ギャラクポリス特別機動局長官ドク・マンディは特殊チーム「ゴリラ」の結成を立案、そのメンバーを選考した。その最終テストとして、脱獄不可能と言われるギャラクタウン特殊刑務所から脱獄することをメンバーに課した。そしてコードネーム「キャプテン・チャンス」が囚人として送り込まれた。
脱獄に成功した”ゴリラ”はスラングルなどの4機のトレッカービーグルに分乗しギャラクタウンをポリスに追われながら逃げていく。しかし彼らは重力地獄のキャパシティゾーンに入っていった。果たして彼らは、「脱獄オペレーション」を成功させることができるのか!?
ギャラクスペース連邦大統領の選挙の結果がまもなく出ようとしていた。当選確実な候補・アボストは影の凶悪犯罪組織“クライム”の手先だった。その暴走の歯止めになる下部組織の人事がクライムの手で変更されている可能性があるとの情報を得たゴリラはシステムバンクに潜入する!
オラソーランド発のエアロプライド1052便がハイジャックされた。主犯の男はサムソン・マージと名乗り、パルマスへ向かい、連続企業爆破事件の犯人ら6人の仲間を釈放することを要求した。その6人がクライム企業システムの末端組織の戦闘員と知ったゴリラはただちに出動する。
クラスターランドベースの通信が2回途切れるという出来事があった。ゴリラのコンピュータ“教授”はそれが事件性があると結論を出した。チャンスは偵察にジェットとスーパースターを出すことにした。その日は資源をつんだ特殊タンカーが集まる日という情報を得たチャンスはクライムの陰謀を予感したのだが・・・。
ランドベースイプシロンはギャラクタウンの引力圏に近い小規模なエネルギー基地だが、クライムの偵察機が度々現われている。不審に思ったマンディはチャンスにデータを送る。そのころ、クライムのものと思われる巨大なエネルギー輸送トレッカータンカーが現われる。チャンスはゴリラの出動を決める。
ブロントロス自治区とルリオン州との境にある要塞がクライムに占拠された。狙いはルリオン州政府の要人の乗ったトレッカークラフトを大型ビームで狙撃することだった。この事実をつかんだマンディはゴリラの出動を依頼してきた。しかし、この要塞は外からは難攻不落な上、内部は特殊プログラムデータがないと侵入できない複雑な迷路になっているのだ!
100年に一人現われるか否かという天才的核燃料の権威・ジャストロウ博士がクライムに襲われた。博士は孫娘を連れランドベースM-13に逃げた。一方、ジェットが銃の改良をたのんでいた鉄砲店を“黒い稲妻”ことバウド率いるクライムバトラーが襲い、ジェットの銃を奪った。出動要請を受けたジェットたちゴリラとバウドの双方がM-13に向かう!
ジャストロウ博士を誘拐することで、クライムのメンバーとしてより高い地位を狙うバウドはM-13ランドベースに上陸した。博士の隠れる小屋に向かう途上、保護されている宇宙獣の虐殺をするバウド。一方クライムの司令官フォルクレーザーは博士を連邦に渡すくらいなら殺してしまえと提案する。
メビウスリングサーキットレースが開催される。優勝候補はゼネラルビーグル社製のスターウイングに載る女性ドライバー・ルイズ。しかし、このレースを妨害するクライムの魔の手が伸びていた。ルイズの護衛と、クライムのテロを防ぐためゴリラは出動する!
ギャラクポリス特殊機動局が時期主力トレッカーを決めることになり、長官のマンディが各社を視察することになった。クライムは傘下の製造会社のトレッカーを採用するよう画策する。マンディを捕らえ、洗脳しようというのだ。特別護衛にあたることになったゴリラはマンディを守りきれるか!?
クライムの一味と思われるカイザー・カンパニーから潜入していたGメンのマイケルが重要書類を盗み出した。カイザーたちは彼を追い詰め殺害するが、彼の持ち物からは銀行の貸し金庫のゲートカードしか出てこなかった。貸し金庫をひとつひとつこじ開けるカイザーカンパニーだったが、そのウイズ銀行のM13ビルには恐ろしい仕掛けがあった。
鉱山都市ドウルは核融合炉内壁に不可欠な金属・ドウルチウムの採掘で繁栄していた。その鉱山を独占するドウル採鉱株式会社には行方不明になった鉱山技師をサイボーグ化し、使っているという噂があった。一方採掘現場ではマキシマム・デストロイヤーという巨大採掘用ビーグルが稼働するのだが…。
ランドベース・タキオムの周辺で重力ポケット現象が起こり、タキオムはキャパシティゾーンに向かって落下し始めた。連邦は6つのブースターをタキオムに設置し、その推進力で落下を止めようとした。ところがクライムはブースターの一つの内部に爆弾をしかけた。その除去にゴリラチームが出動するが・・・。
クライムの上層部では、作戦失敗の影に、ギャラクポリス以外に何者かが存在する疑いをもった。そこで、ジェネシス社が開発しハットフィールド島に設置したガービッツシステムを罠にし、その謎のチームの力量を調べることにした。そのおとりにするためドク・マンディの秘書で、チャンスのフィアンセであるドロシーを誘拐する!
