強きを挫き、弱きを助ける。正と義のためだけに拳を振るい、曲がったことが大嫌い。そんな「正義の不良」を地でいく風雲児が、熱血高校に転校してきた。その名はくにお(大野拓朗)!くにおは登校初日に、全国の不良のトップの象徴として熱血高校に代々伝わる伝説の「白ラン(白の学ラン)」に袖を通してしまったことから、一躍各地の番長たちから狙われる存在となってしまう。そんなくにおの前に、最強の呼び声高い、花園高校の番長・りき(滝口幸広)が立ちふさがる。
最強の番長を決める大会、「天下一番長会」が開催!優勝者には、くにお(大野拓朗)の着る「白ラン」を手に入れる正式な権利が与えられることから、全国から凄腕の不良たちが続々と集結してくる。くにおとりき(滝口幸広)が順調に勝ち進んでいく中、熱血高校のアイドル・みさこ(高嶋香帆)が太陽学園に拉致されてしまう。
みさこ(高嶋香帆)の拉致は全国の極悪非道な番長たちで構成される、総裁・ヘル率いる「闇の組織」の仕業だった。女装してみさこの救出に向かうくにお(大野拓朗)たちだったが、そこには怪物女番長・みすず(濱田秀)が控えていた。過去のトラウマから深い心の傷を負っていたみすずだったが、くにおの熱血に救われる。
県内有数のエリート高校である冷峰学園。だが、その裏では、常勝を誇る自分たちのドッジボール部に比肩しうるチームを熱血高校が作り上げてきたことを危ぶみ、部員たちへの襲撃を繰り返していた。その結果、襲撃を恐れた部員の大半が全国大会を前に退部してしまう。そんな窮地を救うべく、臨時部員として熱血高校ドッジボール部に入部したくにお(大野拓朗)と仲間たちの前に、魔球を自在に操る、へイルマン(菅田俊)が立ちはだかる!
ヘル一味とヤクザのさぶ(ガンビーノ小林)の策略により、「白ラン」を賭けて、りき(滝口幸広)のサッカー部時代のライバル・雨宮(大迫一平)とサッカーで勝負することになったくにお(大野拓朗)。非道なプレーを続ける雨宮の前に苦戦が続くが、突如くにおのサッカー選手としての能力が覚醒!一進一退の攻防が繰り広げられる中、次第に雨宮の背負った暗い過去が明らかになってくる。
ヘルの命を受け、白ランを力づくで奪いに来たさぶ(ガンビーノ小林)たちに占拠されてしまう熱血高校。そればかりか、さぶ(ガンビーノ小林)はくにお(大野拓朗)の友人・ひろし(畠山航輔)に催眠術をかけ、人間兵器に仕立て上げていた。校内で抵抗を続けるくにおだったが、次第に窮地に追い込まれていく。
一度は敵に捕らえられてしまうくにお(大野拓朗)だったが、ピンチを知ったかつての仇敵・ヘイルマン(菅田俊)、小森(吉田将基)、みすず(濱田秀)ら、「熱血十人衆」が熱血高校に続々と集結!傷も回復したくにおは学園の生徒たちも巻き込んで最強の仲間たちと共に、反撃を開始する!
ヘルから届いた最終決戦の果たし状――。くにお(大野拓朗)と仲間たちは、ヘルの待ち受ける冷血学園へと向かう。だが、その高くそびえ立つ校舎の各階には、マキシャス(斉藤洋介)、しんじ(黒石高大)、そしてドラゴン兄弟の竜一(加藤諒)・竜二(小柳友)など、ヘルの命を受けた「五人の主」が控えていた。彼らとの激戦を制し、くにおたちはヘルのもとへと辿り着くことができるのか!?
