自由な校風の私立あらま学園に美人でスポーツ万能の女性教師、麻衣マチコがやってきた。イタズラ好きな生徒達は、大喜び。毎日、マチコ先生と‘スキンシップ’をとりながら、どたばた騒動を繰り広げる。
■キャスト
麻衣マチコ:吉田理保子
ケン太:野沢雅子
カメ:つかせ のり子
■スタッフ
演出:案納正美
脚本:田口成光
<あらま学園>に、美人でスポーツ万能、それに知能指数だって人並み勝る麻衣マチコ先生が赴任してきた。マチコ先生のチャームポイントは「まいっちんぐポーズ」。 ケン太とカメのコンビは、初日からさっそく、マチコ先生にいたずらをしかける。
エネルギーとスタミナではマチコ組でいちばんのケン太が、このところすっかり元気を無くし、居眠りばかりしてる。心配になってきたのは、マチコ先生だけではない。ケン太の相棒カメをはじめ、クラス全員が気にして、その原因を追求することになった。
カメが、何を聞いても励ましても、うつろな眼差しで溜息を吐くばかり。 やがて、カメの落ち込んでいる原因が分かった。人気歌手、星野めぐみに恋をしてしまったのだ。 心配したマチコ先生は、レコード会社に勤めてる友達をたよって、カメと星野めぐみを会わせることにした。
「トンデモ学院」の“弱いものいじめ”族<チャリンコ軍団>は、カメに対して、さんざんのイビリ。金三やテンコにヒロミ、そして、マドカやヒロシまで、さんざんな目に遭ってるという。 めったにコウフンしないマチコ先生も、今度ばかりは“まいっちんぐ”なんて言ってられなくなった。
日頃は大変におとなしく、おしとやかなヒロミが、なんと、女の子なんか、ぜ~んぜん関係ないというガリ勉のヒロシを、ひそかに恋しちゃって、ドキドキ、ソワソワの毎日。 思いつめたヒロミは、だんぜん頼りにしてるマチコ先生に打ち明け、ヒロシにラブ・レターを渡してもらうことにした。
シズオが3日も休んでいる。見舞いに行ったみんなを待ちかまえていたのは、シズオの3つ子の弟たち。シズオも母親が入院して、弟たちの面倒を見るために休んでいるという。 マチコ先生は3つ子を学校であずかるという名案!?を思いつくが、3人は、言うことを聞くような子ではなかった。
金三はツッパリ・ロックンロールに夢中。学園の屋上にまでロックを持ち込んで騒ぎ出すほど。 今日も屋上で、ケン太やカメといっしょにツッパッてるところへ、マチコ先生がやってきた。この金三の悪乗りを見たマチコ先生は、今度の学園祭で演奏してはと提案した。
ケン太がフリスビーに入れ込んでいる。まるでブーメランのように、手元に戻すテクニックまでマスターしたケン太は、さっそく、マチコ先生やマルコ、テンコを目標にイタズラを仕掛ける。 ブラジャーのボタンをぶっちぎったり、物干しの洗濯物を狙ったり、婦人警官にまでスカートまくりをやる始末。
ケン太のイタズラは相変わらず、さいげんなく続いている。遊びのノウハウなら、さすが日本一?のケン太だけに、新しい秘密兵器として、今度は何とマジック・ハンドを考案した。 ものは試しと<あらま学園>のみんなが利用してるバスに乗り込んで、さっそく秘密兵器を使ってみた。
催眠術に凝ってる山形先生。まず目をつけたのが、お人好しの金三。五円玉を振ると、金三は見事にひっかかってしまった。 つづいて山形先生がマチコ先生に催眠術をかけた。すると大変!マチコ先生は言葉も態度も男の人になってしまった。
金三が、チャリンコ軍団のゲン吉たちからパンティーの万引に仕立てられた。金三が万引をするわけはない。実は、このパンティーは、はいて座ると“ブー!”という音がするもの。 ゲン吉は、マチコ先生に、このパンティーをはかせたら、万引のことは警察に言わないと金三に条件を出した。
2学期終了の日、成績表が気になるケン太は、下校の途中でカメと一緒にあらためて数字を確かめて見た。 1学期とちっとも変わらないオール3?にガックリきたケン太が、成績表を紙飛行機にして飛ばすと、それは犬にくわえられ、持って行かれてしまって、さあ大変。
今日は正月元旦。マチコ先生の家に年賀に行き、オトソを飲みすぎちゃったケン太は、階段からスッテン・コロリン。 気を失ったと思った次の瞬間、ケン太の日頃からの願いが初夢となり、タイム・マシンに乗って10年後にタイム・スリップしてしまった。
マチコ組では、みんなでアイス・スケートにでかけることになった。出発間もなく、道に牛が飛び出してきて、運転手さんが急ブレーキをかけたのでガイドさんが転倒して失神。 マチコ先生が代役をつとめるという思わぬハプニングがもち上がることになった。
ケン太は、潜水艦の望遠鏡を応用したミニ・スコープを開発した。 保健室へ、天井づたいに仕掛けてみるとピッタリだ。ちょうど女の子たちが身体検査で着替えのまっ最中。 保健医の青森先生に見つかってしまうが、なんと、青森先生もミニ・スコープをのぞき出したではないか!
