神の力を守護する最後の継承者、墓守り
主人公・陸水銀(リクスイギン)は身寄りもなく天涯孤独の高校生。生活のためのバイトに明け暮れる毎日を送っていた……。ある日、水銀にとって唯一の取り柄である『ゲーム』が、彼とこの世界の行く末を握ることとなる!何者かに連れ去られた憧れの美少女を助けるため、水銀は託された100億という遺産と共に『ゲームと繋がった異世界』へと飛び込んで行く――!
■キャスト
陸水銀(リクスイギン):福山潤
陸怜(リクレイ):斉藤佑圭
ツインスター:小清水亜美
ファリン:西田望見
フィービー:水樹奈々
■スタッフ
原作:零盟スタジオ(灰君、閔尋)
原作協力:テンセント動漫
監督:大倉雅彦
シリーズ構成:きむらひでふみ・大倉雅彦
キャラクターデザイン・総作画監督:津幡佳明
色彩設定:辻田邦夫
美術監督:池田繁美・丸山由紀子
美術設定:西本成司
撮影監督:野口龍生
2Dworks:小嶋美幸
編集:肥田文
音楽:関美奈子
ラインプロデューサー:高橋亜希
制作デスク:荒井衣智子
設定制作:荒井衣智子
3Dプロデューサー:横佩まさる
3Dディレクター :檜垣賢一
富裕層の子息子女の集まる全寮制学校・真陵学園。学園随一のお嬢様・陸 怜は毎夜、人知れず憂い顔を浮かべる。彼女の脳裏に思い起こされるのは、今となっては現実とは信じがたい、さまざまな出来事だった。
彼女が一年前に出会った、主人公・水銀は身寄りもなく貧しい、一介の男子学生だった。
しかし今や水銀は、遠く離れた世界でただ独り、終わりのない戦いを続けている。
共に、いつか再会できると信じて――。
日々アルバイトに明け暮れる貧しい男子学生・水銀は、ゲームだけが取り柄だった。
学園のマドンナ・陸 怜と、ネットゲームを通じて知り合った水銀。しかし、水銀は無課金のままゲームに参加しているため、会話もままならない。
それでも協力プレイを繰り返していく中で次第に、水銀は陸 怜に心惹かれていく。
ところがある日、思わぬ知らせが水銀にもたらされる――。
水銀にとって、陸 怜との唯一の接点であるゲーム『ダンジョンセンチュリー』の配信終了が発表された。ショックを受け、気力を失ってしまう水銀。
それでも水銀は、ゲーム内で陸 怜が望む幻の花を手に入れようと力を尽くす。
まもなく『ダンジョンセンチュリー』の配信が終了されるという中、陸 怜の父・陸 遊七が手掛けたという新しいゲーム『グレイヴバスター』が発表される――。
『ダンジョンセンチュリー』の配信が終了する当日。多くのプレイヤーたちがゲーム内で最後のお祭りを楽しむ中、まだ来ぬ水銀を待ちきれず、陸 怜は一人で幻の花を探しに出る。
アルバイトに忙殺され、約束の時間に遅れてログインした水銀が目にしたのは、何者かに破壊され燃え上がるゲーム内の世界だった。
一人、花を探す陸 怜に謎のモンスターの影が迫る――。
養父・陸 遊七を喪った陸 怜からの呼び出しを受けた水銀は、陸 遊七が自分に残したという遺品を受け取る。
困惑する水銀が見た遺品とは、新ゲーム『グレイヴバスター』の専用端末だった。その端末に残された陸 遊七のメッセージは、百億の遺産を使い、陸 怜を守れと告げる。
一方、養父を殺害した者たちの企みによって多額の借金を負わされた陸 怜は、学園から強引に連れ去られようとしていた――。
借金取りにさらわれた陸 怜を追う水銀。だが必死の追走もむなしく、陸 怜を乗せた車は走り去ってしまう。
水銀を想い悲嘆に暮れる陸 怜は、瞬間移動で現れた謎の男によって現実世界から連れ去られてしまう。追いついた水銀に『グレイヴバスターで待つ』との言葉と共に――。
ツインスターと名乗る少女にいざなわれ、水銀は『グレイヴバスター』の世界に飛び込む。そこで待っていたのは、亡くなったはずの陸 怜の養父・陸 遊七だった。
陸 遊七に、自分が水銀の祖父だと告げられ戸惑う水銀。しかし、陸 遊七に仕える美女・ショスティアの行う儀式で、少年時代に祖父と共に過ごした思い出がよみがえる。
思わぬ再会に困惑する水銀は、何者かの攻撃を受ける――。
『グレイヴバスター』は、世界を創造した女神の陵墓と繋がっている異空間だと、水銀に告げる陸 遊七。大昔から続く『墓荒らし』との戦いの末、陸 遊七は女神の墓を守る最後の一人になってしまったのだという。
墓を守ることが陸 怜を救うことでもあると知らされた水銀は、消え行く陸 遊七の遺志を継ぎ『最後の墓守り』となることを決意する――。
陸 怜をさらった、テムジンと名乗る男から『グレイヴバスターに来い』とのメッセージを受けた水銀は、情報を集め、対抗策を練り始める……。
財力がすべてともいえる『グレイヴバスター』は、墓荒らし同士でも互いに襲い合う、無法の世界だった。水銀は、一刻も早く陸 怜を救い出そうと決意を新たにする――。
陸 怜に特別な価値を見出しているテムジンは、軟禁している彼女のために、特殊な端末を用意させる。
一方、たった独りで墓荒らし集団を倒し続ける女が、無法者たちの間で噂になっていた。
その女は、水銀と同様にビリオンプレイヤーと呼ばれる、百億を越える財力を誇る者の一人・コレクターだった――。
陸 怜は、儀式を受けたことでテムジンたちの仲間の一員として迎え入れられる。
一方、水銀が闘技場で出会った一人の少年・タケシは、病に冒された幼馴染のミカン姉ちゃんの治療費を得ようと、闘技大会に乱入。
賞金目当てに、無謀な戦いを挑む。
同行していた水銀とツインスターは、タケシの戦いに巻き込まれて行く――。
戦いの成り行きを見かねた水銀は、タケシの代わりに敵と対戦する。しかし、ルール上のペナルティを負わされた水銀は、対戦相手に思わぬ苦戦を強いられる。
その時、ツインスターが本来の姿と能力を開放。水銀の本来の目的地への道を開くのだった――。