彼女はなぜ、<国家の反逆者>となったのか――
2017年、アメリカ。リアリティ・ウィナーが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」…。気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々にある衝撃の真相へと切り込んでいく…。
ニューヨークの現代演劇シーンで“超新星”と評される劇作家ティナ・サッターの映画監督デビューとなる本作は、米国家機密リーク事件で世界中を騒然とさせた女性の実際のFBI尋問音声記録を、ほぼリアルタイムで<一言一句>完全再現してみせるという衝撃の試みで絶賛を集めた心理スリラー。主演は、人気ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」などに出演し、今最も注目される若手俳優シドニー・スウィーニー。主人公が直面する状況が刻一刻と緊迫感を増していく様子を巧みに表現した繊細かつパワフルな演技は、彼女の本格俳優路線を決定づけたとして世界中で華々しい高評価を獲得している。ごく平凡な若者だったはずの彼女が心に募らせていった思いとは?その知られざる実像が、異常なまでの緊張感とかつて見たことのない圧巻の<リアリティ>をもって事件の真相とともに浮かび上がる。全世界から注目を集めている11月の米大統領選。トランプ氏の再選の可能性が高まっている今だからこそ見るべき1本である。
リアリティ・ウィナー事件とは
2017年、米国家安全保障局(NSA)の契約社員だった25歳のリアリティ・ウィナーが逮捕された。その罪状は<国家機密の漏洩>。ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選への介入疑惑に関する報告書をメディアにリークしたという衝撃的なものだった。「トランプ大統領誕生は、ロシア政府に仕組まれたものだった――?」トランプ政権を揺るがすそのセンセーショナルなニュースは世界中を驚愕させ、個人の情報漏洩罪として史上最長となる懲役5年の刑を言い渡されたリアリティは、一躍<第2のスノーデン>として注目の的となった。
■キャスト
シドニー・スウィーニー:リアリティ・ウィナー
ジョシュ・ハミルトン:ギャリック特別捜査官
マーチャント・デイヴィス:テイラー特別捜査官
■スタッフ
監督:ティナ・サッター
脚本:ティナ・サッター、ジェームズ・ポール・ダラス
製作:ノア・スタール、ブラッド・ベッカー=パートン、リヴァ・マーカー『THE GUILTY、ギルティ』、グレッグ・ノビーレ
編集:ロン・デューリン、ジェニファー・ヴェッキアレッロ『カモン カモン』
彼女はなぜ、<国家の反逆者>となったのか――
2017年、アメリカ。リアリティ・ウィナーが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」…。気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々にある衝撃の真相へと切り込んでいく…。