友達の結婚式で、マチコ先生は新郎新婦のスライドを見せる役に。 マチコ先生の助手になったケン太とカメが、スライドを取りに行くと、山形先生のコートから、マチコ先生のグラマーなスライドがでてきた!ケン太は、新郎新婦の写真の中に、マチコ先生のスライドを混入する。
マチコ先生が家に帰ろうと校門を出ると、車から若い男が飛び出してきて、マチコ先生を、車の中に引っ張り込んでしまった。 車が着いたところは郊外の山小屋。なんと、マチコ先生を週刊誌に出ていた日系ブラジル人の大財閥のお嬢さんと間違えて誘拐していたのだった。
今日はバレンタイン・デイ。山形先生は、マチコ先生からチョコレートをプレゼントされた夢を、現実といっしょにしてしまって、朝から浮かれている。 マチコ先生に、お見合いの話がもちあがった。これを知ったケン太とカメ、金三の3人は、さっそく、お見合いを壊しにかかった。
このところ、金三がすっかり落ち込んじゃってる。マドカちゃんにふられた夢は見るし、勉強はぜんぜんしないで食べてばかりいるので、お母さんからも文句ばかり言われてる。 ケン太とカメは、何とか金三の自信を回復させ元気づけようとするが、なかなかうまくいかない。
<あらま学園>に、毎年恒例のサーカス団がやってきた。ケン太たちは、さっそくマチコ先生を誘い、見に行くことになった。サーカス団は、初日を目前にした猛練習中で、テントの中はグッと緊張気味。その時、大変なことが起こった。
マチコ先生の誕生日は3月5日。ケン太たちは、1日遅れになったけど、マチコ先生には内緒でパーティーを開こうと、ひそかに、お祝いの準備をする。 この様子を見たのが愛知教頭。たまたま3月6日は愛知教頭の誕生日だったので、自分のためのパーティーと勘違いしてしまう。
ある夜、銭湯帰りの山形先生は、目もくらむUFOのようなものに遭遇した。 そのころ、天体観測をしていたマドカも、このUFOを目撃してビックリ大仰天。 それからが大変なことに。山形先生は透視超能力を身につけ、日ごろの願望が丸見えになってしまったのだ。
マチコ先生の友達がカリフォルニアから日本へやってきた。ジュディーという名のグラマーな美人で、ケン太はひと目でイカレてしまった。 さっそく“タッチ作戦”だ。だけど、いつものようにタッチ大成功!となったまではよかったが、ジュディーは本当に怒ってしまった。
ゴルフが趣味のコケダルマ校長先生が<あらま学園>の先生たちでゴルフ大会をやろうと呼びかけた。 スポーツ万能のマチコ先生も、ゴルフだけは、ちょっとかじっただけ。はじめ尻込みしていたが、ケン太にそそのかされて、とうとう参加することになった。
マチコ先生が、女生徒たちとテニスの合宿へ出かけることを聞きつけたケン太は、密かに後から乗り込むことにした。この情報をキャッチした山形先生は、ケン太たちに便乗。 しかし、合宿所についてみると、ゴルフのレッスンで、コケダルマ校長と愛知教頭もきていた。
ある朝、全国的に知られてるナス温泉の“ナス湖”に<恐竜に似た怪獣が出た>というニュースがテレビで放送された。 このニュースを見たケン太は、とにかく自分の目で確かめようと決心。カメやマチコ先生を誘ってナス湖へ出かけることになった。
<あらま学園>の近くに、ラーメン屋さんが開店した。ところが、このラーメン屋さんが、“ラーメン一杯食べた人に、抽選でハワイ旅行”という宣伝を始めたからたまらない。 ケン太たちが、いつも行ってる安くて味自慢のラーメン屋さんが完全にピンチになっちゃったのだ。
山形先生は、マチコ先生と校長先生との、とんでもない会話を耳にしてしまった。 それはなんと、マチコ先生が学園をやめる、つまり退職するっていう内容のもの。どうやら、どうにも止まらないケン太たちのイタズラが原因のようだ。
今日は日曜日。ケン太は朝からボケーッとして目がさめない。 道すがら、カメが止めるのも聞かず公園のベンチで眠り込んでしまった。そして何と、たまたまやってきた権左ェ門というおじいさんを、マチコ先生と間違え、自慢のヒゲをむしり取ってしまう。