ある日、熱血高校にアメリカからの留学生・ジョニー(ダレアレ悟)が編入してくる。かつては将来を嘱望されたバスケットボール選手であったジョニーだが、編入後はボールに触れることなく、妹・メリー(マリナ・アイコルツ)の手術費を稼ぐため、様々なアルバイトに精を出していた。そんなジョニーのため、くにお(大野拓朗)は優勝賞金・1000万円を掲げるバスケの大会への出場を決める。
バスケの大会出場のため、猛特訓を始めたくにお(大野拓朗)。しかし、大会は因縁のライバル校・冷峰学園がくにおらを貶めるために仕組んだ巧妙な罠だった。チームワークが崩れかけるくにおたちだったが、冷峰学園の卑怯な攻撃に再び心をひとつに戦い勝利し、ジョニー(ダレアレ悟)は妹のもとへ向かうのだった。
りき(滝口幸広)が手にしている、鉄板入りの伝説の学生鞄―。この鞄を持つことは、最強のヤンキーであることを周囲に示す一方で、くにお(大野拓朗)の白ラン同様、筋金入りの不良たちの標的になることを意味していた。しかし、当のりきは無意味な暴力を否定する喫茶店・ミリオンの女店主・ゆりな(高久ちぐさ)との出会いから、「正義の不良」として彼らに鉄拳を振るう理由を見出せずにいた。そんなとき、ゆりなのもとに最凶の暴走族・武赦紋漸の魔の手が忍び寄る。
武赦紋漸のアジトに一人でのりこんでいったりき(滝口幸広)だったが、袋叩きにされてしまう―。実はゆりな(高久ちぐさ)の亡くなった夫は武赦紋漸の元総長だったゆりなの言葉で昔の誤解が解け事件は解決したのだった。ある日、道ばたで具合の悪くなった女学生・紅林(三田真央)を助けたくにお(大野拓朗)。その可憐な容姿とセクシーな振る舞いにくにおの心は激しくときめく。
可憐な容姿とセクシーな振る舞いの少女・紅林(三田真央)の正体は、獅子王(大貫勇輔)率いる不良軍団・関東獅子連合が差し向けた刺客・紅獅子だった。いち早く紅獅子の策略を察知した太陽学園の女番長・みすず(濱田秀)は、単身関東獅子連合のアジトへと乗り込んでいくが、みすずも捕まってしまう。
硬派一筋、何事も「熱血」の一言で解決してしまう真っ直ぐなくにお(大野拓朗)と違って、みさこ(高嶋香帆)は自分の行く末に思い悩んでいた。そんな中、みさこはくにおに背中を押されるようにして、かねてからの夢であった歌手を目指し、有名音楽プロデューサー・鬼島(中野剛)が主催する新人オーディションへの参加を決める。しかし、そのオーディションの背後には、関東獅子連合の新たな刺客・金獅子(加藤衛)のドス黒い影がちらついていた。
くにお(大野拓朗)たちの住まう街の商店街では、かつての賑わいはとうに過ぎ去り、すっかり閑古鳥が鳴くようになっていた。そんな中、東郷(イジリー岡田)と名乗る実業家が、商店街再興のために街をあげた「運動会」の開催を持ちかけてくる。優勝賞金は商店街でのみ使える特別振興券がなんと一億円分!!街の個人商店の一人息子である友人・田所(土平ドンペイ)の説得もあり、くにおと仲間たちは、愛する街の窮地を救うべく、運動会への参加を決める出場する!
りき(滝口幸広)の想定外の負傷、東郷(イジリー岡田)と内通した出場者の存在―。商店街再興のために華々しくスタートした「運動会」は、いつかしかきな臭い様相を呈するようになっていた。くにお(大野拓朗)は東郷に大会の中止を求めるが、商店街を救うための賞金がどうしても欲しい田所(土平ドンペイ)の説得に負け、結局競技は続行されることに。やがて大会は最終戦の「勝ち抜き格闘」へと突入していく!
くにお(大野拓朗)の周囲では不穏な動きが相次いでいた。りき(滝口幸広)、田所(土平ドンペイ)、そしてりきの先輩でブルー・エンペラー総長のしんじ(黒石高大)が相次いで何者かに襲撃されたのだ。すべてはくにおの「白ラン」を狙う、関東三和会のさぶ(ガンビーノ小林)の仕業だった。自責の念に駆られたくにおは、りきたちの復讐を心に誓い、次第に怒りに我を忘れていく。そんな中、くにおの前に香港からの最強の刺客・シャオリン(山本千尋)が立ちはだかる。