輸送トレッカーが襲われ、9000億クレジットの美術品が強奪された。犯人と目されるのはクライムのヘッドパーティのメンバーであるシュタイナー。彼は美術収集家であると同時に黒鷲部隊のリーダーでもあるのだ。彼の城で盗まれた美術品のオークションが開かれるとの情報を得、スーパースターとセクシィは貴族に扮し、潜入する!
一流企業の機密強奪事件が続発した。そして、そっくり同じ顔の犯人が同時刻に別の場所の監視カメラに映っていた。これは非合法のクローン人間の製造をクライムが行っているのではないかとの疑いを持ったゴリラは出動した。ところが、その一味の基地があるとされるランドベース"ライレーン″は女だけの独立国家だったのだ。
ランドベース"シンバライン″の夕映えの谷ではイイノ博士を中心に古代文明ウスグスの遺跡発掘が行われていた。そして巨人を無傷で発掘することができた。ところが、何者かがその巨人を盗み出した。そして、巨人は工業地帯で暴れ始めた。クライムの仕業と見たゴリラは出動するが・・・。
クライム傘下のエハックス社は自分たちの持ち船に金持ちたちを集め、遺伝子操作によって作り出した怪物にプロレスまがいの戦いをさせて、賭け事をし、金を稼いでいた。クライムの生物兵器研究と資金面の両面で貢献していたのだ。この怪物つくりには遺伝子学の権威・ウエストモア博士が関係していると知ったゴリラは博士を救うために潜入する。
あるランドベースでクライムの秘密部隊同士の戦闘があった。実はクライムアーミーの実力を測るため任意に選んだ部隊を秘密警察"ヘルメッセンジャー″が攻撃、壊滅させたのだった。それを知る由もないゴリラは現場に出動し、付近のランドベースに偵察に出た。ジェットはF-105に向かう。そこは彼が訓練生時代に所属した養成校があるのだった。
小惑星“コアクリスタル”がギャラクタウンに接近し、このままだと直撃してしまう。そこでコアクリスタルを破壊するため、液体爆薬ニトロム95を使うことになった。その爆薬をクライムが狙っていると知ったゴリラはチームを二分、スラングルで偽装カプセルを運び、クライムフォースをひきつけ、セクシィが本物を運ぶことになるのだが・・・。
チャンスは旧友ジョージからK-17ランドベースのアミューズタウンに緊急通信で呼び出された。ジョージはクライムのレベルカンパニーのひとつ“カルビン”に潜入捜査し、クライムボスの声紋テープを手に入れたというのだ。それをチャンスに託そうとしているとき、クライムの中でも最強とよばれている“虎部隊”がジョージを追ってやって来た!
クライム内部でクーデターが発生した。ボスを総司令官・フォルクレーザーが暗殺したのだ。新しい体制を築こうとするフォルクレーザーは、クライムの息のかかった連邦大統領・アボストをも殺そうとする。アボストはマンディに警護を頼んだ。大統領の隠れ家に急行するゴリラだが、クライムの兵士もやってきて戦闘になった。
フォルクレーザーはクライムの軍事基地建設を急いでいた。と、同時にギャラクポリス特別機動局長官ドク・マンディが新しい敵になると考え、ヘルメッセンジャーとして目覚しい活躍をしていたゲルハルトにマンディ暗殺を命じた。一方マンディはギャラクタウン設立200年記念式典のパレードに参加すると言う。
軍事力を増大させたクライム。フォルクレーザーは遂にギャラクスペース連邦に宣戦布告をしてきた。24時間以内に降伏しなければ、総攻撃をかけると言うのだ。連邦軍は基地が次々とクライムに破壊され、戦力にはならない。最後に残ったのはゴリラだけだった。かれらは絶対的に大きなクライムの基地に攻撃を仕掛ける!
軍事基地をゴリラに攻撃されたクライムのボス・フォルクレーザーは怒り狂う。そこへやってきたゲルハルトは特殊部隊の正体を突き止めたという。ゲルハルトはゴリラ基地攻撃の任を受け出撃する。ゴリランベースでマンディの墓の前にたたずむゴリラのメンバーだったが、ゲルハルトたちの攻撃を受け、戦闘態勢に入る!