<あらま遊園地>は、ずっと昔からある子供たちの社交の場。昔ながらの楽しい仕掛けがあって、いつまでも無くならないで欲しい遊園地だ。 しかし、そこが団地になる計画が。赤字運営が続き、けっきょく手放さなければならないハメに陥っていたのだ。
研修旅行は<あらま学園>の恒例行事。今年はグアム島へ行くことになった。 ジェット機で全員出発。ところが大変。間もなく到着というころ、嵐に襲われた飛行機は、無人島のジャングルに不時着してしまった。
今日は<あらま学園>のプロレス研究会が主催する“研究発表の日”。 子供たちのヒーロー、ジャガーマスクをスペシャル・ゲストに迎え、プロレス研究会会長である金三も、リングに。 金三の才能?を見込んだジャガーマスクのマネージャーは、金三をプロレスラーになるよう誘った。
<あらま学園新聞>が50号記念の特別号として、新聞部員に限らず、学園の全員からユニークな記事を募集することになった。 採用された記事には、賞品としてライトつきペンがつくというので、はりきっちゃったケン太は“よおし、おれも応募するぞ!”って言い出した。
ボイン・タッチにスカートまくりと、ケン太のイタズラは絶える日がない。そこで、校長先生と愛知教頭は、マチコ先生にも内緒で、ケン太に対するショック治療を思いついた。 ケン太にワナを仕掛けて、愛知教頭が宝物のように扱っている“壷”を割るというハプニングをおこさせたのだ。
<あらま学園>に、ひとりの少年が馬で乗り込んできた。1時間目が始まって、マチコ先生が紹介した転校生は、なんと、この少年だった。 鉄夫は、家庭環境から、人間が信頼できなくなり、馬だけが信頼できると決めてかかっていたのだ。
マチコ先生の友達で、テレビのディレクターをやってる安井さんが<あらま学園>にやってきた。実は時代劇での子役を探しにやってきたのだが、マチコ先生の結婚相手と思い込んだケン太は、職員室に殴り込みをかけた!? これが安井さんに強烈な印象を与え“ケン太をぜひ!”と頼み込まれる。
ケン太たちは、毎日のように食べてるご飯の、あの真っ白な米が、どうやってとれるのか、良く知らない。 そこで、マチコ先生は、大学のクラスメイトで、田舎の農家を継ぎ、がんばってる秋田太郎さんの家へ、みんな一緒に田植えの実習に出かけることにした。
<あらま学園>出身で、女性解放運動でも有名な青島女史が、海外視察から帰り、講演のためやってきた。 “…で、まさか今でも、昔と同じようなイタズラをする男生徒がいるんじゃないでしょうね?”という青島女史の問いに、ケン太とカメは、パッと槍玉にあがった。
7月7日は七夕祭りだ。マチコ組では、大きな竹ざおを買い込み、本格的な七夕のお祝いをすることになった。 ふと気が付くと、カメの元気がない。カメはハンバーガー・ショップの店員であるミヨコちゃんに恋して、ハンバーガー以外は食べられなくなってしまっていたのだ。
みんなで、理科の教材に使うために、海藻採集に出かけた。ケン太が、1匹のイルカが網にかかって苦しんでるのを見つけ、マチコ先生がナイフを使ってイルカを助ける。 だけど、このイルカは、実は村の漁師たちが追い払った大群の中で、1匹だけ逃げずに残ったものだった。
恒例<あらま町1周自転車大会>の日がやってきた。 アイデアを寄せ集めた手作りの自転車で、2人以上がチームを組んで参加するレースだ。みんなマチコ先生とチームを組みたがり、山形先生は“もしマチコ先生と組めないならレースには参加しない”とまで言い出す始末。
マドカは、お使いでビールを買いに出た帰り道、テニス部の先輩で“初恋のひと”だったトムに会った。 トムは、相変わらずカッコ良かったけど、どこか悩んでるふう。マドカが大学やテニスの話をすると、急に怒り出して、オートバイの後にマドカの買物袋を乗せたまま、走り去ってしまった。
