坂上連合系列の村井組に属する勝は自分の思い描いていたヤクザ世界との掛け離れに苛立っていた。
そんな時、対立する大日本極真会に属する修と出会った勝は、修に本物の極道の匂いを感じ取る。
自分にはない激烈なものを持っている修に反感を抱きながらもなぜか強く惹かれる勝。
そんな勝の前に無邪気さの裏に陰を持った智子が現れる。見えない糸に操られるかのよう
に自然に抱き合う二人。一方、修は上部組織の川田組からカタギになることを強制されていた会長・橋本の胸中を察し、代理戦争を勃発させようと村井組に手留弾を投げ込むが、皮肉にもこの事件が勝にとって昇りつめるチャンスとなった。それに
よって一年間獄中生活を送ることになる勝だったが、出所した勝は着実に上昇していくのだが…