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    第3話 白澤/いかにして彼らの確執は生まれたか

    先輩に渡す結婚祝いの相談をしようと、鬼灯に会いに来たシロ。鬼灯が休みと聞いてがっかりする。もうお昼だし起こして良いと思うけど、と閻魔大王に言われて、一緒に来ていた柿助・ルリオと共に起こしに行く事に。ところが閻魔大王、鬼灯の寝起きの悪さをひとしきり語って三匹を引きとめる。自分は絶対に一緒に行かない、まだ逝きたくないと力説する閻魔大王をよそに、鬼灯の部屋へと向かう三匹。扉を開いたその先には… 

    鬼灯のハンコを貰いに閻魔庁の鬼灯の執務室を訪れていた桃太郎。何気なく、鬼灯と白澤が似ていると口にした瞬間、この一言にキレた鬼灯の無言の裏拳が背後の柱に炸裂する。無表情に詫びながらも、やはり痛かったのか拳をさする鬼灯の背後、どこからともなく現れた閻魔大王が、千年前のある出来事を機に、いかにして鬼灯と白澤の確執が生まれたかを語りだす!

  • 第4話 美男にもいろいろある/かちかぢごく
    第4話 美男にもいろいろある/かちかぢごく

    風呂敷包みを手にして、どこかへと向かう様子の鬼灯、駅前で自分の尻尾を追いかていたシロに会う。非番のシロ、鬼灯が烏天狗警察のある人物に会いに行くと知り興味津々。シロも一緒に連れて行くことにした鬼灯、約束の時間が近いのか時計を気にして地獄タクシー乗り場へと向かう。するとそこには、現世のタクシー強盗の話しで盛り上がる、地獄のタクシー・朧車達の姿があった。 

    針山の上に立つ二つの影。獄卒達の仕事ぶりを見下ろした鬼灯、鼻をほじりながら亡者を呵責する新人獄卒の姿に、正直見ていられないと嘆く。この状況をどうするか、隣の影に意見を求めると… それから数日後、新人獄卒達のゆるんだ根性を叩き直すため再研修が行われる事に。閻魔殿の法廷に集められた、唐瓜・茄子をはじめとする新人獄卒達。各地獄で活躍する先輩獄卒達の亡者への呵責っぷりを見学することになるが…

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    第5話 龍虎の二重奏/精神的運動会

    桃源郷にある漢方薬局、極楽満月。そこでは白澤が桃太郎を前に、女子に大人気となる秘訣を話しながら薬膳鍋を作っていた。同じころ、地獄の閻魔殿では、鬼灯が簡法と功科について説明しながら、シロ達とともに天罰鍋を作っていた。亡者や針口虫を煮込むなか、一つ大事な材料が足りないことに気付く鬼灯。その材料を持つという地獄の門番に会うため、地獄の門へと向かった一行の前に現れたのは?!? 

    地獄中の獄卒達が集まり賑わう広場の一角。いつも通りの茄子と、いつもと違って緊張気味の唐瓜。お香をはじめとする女獄卒達。白澤とやってくる桃太郎を見つけて駆け寄るシロ・柿助・ルリオ。柿助は組体操、ルリオは先輩達と歌を披露すると話すが、シロは自分が何をするのかよく分かっていない様子。集合の合図を告げる花火が鳴り響くと、閻魔大王がおごそかに「獄卒大運動会」の始まりを宣言する!

  • 第6話 地獄アイドル ピーチ・マキ/右腕のブルース
    第6話 地獄アイドル ピーチ・マキ/右腕のブルース

    地獄アイドル、ピーチ・マキ。桃源郷の仙桃農園での「仙桃キャンペーン」のグラビア撮影を終えたマキをねぎらうように、甘い声が近づいてくる。いつもの調子でやってきた白澤、仙桃を渡しながらマキの手を握ると、これまたいつもの調子で口説きだす。その様子を伺うように、頭上の枝影に潜む怪しい影。清純派で売るマキのスキャンダルを狙って、ゴシップ記者のカメラのシャッターが今切られる! 