今日は<あらま学園>の授業参観日である。ケン太やカメのお母さん、それに東大一筋というヒロシの母親・良子さんもやってきた。 ところが、教材として使ったリモコン操作のカエルやネズミが、本物と間違えられ、驚いて尻モチついた良子さんのカツラがとれてしまって、大騒動に。
マチコ先生は、夏休みのあいだ、ひとり暮らしの老人たちのためにボランティアを始めた。 これを聞いて、手伝いを申し出たのは、山形先生。ケン太、カメ、それに金三だって知らんぷりをするわけがない。けっきょく、5人いっしょのボランティアということになった。
ある日の社会科の授業。珍しく山形先生に質問したのがケン太。 ところが、山形先生があいまいに答えちゃったため、ケン太は、“山形先生、そんなことも知らないんですか”と、とんでもない失礼な反問をしてしまった。
<あらま町>の創立50周年の祭りに、この町出身の人気歌手、竹田レイコがゲスト参加することに。 祭りの日。竹田レイコが着替えてると、ケン太とカメがいたずらで、ヌードまで見てしまったから大変。竹田レイコのマネージャーも怒っちゃって、祭りには参加しないと言い出した。
ディスク・ジョッキー番組で、ケン太は投稿したハガキが採用された。ケン太のハガキは、マチコ先生のことをビッシリと書いたものだった。 DJを担当してるタレントの鰻屋サンマも、ハガキを読んでマチコ先生に興味津々。マチコ先生は番組に出ることに。
ある日の午後、ケン太たちがマチコ先生からテニスの手ほどきを受けてると、テニス・コートのネット越しにジッとマチコ先生を見つめてる男がいた。 その男が、テニス・コートにやってくるようになってから、練習用の赤いボールが次々と消えるようになってしまった。
竹の子族で有名な歩行者天国に行ったケン太たち。ケン太たちも揃って派手に踊りまくることになった。 竹の子族のアイドルであるマサトは、やけに目立ちたがってる感じのケン太たちを、どこか愚弄の眼差しで見てるように思える。ケン太はマサオに踊りで勝負を挑む。
コケダルマ校長先生の旧友である小倉さんが“孫の信一のため友達を兼ねた家庭教師をひとり推せんして下さらんか”と<あらま学園>にやってきた。 校長先生が適任だと思ったのは、マチコ組のヒロシだった。ヒロシ以上の才能の持ち主は<あらま学園>には居ないからだ。
<あらま学園>では、秋の大運動会がせまってきた。マチコ級では参加種目の出場者をホームルームで選出。足の速いケン太は当然クラス対抗リレーなどに選ばれる。 しかし、何といっても「カップル障害物競走」が注目の的。誰がマチコ先生とペアーになるかが問題なのだ。
今日は全校あげての写生会。福岡先生は何か元気がない。実は、福岡先生は<あらま学園>をやめることになったのだ。 放課後、福岡先生はマチコ先生に<あらま学園>をやめることを告白する。郷里に帰って絵描きになるつもりなのだが、言いそびれてしまう。
「謎のイースター島展」を見学に行ったマチコ先生と生徒たち。始めて見るイースター島と、モアイ像の姿に感激する。 翌朝。ケン太たちが登校すると、何と、<あらま学園>の校庭にあのモアイ像が立っているではないか。いったい、このモアイ像はどこから来たのだ。
秋の「遠足実行委員選挙」にマドカとテンコが決定した。しかし、この決定に不満なのがケン太とカメ。女の子が決める計画なんかおもしろくない。この実行委員会の計画を邪魔する。 ところがマチコ先生は、ケン太を怒るどころか、逆にケン太の気持ちもわかると言い出したのだ。
ある日、ヒロシが学校の裏山で貝の化石を見つけた。これは大発見!<あらま学園>一帯は、さっそく化石の発掘調査が行われることになった。 発掘当日。ケン太は、学校の理科研究室から持ち出してきたアンモナイトの化石でマチコ先生をおびき出し、落とし穴に落とそうという計画を立てる。
