東京国税局から世田谷南税務署に左遷されたダメ署員「窓際」こと窓辺太郎。本当は政財界の癒着を暴く国税局の陰の査察官である。 伝統工芸の長崎チロリに絡む企業買収と利権がらみの悪事を暴くため長崎に向かう太郎。長崎の人々の心を伝える伝統工芸は、そのままの姿で生き残れるのか、人々の心を無視し自らの利益に走る政治家を太郎は斬ることができるのか。
■キャスト
小林稔侍
麻生祐未
渡辺いっけい
出川哲朗
野村昭子
北村総一朗
■スタッフ
監督:山崎康生
脚本:土屋六郎
ある日、太朗は 母・トメ(野村昭子)から父の形見・長崎チロリを制作した職人の息子に返してほしいと頼まれる。そんな時、森村からM&Aを繰り返して利益を上げている会社の社長が、内部告発をしてきたと聞かされる。しかし社長が突然死し、資料も消えていた。長崎山手税務署税務官・岩永麻衣(南沢奈央)と一緒に行動することになった太郎。麻衣の父親・岩永克己(天宮良)は長崎チロリの継承にこだわる一方で借金を抱え悩んでいる克己にもM&Aの波が押し寄せていた。長崎地盤の代議士・笹塚(嶋田久作)、県議会議員、経営コンサルタントが入り乱れての企業買収と利権が絡む中、伝統工芸を継承することはできるのか。