“ゴリラ”の基地を壊滅させたゲルハルトらクライム。しかしスラングルなどを取り逃したと悔しがる。一方、連邦軍の女性だけの特別部隊“キャッツ・アイ”からチャンスに緊急連絡が入る。彼女たちは死んだはずのマンディ長官を届けに来たというのだが・・・。
ギャラクポリスの秘密工場ではスラングルのパワーアップメカが完成していた。それを視察に訪れたチャンス。しかしその工場の情報がクライムに漏れていた。クライムの部隊は工場を襲いそのメカ“マイティ”を奪い去る。脱出したチャンスはスラングルでクライムの基地を攻撃することを決断する!
連邦軍がクライムの基地“リヴァイサン”にミサイル攻撃をかけるという情報がフォルクレーザーに届いた。そのミサイル基地を攻撃する作戦をミュータント5人からなる部隊に命じた。一方、ドク・マンディの要請を受け、ミサイルを守るために駆けつけるゴリラのメンバーだったが・・・。
サンドランドがクライムに襲われた。クライム部隊の指揮官は元連邦軍の戦略長官ロンゲルフだった。実は、サンドランドの地下にはUGS連邦の秘密宇宙基地があったのだ。最高幹部しか知らないその基地を守るため、ゴリラが出動する!
ゴリラの新しい稼働基地“ゴリランオーキー”が完成した。チャンスとベビーフェイスが工場に受け取りに行く。しかし、その情報がクライムに漏れていた。ゲルハルト率いるクライム部隊は工場を総攻撃。そして、チャンスらが操るゴリランオーキーの後を追う!
生化学研究所がクライムに襲われ、研究員30名とその家族が拉致された。指揮官のヘスラーはランドベース・ジプトリアルの秘密収容所で彼らを拷問し、生物兵器を作らせようとしていたのだ。その人質を救い出すため、ゴリラは出動した!!
辺境都市・アーシーランドベースは亜空内で唯一の独立国家だった。そこにクライムの攻撃があった。総司令官はクライムにつくことを考えた。それに反対するダビド将軍は辞任する。しかし、クライムは将軍の殺害を命じる。クライムに追われる将軍を救ったマジシャンだったが・・・。
ランドベース・リフラフはクライムの支配下にあった。そこに侵入したゴリラはデータバンク奪取に成功する。しかし、ジェットはクライムの攻撃にあい、大怪我をしてしまう。チャンスはトレッカーを隠し、一時撤退する。気を失ったジェットは豪華な寝室で目を覚ますのだが・・・。
連邦正規軍はクライムの基地“リヴァイサン”攻略のための作戦を立てるが、その経路には鉄壁の要塞“キグラス”があった。正面攻撃ではその防衛システムを破ることができず、敗退してしまう。そこでマンディはゴリラに出動を命じた。たった6人のチームで巨大要塞を攻略することができるのか!?
ランド・ベース“ユング”でクライム包囲網を作ろうと、亜空連合軍会議が開かれる。各ランドベースの閣僚が集結した。ジェットたちは警備にあたっていた。しかし、クライムのゲルハルトはすでにユングに潜入していた。彼の狙いは重力が不安定なユングを補整している地下施設だった!
連合軍の包囲網からロンゲルフが指揮するクライム部隊が消えた。亜空でただひとつ独立を保つカーラ王国に向かったらしい。一方テレビに映るカーラ王国の王で亜空の「ファーザー」と呼ばれるカルロス大公の様子を分析した結果、緊急事態が起こっていると見たゴリラは直ちに出動した。
サイラス島付近でクライムが新型核実験を行った。そのサイラス島ではクライムのトレッカーの残骸や、アーミーの惨殺死体が見つかった。サイラス島にはベビーフェイスと同じウィーディ族が住んでいる。ウィーディ族は力は強いが温和な民族だ。一体誰がこんなことを!?