    悪魔暦十万二千十四年。EU地獄から、サタン王の右腕が日本地獄に到着した。彼の名は、蠅の王と書いてベルゼブブ。エリート中のエリート、高級官僚にも関わらず、一般人と同じ対応をされ屈辱に震えていた。しかも地獄飛行場の危険物検査機を通り抜けることも出来ず、いぶかしむ鬼灯に、胃液が毒物だと申告すると、バケツに全部吐けとまで言われてしまい… 耐えきれなくなったベルゼブブは思わず…

  • 第7話 男と女と衆合地獄/地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方
    第7話 男と女と衆合地獄/地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方

    洗い場で、各地獄から集められた獄卒達の洗濯物を洗う新人獄卒達。洗っても洗っても減らない洗濯物の山を前に、唐瓜と茄子は手分けして作業する事にしたものの、衆合地獄の洗濯物はオシャレ着が多く、手間がかかるばかりで、なかなか終わらない。次々と洗い終わって片づけを始める同期達。洗濯物を干すのに飽きた茄子が、ボヤく唐瓜に、思いついたばかりの一発芸を披露するが! 

    「この鏡を見よ!」。裁判中の閻魔大王が、この期に及んで言い逃れようとあがく亡者に、閻魔殿の法廷に置かれた鏡を指し示す。「浄玻璃鏡」は、あらゆる亡者の現世での行いを映す、いわば超高性能監視カメラ。目の前に映し出された過去の自分の悪業を見た亡者は、たちどころに白状し罪を認める。そんないつもの裁判風景の後、閻魔大王が疲れた体をほぐそうと腰をひねった瞬間、とんでもない激痛が襲いかかる!

  • 第8話 えげつなき戦い/地獄三十六景
    第8話 えげつなき戦い/地獄三十六景

    ゴシップ雑誌『週刊三途之川』。記者の小判が湯のみ片手に、最近のスクープを思い返して静かに一人ごちていた。白澤とピーチ・マキの密会、不喜処の涙の出産ドキュメント。そこまではよかったが、中途半端に閻魔殿に首を突っ込もうとして、鬼灯の計らい?で激写してしまった奪衣婆の水浴びの瞬間を思い出し、胃を押さえる。ゴシップ一本、よりえげつなくいくと決意した小判がターゲットにした人物とは? 

    たまの休日。ノミと槌を手にした茄子が、今にも動き出しそうな蛙を木の枝に彫っていた。しかし、どこか納得いかない様子。最近どうもビビッとこないと、唐瓜に打ち明けてみた茄子は、いつも通りにしてりゃいいと言われて、何となく合点がいった様子。少しして、気持ちよさそうに風に吹かれる金魚草を見た茄子、唐瓜の言葉にしたがうように、金魚草とともに風に身をまかせてみると?

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    第9話 酒と女でダメになる究極の例/溢れ返ってきたヨッパライ

    昼間から厠にこもりっきりで、二日酔いからくる吐き気に苦しみながら、もう飲みませんお許し下さいと唱えては吐く白澤。色々な酒をちゃんぽんして飲んでは繰り返される見慣れた光景ながらも、呆れた様子の桃太郎。溜息まじりに、これじゃあ鬼灯さんにとやかく言われるのも仕方ない、鬼灯さんがウワバミなら、ひとつ負けてるとこぼした一言が、白澤の妙な負けん気に火をつける! 

    なりゆき任せで、閻魔大王の飲み会に参加することになった白澤と桃太郎。宴もたけなわ、日本の伝統とばかりにこのまま飲み明かす勢いの閻魔大王に、鬼灯はただの因習だとバッサリ切り捨て、閻魔大王の自伝語りが始まる前に獄卒達を家に帰そうとする。店内の酔いどれたちの姿に、まるで叫喚地獄の亡者のようだと嘆く鬼灯の元に、急を知らせる一報が飛び込んでくる。

  • 第10話 十王の晩餐/ダイエットは地獄みたいなもの
    第10話 十王の晩餐/ダイエットは地獄みたいなもの

    人が死に、初七日から三回忌までの間に受ける裁判。そこで重要なのが遺族の手厚い供養と供物の量。それらをかんがみ、舌抜きの拷問だけで天国行きとなる亡者達が長い列を作る簡易地獄前では、遺族への感謝をとうとうと諭す鬼灯の声が響いていた。祭壇の供物の山を見上げていた唐瓜は、鬼灯に言われてこれらの判決を下した十王達の晩餐の手伝いをする事にそこで鬼灯が歌に合わせて十王を紹介 

    供物のお菓子をおやつに、デザートにケーキ、風呂上がりにアイスと暴食が続いた閻魔大王。先日の十王の晩餐がとどめをさしたか、お腹がつかえて床に落とした筆も拾えないほどに太ってしまう。さすがにマズイと思った閻魔大王の、仕事終わりにジムでも行こうかとの呟きを鬼灯が聞き逃すはずもなく…亡者の齧り過ぎで太ったシロや柿助、ルリオを巻き込み、鬼灯’sブートキャンプが幕を開けた!