<あらま学園>に新しい美術の先生が赴任してきた。名前は鹿児島先生。どうせサツマイモみたいな顔してるんだろうなんて、山形先生はタカをくくっていたのだ。 ところが、なんと、昨日スペインのバルセロナの留学を終えて帰ったばかりというハンサムボーイだったのだ。
“幻のカンフースター=ジャッキー・リーの遺作”「不滅の鉄拳」という映画を見たマチコ先生とケン太達。カンフーのとりこになり、みんなで近くに出来たカンフー道場へ行くことに。 カンフー道場に来てびっくり。師範ブルースは、映画のジャッキー・リーとそっくりだったのだ。
隣町のオドロキ学園からの交換学生柳サユリ。なかなかイカす子で、ケン太も愉しみが増えたとニンマリ。 さっそくスカートめくりとなって、つぎつぎ成功するのだが、サユリの番になってなぜか目標を外してコケてしまうのだった。
<あらま学園>の評判が、南の島の国ゴンゴまで伝わり、国王みずから教育視察にやってきた。王様は、高見山のような巨体で独身。 マチコ先生を一目見て、大ファンになってしまい、ぜひマチコ先生をゴンゴ島に連れて行きたいと言い出した。
山形先生のお婆ウメが上京してくるという。この知らせを受けて、山形先生はブルブルと震え出してしまった。 山形先生はお婆に「自分は“あらま学園”の校長に出世して、マチコ先生という美人のお嫁さんをもらい、その上、豪邸も買ってそこに住んでいるのだ」と知らせてあったからだった。
“あらま神社”では、恒例の酉の市が開かれている。山形先生は、当たると人気の易者に占ってもらうことにした。 実はこの易者、ケン太の変装。山形先生を暗示にかけ、とんでもないいたずらが始まった。
“銀河大帝バロロス”というアニメ漫画が大人気。<あらま学園>では、マチコ先生をはじめ、女の子達や、金三までが大ファンになっていた。 金三とマドカがアニメショップの特別取材記者に選ばれ、“銀河大帝バロロス”の人気声優野々山たちをインタビューすることに決まった。
ヒロシが貧血で倒れてしまう。勉強のやりすぎと運動不足が原因と分かり、毎朝登校前にジョギングを始めることにした。 マチコ先生、鹿児島先生、山形先生との4人のジョギングが始まるが、ケン太のとんでもない計画が待っていた。
信州でスキー場の民宿をやっている金三のおじさんから、マチコ先生達に招待状が来た。温泉まであるのだ。こんなうまい話に乗らないはずはない。 コケダルマ校長に相談したところ、校長も行くと言い出した。山形先生も愛知教頭も加わっての大スキー合宿となってしまった。
今日はクリスマス。山形先生と鹿児島先生、どちらも自分のパーティーに、マチコ先生を招待しようという魂胆でいる。ところが、マチコ先生は、クラスの生徒達とパーティーを開くことになっていた。結局、マチコ先生の提案で、鹿児島先生の家でのパーティーに、全員合流することになった。
町のレストランで、マチコ先生達は見知らぬ母親から女の子をあずけられる。女の子はヒトミちゃんといって、この子を何日かあずかってほしいという母親の手紙を持っていた。 母親を捜すのだが、見つからない。結局、マチコ先生はしばらくヒトミちゃんをあずかることになった。
アマゾンが原産だという薬草の“あしなが草”が、コケダルマ校長の友達から<あらま学園>に贈られてきた。 学園の温室に入れて育てることになったが、ケン太のイタズラが原因で、温室がオーバーヒートしてしまい、“ジャックと豆の木”の話にあるような大木になってしまったから大変。
<あらま学園>では、前回好評だった“学園トピックス”第2弾を発行することになった。 ケン太は、マチコ先生の美しい肌と素敵なシルエットが、どうやって出来あがってるのか探る魂胆。マドカたち女生徒たちも、逆に美男の鹿児島先生の魅力を追求することになった。
“マチコ組”は、パン工場へ見学に出かけた。原材料の配分から、焼きあがるまでの工程を見て、ケン太たちは、すっかり感心してしまった。 翌日“マチコ組”では、家庭科の時間にパン焼きの実習をした。だけど、ケン太たちには、パン焼きから連想する、もうひとつの楽しみがあった。