辺境のランドベース・スオミはクライムの占領下にあった。軍事的には価値のないランドベースだったが、マンディはゴリラの出動を命じた。そこでは高名な学者・ゴールド博士がクライムに囚われていたからだ。ジェットとドーリィは潜入し、酒場でゲリラのメンバーを接触する。
クライムが巨大ビーム砲の基地を完成させた。これを破壊するために連合軍の部隊がゴリラの基地にやって来た。総司令はゴリラにこの部隊の護衛を要請したのだ。その中にはドーリィのかつての恋人・ジョーがいた。連合軍のメンバーはゴリラの力量を侮り、両者はしっくりいかないのだが・・・。
連合軍やゴリラの作戦がクライムに漏れていた!スパイの存在を疑ったマンディは、疑惑のある人物の一人、リョウニジンをゴリラに探らせた。リョウの自宅で作戦書を発見したゴリラは上官のマッカード司令に詰め寄る。しかしマッカードは部下を信頼すると言って耳を貸そうとしない。
ジルコ岬はジルコランドベースと独立した島からなり、連合側の南軍とクライム側の北軍が戦っている。ここをクライムが制圧すれば、その先の連合軍が孤立し、補給路を断たれてしまう。ゲルハルトはサイボーグ部隊を出動させ、連合軍とゴリラを抹殺しようとする!
亜空では連合軍とクライムの戦艦隊の激しい戦いが繰り広げられていた。その時、気象異変が起こり、付近は戦闘不能な状態になった。同じ頃、クライムの総統フォルクレーザーにも異変が起こっていた。意識は宇宙空間に飛び、脳に直接語りかける声を聞いた。声の主はオーバーロードと名乗る。
重力地獄の惑星・バクサスαの“巨人の眼”クレーターに巨大カプセルが現われた。これが戦争の行方を握る“帝王の船”だった。ゲルハルト率いるクライム部隊とゴリラの争奪戦になった。双方ともマグネットビームで回収しようとし、カプセルは上下半分に分離してしまった!!
連合軍の精鋭部隊・第16師団が極東のクライムのミサイル基地を攻撃、占拠したが、その30分後に連絡が途絶え行方不明になった。その謎を確かめるためにゴリラは氷のランドベースに向かった。一方、ゲルハルトはそのランドベースにあるという魔神ムーラを回収するために出撃した。
オーバーロードは神聖なる亜空の獣・ギキルを目覚めさせた。降るはずのない雪が降ったランドベース、チャンスはそこでトレッカーの補給をしていた。ゴリランオーキーに帰るチャンス。一方、ランドベースに降った雪は怪物と化し、次々とトレッカーを飲み込み巨大化していった!
フォルクレーザーは遂にギャラクタウンに侵攻し、連合軍の持つ“帝王の船”の上部を強奪することを決断する。そのために核兵器や毒ガスの使用を命じる。占領しても生身の人類が生きていけなくなると主張するゲルハルト。しかしフォルクレーザーは兵士をサイボーグ化すれば良いと応える!
クライムは亜空ゾーンを放射性物質で汚染させていった。連合軍はデータカプセル“帝王の船”を解析していったが、それはクライムによる包囲の予言であり、それが実体化していた。この状況を打開するためにはクライムの持つ残り半分を入手する必要がある。チャンスはそれを奪取する作戦実行を決断する。
亜空を覆うクライムの死の灰。クライムの兵士はその80%が既にサイボーグ化していた。いまだサイボーグ化していないのはゲルハルトとその部下たちだった。「なぜだ」というフォルクレーザーの問いにゲルハルトは「人間の肉体同士でゴリラと戦い、打ち破りたい」と応えるのだが・・・。
連合軍はリヴァイサンなどクライムの基地を攻撃することになった。その際に大きな脅威となる超能力部隊やサイボーグ戦士はリヴァイサンからの指令コードで動いていることが判明した。ゴリラはリヴァイサンとそれらの部隊の間に入り、妨害電波でコンピュータプログラムを破壊する任務に就く!
クライムは遂にギャラクタウンの攻撃を始めた。マンディは戦況を好転させるために、ゴリラにクライムが持つ“帝王の船”の下半分を奪取することを命じる。一方、オーバーロードはフォルクレーザーに“帝王の船”が一つに揃うとき、亜空の真の秘密が明らかになると告げる。
“帝王の船”を奪取したチャンス達はギャラクタウン44層へ向かう。マンディの情報では、そこに闇の帝王があり、“帝王の船”を打ち込むことが人類対クライムの戦いを終わらせる最終手段だという。一方オーバーロードはフォルクレーザーに“帝王の船”を奪回し、封印された自分を解放せよと命じる。
未知なる空間、亜空
そこに集い、巨大都市ギャラクタウンを建造
高度な文明を作り上げた人類と数多くの異星人達
その彼らの平和を脅かす巨大な悪の組織クライム
この物語は、そのクライムを倒すべく立ち上がった六人の戦士、ゴリラの物語である…
【おことわり】「総集編」にエンディングはございません。オリジナルネガ・放映用プリントなども現存しておりません。こちらの「総集編」はオープニングと本編のみになっております、予め御了承ください。