  • 第11話 一寸だった法師/お山の泥沼姉妹
    第11話 一寸だった法師/お山の泥沼姉妹

    閻魔殿には図書館もある。倒錯系本棚の前で本を読む鬼灯の元に、「一寸法師」の絵本を口にくわえたシロがやってくる。図書館にあった「桃太郎」のお供の犬がアフガンハウンドだったとひとしきり不満を語るシロ、今度は「一寸法師」に書かれた漢字の読み方をきいてくる。漢字に四苦八苦しながら、子犬たちに絵本を読んでやるシロを見た鬼灯、代わりに読んでやることにしたのだが…ところで一寸法師は今どこに? 

    醜女はよし!美人が山入ったら大木倒してマジ殺す!!! と山神のイワ姫は今日も不機嫌。ところかわって閻魔殿の食堂では、TV特集の「容姿が原因で起こる女の諍い」を話題に鬼灯とお香が食事をとる横で、木霊が深い深い溜息をついていた。現世の山に住むはずの木霊が地獄に来た理由は二つ。一つは花粉症。もう一つは、山神ファミリーツートップであるイワ姫とサクヤ姫の不仲にあると言うのだが?

  • 第12話 レディ・リリスとその夫/中国現世に妖怪が広まった訳
    第12話 レディ・リリスとその夫/中国現世に妖怪が広まった訳

    レディ・リリスは、EU地獄の補佐官ベルゼブブの妻、になる前に最初の人類アダムの一番目の妻だったとも言われている。そのリリス、サタン王の講演会の付き添いという名目で来た東洋地獄で買い物を楽しんでいた。何でも買える魔法のカードという名の、夫のキャシュカードで浪費三昧のリリスの本分は誘惑。閻魔庁に挨拶に行くと言い出したのは、まさか誰かを誘惑するためか? 

    鬼灯と白澤は今日も仲が悪い。そばで薬を作っている桃太郎の目には、罵倒しあっているだけに見えるのだが、実は勝敗も競っているのが互いに一筋縄ではいかないところ。極楽蜻蛉、朴念仁。最後に「ん」がついた方が負けの、しりあげ足とりに負け、心底悔しがる白澤をよそに、待ちくたびれた様子の鬼灯が、薬の催促をする。すると桃太郎、薬ができるまでの時間つぶしか、以前から思っていた疑問を口にする。

  • 第13話 盂蘭盆地獄祭/雑談閻魔大王
    第13話 盂蘭盆地獄祭/雑談閻魔大王

    地獄にお囃子が鳴り響く。今日は年に一度の獄卒達の楽しみ、盂蘭盆地獄祭の日。盂蘭盆は、地獄の釜の蓋も開いて亡者が現世に戻る、つまり獄卒の夏季休暇。初めての盂蘭盆祭を楽しみながら歩くシロ・柿助・ルリオの三匹。立ち並ぶ露店からは威勢のいい掛け声が聞こえ、和牛ステーキの焼けるいい匂いがシロを誘う。そんな三匹の前に現れたのは、鬼のお面をかぶり、祭りを全力で楽しむ鬼灯! 

    盂蘭盆祭も終わり、通常業務に戻った閻魔庁。閻魔大王への報告を遮る亡者の恨み節を力ずくで黙らせた鬼灯は、何事もなかったかのように、裁判にかけられる亡者達の到着が遅れると伝え直す。閻魔大王、思いもかけず出来た時間に休憩を取ろうとするが、どうも喉の調子がよくなく咳払い。盂蘭盆祭前の駆け込み裁判が多く、また声を張り過ぎたせいで喉を傷めたかも、と話す閻魔大王に鬼灯がした事とは?

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