デパートの屋上で、風船を作ってアルバイトをしてた金三が、完全な人違いから、ふたりの変な男に捕まった。そうと知らないケン太とカメは、心配で勉強?も手につかない。 そこへ、紙切れのついた風船が飛んできた。それは金三のSOSを伝えるものだった。
“マチコ組”では、野外授業に出かけた。ケン太たちは、相変わらず授業に身を入れない。この日は、“節分の日”に当たり、マチコ先生が豆まきについて説明してる間、ケン太たちは、山の中へエスケープしてしまった。 3人が繁みに踏み込んで行くと、鬼と遭遇してしまったのだ。
マチコ先生は、どうやら橋の上から飛び降り自殺しようとしてるらしい男の人に“遭遇”した。 マチコ先生は、こんなことには、知らんぷりできない人でもある。説得にかかったが、間一髪間に合わず、一緒になってドボンと川の中に落っこっちまった。
<あらま学園>モットーは、男女平等。それなのに、ケン太たちのボイン・タッチなどは絶えることがない。マチコ先生にしたって、鹿児島先生のボタンづけなんかやっちゃう。 そんなとき、体育館の大カーテンを、家庭科の実習を兼ねて男女生徒が一緒に縫い上げることになった。
<あらま町>に、あの、フーテンの寅さんのような人が現れ、屋台で七色パンティーの叩き売りをはじめた。 目ざとく駆けつけたケン太たちが、買いもしないで、ひやかすもんだから、このジロチョーと名乗る行商のおじさんは、カンカンに怒っちゃってケン太たちを追っかけまわす。
今日はヒナ祭り。マチコ組でも、お祝いすることになったが、ケン太に、さっそく悪さがヒラめいた。ヒロシが発明したマイコンを使って、女ビナと男ビナを“器械”で決めようってわけだ。 ところが、マイコンが狂ったのか、女ビナは愛知教頭、男ビナには山形先生という結果に。
<あらま町>に、おかしな少年3人組が現れた。この3人組は、日暮れ時に現れて、愛知教頭やマドカたちのスカートめくりをやってのけたのだ。 とうぜん、ケン太、カメ、金三の3人が疑われることになった。身に覚えのないケン太は頭にきちゃった。とにかく、真犯人を探し出すことだ。
タコス湖になぜか塩分が含まれていて、海水にしか住まないはずの魚が増え、正体の分からない怪魚までが出現しているという。 趣味は“釣り”というコケダルマ校長は、みんなで釣りに行こうと提案。日曜日の朝、マチコ先生やケン太たちも一緒に、出かけることになった。
マチコ先生は風邪で休むと報告をうけたマチコ組はビックリ、ガックリ。放課後、みんなで見舞いに行こうということになったが、ケン太とカメは早朝の悪さがたたって教頭先生から居残り命令。 先に行くことになったのが、山形先生とヒロシと金三の3人だった。
学校の帰り道、カメは、先を歩いてるマドカが落とした本を拾ってやったことから、翌日、机の中に<MからKへ>と書いた2つの包みが入ってるのに気付いて大感動。昨日のお礼に、マドカがプレゼントしてくれたものと思い込んでしまったのだ。
日曜日だと言うのに、校長先生からマチコ先生へ電話だ。“急なことで悪いが、交通安全行事のひとつとして、マチコ先生に1日婦人警察官になってくれ”ってわけ。 交通安全のためなら断れない。マチコ先生は、ミユキさんという婦人警官とペアを組んでパトロールに出ることに。
愛知教頭に、名門<あおい学園>からスカウトの手が伸びてきた。しかもポジションは、“校長”とのこと。結婚までも犠牲にして、文字通り、青春を<あらま学園>に捧げてきた愛知教頭も、ケン太たちの悪さにホトホト疲れ果てていたこともあり、ふと<あおい学園>へ行こうという気になってた。
ある日、ケン太たちと一緒にデパートへ買物に出かけたマチコ先生は、とんでもないことに巻き込まれてしまった。というのは、あれこれとドレスを選んでたマチコ先生に、たまたま仕事でデパートにきていたファッション・デザイナーの山本関東さんが、完全にイカレちまったからだ。
