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#01 REIGNITION
四畳半のアパートの一室で目を覚ますミス・モノクロームは、アンドロイドでアイドル。スーパーアイドル・KIKUKOと競い合う目標を持つミス・モノクロームは、ロボット掃除機の形をした家族のルーちゃんと会議をして、ファンを増やすためにツアー行い、ツアーをするためにアルバムを作ることを決める。バイト先のコンビニでマネージャーのマネオにツアーの話を持ちかけるミス・モノクローム。マネオは、ノウハウがまったくないことを心配するが、ミス・モノクロームの前向きさに後押しされ、早速アルバム作りから始めることになった。公園でモノクロームの姿を写真におさめるマネオ。完成したアルバムをリアカーに積んで、3人は全国各地をめぐる。アルバムが完売し、「ファーストアルバムを引っ提げてのファーストツアー、大成功!」と声を上げるマネオだったが、ミス・モノクロームとマネオは、アルバム(写真)もツアー(行商)も最初から間違っていたことになんとなく気づいていた。四畳半の一室に戻るモノクロームたち。ミス・モノクロームはもっともっと前に出るために、歌の入ったアルバムを作り、ライブツアーを行うことをあらためて高らかに宣言するのだった。
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#02 PROMOTER
コンビニの事務所でアルバム作りとライブツアーの相談をするミス・モノクローム、マネオ、ルーちゃん。わからないことだらけで戸惑う3人の前に、スーパーアイドルKIKUKOのマネージャー、マナちゃんが現れる。マナちゃんは、ミス・モノクロームたちに足りないのはライブに至るまでのすべてを取り仕切る興行主、すなわちプロモーターだと言い、自分がそのプロモーターになると名乗り出る。さらに7億円が必要だと語るマナちゃん。そんな大金を用意できないミス・モノクロームは、自分でプロモーターを探すため、とある峠を訪れる。 プロモーターを「プロのモータリスト」だと自信満々に語るミス・モノクロームは、峠を爆走するハチロク的な車を見て衝動が抑えきれず、シロクロの車に乗り込んで峠を攻める。そして始まるハチロクとシロクロのデッドヒート!ゴール後。ハチロク的な車のドライバー、紺野やよいと顔を合わせると、ミス・モノクロームは突然「私のプロモーターになりなさい」とやよいに告げる。やよいはなんと小さなレコード会社の社員で、「一生懸命がんばります!」とミス・モノクロームの申し出を快諾する。車に乗るまでは礼儀正しく、ちょっとドジっ子のやよいだが、ハンドルを握るや否や口調が豹変。ミス・モノクロームは、そんな変わった性格のプロモーター紺野やよいと、運命的な出会いを果たすのだった。
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#03 GUITARIST
アイドル活動とコンビニのアルバイトを掛け持つミス・モノクロームに「そろそろライブツアーの会場をおさえましょう」と開催地の希望を聞くプロモーター紺野やよい。ミス・モノクロームは「全国の有名ドームと有名ホール全部」、「小さな会場を15万箇所」などと冗談で大げさな希望を伝えるが、車に飛び乗ったやよいは各地を爆走し、本当に会場をおさえて有能ぶりを見せつける。そんなやよいを交え、ライブに向けた打ち合わせを始めるミス・モノクロームたち。ライブで歌う曲目をやよいが尋ねると、LoveDestiny、キラリ☆宝物、ALLMYLOVE等の名曲をスラスラと並べるミス・モノクローム。カバー曲ばかりになってしまうことを心配したやよいは、アルバム曲の追加を提案するが、ミス・モノクロームが考える曲のイメージは、ラップ、オペラ、詩吟等、もはやオールジャンル。そんな打ち合わせの最中、ツアーをいっしょに回るバンドメンバーを探す話をしていると、コンビニの裏手からギターの音が聞こえてきた。アルバイト店員の同僚あきこが、休憩時間にギターを弾いていたのだ。すぐさまあきこの肩に手を置いたミス・モノクロームは、「ギター決定」とつぶやき、バンドメンバーのひとりを早速確保するのだった。
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#04 GOODS
コンビニの裏手でアルバイトの同僚あきことセッションするミス・モノクローム。2人を見ていたマネオとやよいも「いい感じ」と満足気。事務所に戻ったミス・モノクロームたちは、ライブ会場で販売するグッズ作りの相談をする。リバーシ、ルービックキューブ、サイリウム、タオル、Tシャツなどなど、次々上がるアイデアに盛り上がるグッズ会議。ところが、あきこが提案したギターのピックに、ミス・モノクロームは「いらない」と即答。代わりにオリジナル単三電池を提案する。早速営業を始めるやよいとマネオ。ミス・モノクロームはさらに「アクションフィギュアを売りたい」と提案する。それを聞いたマネオは、「またモノクロームさん自身がフィギュアになっちゃうパターンですかねぇ」と予想するが、ミス・モノクロームは、コンビニのレジでフィギュアじゃなく、ヒグマになってお客さんを驚かせていた。「願いは必ず叶うクマー」。
