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  第壱話 開眼

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鴉
鴉 (配信数6話)
 私が遭遇したような事件は、ここ新宿署では珍しくない。
 事件が起こりはじめたのは三年前。
 共通した特徴は三つある。シチュエーションが特定され、繰り返されていること。
 二つ目は被害者が体中の体液を失っていること。
 最後に、どの事件にも一名から数名の生存者が必ずいること…
■キャスト
鴉/乙羽(おとは):和田聡宏
ヒナル:渋谷飛鳥
ゆりね:鈴木かすみ
鵺(ぬえ):藤原啓治
鳳春院廻向(ほうしゅんいん えこう):櫻井孝宏
呉鳴海(くれ なるみ):鳥畑洋人
鷺坂実(さぎさか みのる):後藤哲夫
鷺坂よし子(さぎさか よしこ):千葉紗子
炎(ほむら):生天目仁美
新宿署・署長:納谷六郎

■企画原案・監督
さとうけいいち
■キャラクターデザイン
羽山賢二
■美術デザイン
佐藤肇
■妖怪デザイン
安藤賢司
■脚本
吉田伸
■音楽
池頼広
■オーケストラ演奏
プラハ交響楽団
■演奏指揮
マリオ・クレメンス
■音響監督
明田川仁
■音響効果
今野康之
■編集
奥田浩史
■制作
タツノコプロ
■発売元
ショウゲート
■販売元
松竹
(C) 2005 タツノコプロ/鴉 -KARAS- 製作委員会

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  • 第壱話 開眼
    第壱話 開眼

    夜空を舞う2翼の<鴉>。それらはやがて人型へと姿を変え、剣を交わらせる。<街>を守護する唯一の存在である<鴉>。しかし一人しか存在しないはずの<鴉>が、なぜ?そして、3年後。新宿で頻発する<吸血鬼の仕業であるかのような>謎の殺人事件。この街では、こういった事件が数多く発生しているのだった。

  • 第弐話 火炎輪
    第弐話 火炎輪

    赤いZに出合ってしまったものは、そのトンネルから出られなくなる。そんな都市伝説がまことしやかにカーラジオから流れ続ける街、新宿。それをあざ笑うかのように、今日も首都高速のトンネルで発生する怪奇な事件。連続する“一風変わった”事件と、“一風変わった”同僚の鷺坂の態度に困惑し、苛立ちさえ覚える呉。そんな時、鷺坂は「事件が連続するトンネル付近で目撃された男の似顔絵」と「新宿駅前トイレでテレビクルーの取材に答える謎の男」に奇妙な符号を得る。

  • 第参話 滅 覚醒
    第参話 滅 覚醒

    炎の中から現れたのは、御座化した鵺だった。ゆりねは鵺を斬るよう命じるが…。一切の個を捨て<鴉>となったはずの乙羽に残る、何か。「いつかお前は人に戻るときが来るやも知れぬな」自嘲めいたゆりねの呟きは、何を意味するというのか。一方、二人の仲間を失った御座衆は、ついに鴉抹殺にのり出した。鎌鼬と土蜘蛛はそれぞれ、新宿区内にある病院を目指す。

  • 第四話 人乙羽
    第四話 人乙羽

    土蜘蛛、鎌鼬による策略によりさらわれたゆりね。それによって鴉から人間へと戻った乙羽。そのころ、退院した鷺坂と呉は連続する怪事件の捜査を再開し、事件の真相に乙羽と鵺が関っていることを突き止めた。また、東京に起る異変を調査している女鴉・炎も事態の収拾に動き出す。

  • 第伍話 幻想区
    第伍話 幻想区

    ゆりねの呪縛から開放され、自らも御座となった廻向の次なる目的は、新宿という街そのものの改造にあった。鵺とその弟の体に密かに組み込まれていた、ある仕掛け───鵺兄弟がふたたびまみえることでその仕掛けが発動し、新宿の街に突如、出現した機械根。それは人間を次々に襲いはじめる。それは御座となった廻向の体を支えるための、エネルギーチャージャー、巨大な御座玉だった。外界から新宿を遮断し、街そのものを巨大な御座へと変貌させようとする廻向。それは世界への宣戦布告なのか?

  • 第六話 真伝説
    第六話 真伝説

    東京に終結する他エリアのゆりねと鴉たち。事態の収拾が付かない場合、彼らの手によって東京そのものが破壊される…かつてのソドムとゴモラか、京の都か…。そして、新生した鴉(乙羽)と廻向の最後の戦いの火蓋が切って落とされた。事態の監視役だったはずの女鴉・炎も参戦し、激しさを増す戦い。しかし強大な廻向の力の前に苦戦を強いられる乙羽と炎。やがて二人は、囚われの身となっている鵺とその弟によってもたらされていることを知る。

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