<あらま公園>に人形劇がやってきた。とは言っても、劇団員は島さんという青年のひとり。一人芝居だから、しらけちゃって、見てる子供たちからもヤジが飛ぶ始末。 仲間があと2人いたが、人形劇は採算がとれず、ビデオ・ゲームに商売変えしてしまったのだという。
今日は5月5日の子供の日。マチコ先生が“チマキ”を御馳走してくれるというので、ケン太たちは大喜びでやってきた。 縁側で“チマキ”を頬張っていたケン太は、お風呂屋さんの煙突が見えることに気付いた。ケン太には天才的な悪知恵が働く…。
ケン太はボイン・タッチとスカートまくりを止めようとしない。マドカたちは、マチコ先生と密かに相談して最後の防衛方法をとることになった。 マチコ先生と女生徒の全員が、タカラヅカのお姉さんみたいなスタイルで固め、言葉遣いも、み~んな“男言葉”にしたのだ。
世界中で話題になっている超能力の持ち主、ヨリ・ダラーが日本へやって来た。 あらまデパートの屋上で実演が催され、ヨリ・ダラーの透視術が公開された。観客席のマチコ先生を見つけたヨリ・ダラーは、呪文を唱えながら、マチコ先生に光の矢を浴びせる。
今朝はマチコ先生までが何やら落ち着きがない。 そこへ金三が“校長がマチコ先生に見合い写真を見せていた”と情報を持ち込んだからたまらない。しかも、マチコ先生は校長と連れ立って外出するではないか。鹿児島先生と山形先生は我を忘れて追跡を開始する。
休日の科学博覧会会場にやってきた、マチコ先生と生徒たち。 地球の歴史跡へ入ろうとすると、係りの人らしいおじさんに、ムードを味わえるようにと、毛皮もどきの衣装を渡される。荷物も預けて、その気になったが、実は係員に化けたペテン師だと分かり、ペテン師追跡を開始する。
ハワイの名門学園パール校と、わがあらま学園とが姉妹校として友好を結ぶ話が進んで、マチコ先生とケン太、カメ、金三の3人組が代表として成田空港を飛び立つ。特使に選ばれなかった山形先生は、一大決心をして、休職願いを出し、あきれる見送りの人たちを尻目にジャンボ機に乗った。
校庭いっぱいに材料を持ちこんで、1ヶ月も続けた飛行機作り。 なんとか飛翔に成功したケン太は、マチコ先生と同乗して、それこそ天にも昇る気分である。 しかし、飛行機は風に流され、危機一髪のところで不時着したのは、絶海の孤島だった。
急用ができたと、急いで京都の実家へ里帰りしてしまったマチコ先生。理由が分からないケン太たちは、一大事とばかり後を追う。 京都の両親は、マチコの結婚話を早く進めたい一心で、マチコを呼び寄せたのだ。
フランスの売れっ子デザイナーが、作品のモデル探しに日本へやってきた。作品というのは、何とニューデザインのジャストフィットブラ。特製のブラジャーがぴたりとフィットする素敵なバストの持ち主は、パリに招待されてコンテストに出場できるというので、若い女の子たちは競って挑戦する。
マチコの家の近所で、エッチな泥棒が横行している。ある夜、怪しい男が忍び込んで、風呂上がりのマチコとバッタリ。 その話を聞いたケン太組、男の人相を詳しく確かめ、鹿児島先生に絵を描いてもらった。ラジコン飛行機に取りつけて、男をトッチめてやる計略だ。
あらま学園女生徒たちにとって、マチコ先生の健康な容姿は憧れの的。 ペチャパイを嘆くマドカとテンコに、マルコが耳寄りな話を持ってきた。 マルコの伯父さんの村でとれるお茶を飲むと、貧弱なバストが豊かになるというのだ。早速、連れ立って、茶摘みの手伝いに出かけることになった。
あらま学園の創立記念日が近づいた。ダンスパーティーが開かれる予定で、みんなマチコ先生のパートナーになりたい一心で準備に余念がない。 そこへ、愛知教頭の姪のチヒロが入学してきた。両親が外国へ駐在することになったので暫く、愛知教頭が預かることになったのだ。