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#05 SCOUT
やよいの勤めるヘイミンレコードの会議室で、ライブの演出打ち合わせをすることとなったミス・モノクロームたち。やよいが席を外しているうちに夢と幻の世界でウサデミー主演マネキン賞を獲得して戻ってきたミス・モノクロームは、冗談混じりでライブMCのアイデアを出していく。そんな中、バンドメンバーにスポットを当てた演出を提案するやよい。コンビニの同僚あきこもギターソロに乗り気で、超絶ギターテクを披露し始めるが、肝心のミス・モノクロームは怪訝な表情を浮かべて「いらない」とひと言。ライブで前に出るのは私。ギターは脚光を浴びなくていい。そんなミス・モノクロームの発言に残念がるあきこ。ところが、突然現れた外国人プロデューサーにスカウトされ、あきこはアメリカでデビューを果たし、ヒットチャートの1位に輝くのだった。一方、ふりだしに戻ったミス・モノクロームのバンドメンバー探しは、多彩な音色を奏で、さらに照明やターンテーブルにまでなれるルーちゃんに即決するのであった。
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#06 SHOWDOWN
ライブツアーのバンドと照明をルーちゃんが担当することになり、浮いた予算でダンサーを雇うことにしたミス・モノクロームたち。そんな折、撮影の仕事でテレビ局に来たミス・モノクロームは、滝下プロデューサーから、デビューしたてのアイドルグループ“キャラメル”を紹介される。いっしょにマネキンの演技をすることになるミス・モノクロームとキャラメルのゆい、あけみ、かな、あつこの4人。滝下プロデューサーに「後輩の面倒を見てやって」と言われ、気分がよくなったミス・モノクロームは先輩風を吹かせ始める。マネキン演技の本番がスタート。無理な体勢で苦しそうに演じるキャラメルの4人に対して、ミス・モノクロームは微動だにしない。そんな中、ミス・モノクロームはついに、マネキン演技の極意をキャラメルに伝授する。その名も「マネキンチェンジ」。カメラがヨソを向いているうちに、さりげなくポーズを変えるという大技である。マネキンチェンジをするミス・モノクロームとキャラメルの5人の動きは、まるでダンスのようにシンクロ。「私がKIKUKOの背中を追うように、この子たちに私の背中を追わせよう」。こうしてミス・モノクロームは、キャラメルをツアーのダンサーに起用することに決めたのであった。
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#07 AGAIN
ファーストライブツアーのダンスリハーサルに余念のないミス・モノクロームとキャラメルのゆい、あけみ、かな、あつこの4人。ルーちゃんの的確な指導が入り、練習にも力が入る。そんな中、プロモーターのやよいが仕事を持ってきた。なんでも、とある番組に出演しないか、という話なのだが、ミス・モノクロームとマネオにとってそれは、以前失敗したことのある「寝起きドッキリ」企画だった!リベンジに燃えるミス・モノクロームは、キャラメルとともに寝起きドッキリに出演し、同時にツアーの告知も成功させようと意気込む。ところが、ホテルの一室でマネキンに扮した5人は、こっそり部屋に入ってきた司会者たちを逆に恐怖のどん底に陥れ、またも番組はお蔵入りしてしまうのだった。コンビニに戻って仕事をするミス・モノクロームとキャラメル。そんな彼女たちは、逆ドッキリがきっかけでオバケ屋敷の仕事にありつく。コンビニの人件費が浮き、ギャラが入って大助かり。マネオとやよいにとって、ある意味ドッキリ大成功であった
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#08 REQUIEM
シトシトと雨が降る朝。四畳半の一室で目を覚ましたミス・モノクロームが電池交換をしようとすると、雨漏りのせいで電池ボックスが爆発してしまう。そして、爆発の煙の中から現れたのは、なんと電池の姿をしたイケメンだった! 運命的な出会いにシビれるミス・モノクロームと電池くん。そんな二人の友情の日々が始まった。お出かけを楽しむミス・モノクロームと電池くんは、冒険心に火がついて、スポーツカーで砂漠まで来てしまう。そんな中、電池が切れかかるミス・モノクローム。彼女を背負い、コンビニを探し回る電池くんだったがどこにも見当たらない。そこで電池くんは大きな決断をする。目を覚ましたミス・モノクロームは、電池ボックスに頭を突っ込む電池くんを見つける。電池くんは、ミス・モノクロームを救うために犠牲になったのだ。充電式ではない電池くんは、ミス・モノクロームにさよならを告げる。そんな電池くんの最期の願いを聞いたミス・モノクロームは、電池くんをリサイクルボックスに投げ入れるのだった。「いつかリサイクルされて、再びキミと巡り会える日が来るのを待っている……」
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#09 PUBLICITY
ミス・モノクローム、ルーちゃん、マネオ、やよいの4人は、アパートの四畳半の一室でライブのステージセットについて打ち合わせ中。莫大な予算がかかるアイデアを出すミス・モノクロームだが、やよいの勤めるヘイミンレコードには到底実現できそうもない。そんな中、ルーちゃんに「プロジェクションマッピング」ができるか尋ねるやよい。すると、4人がいた四畳半の一室が、突然コンビニの事務所に変わる!なんとルーちゃんは、コンビニの事務所に四畳半の一室をずっとプロジェクションマッピングしていたのだった。別のある日。ミス・モノクロームたちは、宣材写真の撮影で花畑を訪れる。アイドルが花畑で写真を撮ることに「普通すぎる」と不満気なミス・モノクローム。そんな中、ミュージックビデオの撮影で花畑を訪れていたKIKUKOたちに遭遇。KIKUKOのマネージャーのマナちゃんに宣材写真について話すと、マナちゃんはミス・モノクロームに「イメチェン」を提案する。アフロやちょんまげなどの新鮮なヘアースタイルを試すミス・モノクロームであったが、最終的にはポニーテールになり、「大胆にイメチェンしてもっと前にでる!」と宣言する。しかしルーちゃんは「言うほど大胆なイメチェンではない」と、密かに思うのであった……。
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#10 SEVENTEEN
国民的人気アイドルKIKUKOを調べ上げ、自分との違いを探りたいミス・モノクローム。探偵になったミス・モノクロームとマネオは、街角で尾行や推理の練習を重ね、KIKUKOの仕事場で潜入調査を始める。スタッフとして潜り込み、KIKUKOをじっくり観察したミス・モノクロームは、自分とKIKUKOの違いをひとつだけ見つける。そして、KIKUKO握手会の列にみずから並んだミス・モノクロームは、「なぜ永遠に17歳なのか」と,KIKUKOに直接尋ねるのだった。KIKUKOは、「私が17歳でいることをファンが理想としているから」だと答え、そのおかげで17歳のままでいられるのだとミス・モノクロームに伝える。それを聞いて、「私も永遠の17歳を生きる!」と決意を新たにするアンドロイドのミス・モノクロームであった。
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#11 INNERSPACE
ファーストツアーに向けて入念にリハーサルをするミス・モノクロームは、ルーちゃんにプログラムをインストールしてもらうことで初めてのダンスも完璧に踊り、オーパーツぶりを発揮していた。そんな中、新しいプログラムをインストール中のミス・モノクロームから、うっかりUSBケーブルを引き抜いてしまうプロモーターのやよい。そのことが原因でフリーズしたミス・モノクロームは、挙動がおかしくなってしまった。エラーが生じ、すっかりアイドルらしくなくなったミス・モノクロームを救うため、モノクロームの体内へとダイブするルーちゃんとやよい。ルーちゃんの超越した技術力によって思念体となったやよいは、戦闘機となったルーちゃんのコクピットで操縦桿を握る。そして、ミス・モノクロームの体内に出現した敵データと激しい戦いを繰り広げた二人は、辛くも勝利してミス・モノクロームを救う。やよいはこの一件をきっかけに、より一層ミス・モノクロームたちとの絆を強くするのであった。
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#12 CRISIS4696
ミス・モノクロームのポスターを眺めながら、アイドル活動の足跡をたどって感慨もひとしおのマネオ。そこへ現れたミス・モノクロームも「トップアイドルへと駆け上がる」とうそぶく。そんな二人のもとへ、慌てた様子のやよいが駆けつける。なんと、ミス・モノクロームに言われるがまま大量のグッズを作ったら、とても支払いきれない請求額に膨れ上がってしまったらしい。冗談で言ったつもりのミス・モノクロームだったが、ヘイミンレコードを倒産の危機に追い込んでいた!この危機を回避するため、アイデアを出し始めるミス・モノクロームたち。ところが、支払いに必要な金額が193億円だとわかり、マネオはあきらめムード。だが、193億円という金額にミス・モノクロームは心当たりがあった。その時。「モノクロームさま、お困りのようですね!」。一同の前に可憐な笑顔で姿を現したのは、KIKUKOのマネージャーのマナちゃんだった。次回に続く!
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#13 MONOCHROME2
ヘイミンレコード倒産の危機に現れたのはマナちゃんだった。マナちゃんは、以前自分を救ってくれたミス・モノクロームの役に立ちたいと、4億696本のルミカライトを買い取りたいと申し出る。それでもまだ40億円分。あと153億円を支払えなければヘイミンレコードは倒産し、ミス・モノクロームのファーストアルバムも、ファーストツアーもすべて白紙に戻ってしまう。あきらめかけたその時、どこからともなく強烈なギターの音色が響いてきた!コンビニバイトの元同僚あきこが駆けつけてくれたのだ。いまや世界ツアーをするほどのギタリストとなったあきこが残りのグッズすべての金額を引き受けることとなり、ミス・モノクロームたちは倒産の危機を回避するのだった。こうしてミス・モノクロームは幾多の苦難を乗り越え、ファーストアルバム発売、そしてファーストツアーに向けて、また一歩前に出る!