ほかの誰にも聞こえない不思議な「声」が聞こえる中学生・九ノ瀬宙太(ここのせ ちゅうた)は、無意識にその「声」と会話してしまうせいで、まわりから独り言が多い変人と思われてきた。そんな中、ふいに不思議な光を目にする。そして気づくと「宇宙警察・エルドライブ 太陽系方面署」の中にいて……!?
突然、宙太のからだから現れた奇妙な生命体「共生体(モニタリアン)」――。 それが宙太にだけ聞こえる「声」の主だった。個体名を持たないこのモニタリアンは、宙太が口にした「ドルー」という名前が気に入り、宙太とドルーの新たな共同生活が始まった。そんな中、凶悪なエイリアン犯罪者が脱獄する事件が発生し……。
偶然、万引き犯と遭遇した宙太は、とっさにドルーとの共生技を発動する。だが犯人逮捕に失敗したばかりか、おばのミミを巻き込んでケガをさせてしまう。美鈴の話から万引き犯がエイリアンだと知った宙太は、独自に犯人を逮捕しようと決意。ところがこの犯人は、ただの万引き犯ではないようで……。
学校での朝礼中に、突然、美鈴とドルーが気を失う事件が発生。さらには巨大犯罪組織「デミル」所属の艦が太陽系に向かったとの報告が入り、エルドライブ太陽系方面署はにわかにあわただしくなる。宙太たちの学校に数人の転入生があったことから、宙太たちに、今回の事件と何か関係があるのかどうかを探る任務が与えられる。
小学生のとき宙太は、岩場の崩落事故で仲のよかった三人の幼なじみを亡くした――。 自分が言い出したことが原因で、幼なじみたちを事故に巻き込んでしまったことをずっと悔やみ、自身を責め続けてきた宙太だったが、そんな宙太の前に死んだはずの幼なじみ・溝口健(みぞぐち けん)そっくりの少年が現れた!
宙太たちに、要人を保護する任務が与えられた。保護する人物は宇宙最高の科学者のひとり、Dr.ラヴ。レイン署長から指示を受け、今回、共同作戦を行うことになった捜査5課のリーダー、ベロニカと捜査員のニノチカと合流した宙太たちは、早速Dr.ラヴと接触をはかろうとする。だが、そんな一同の前に衝撃の光景が!?
Dr.ラヴと会うはずだった場所でたたずむ謎の少年――。少年の異様な行動と言動に宙太たちは驚くが、そんな一同をさらに驚かせるできごとが起きる! 共同作戦のため、ともに行動していたはずのニノチカが、いきなり宙太たちに攻撃を仕掛けてきたのだ。ドルーとの共生技を発動する宙太だったが、力の差は明らかで……。
苦しい戦いの中、「アップデート」を成功させたドルーと宙太。アップデートのおかげでパワーアップし、新しい力も使えるようになったふたりの反撃が始まる!一方、エルドライブ・太陽系方面署内では思いがけない混乱が起きていた。レイン署長は、署内にいる危険人物を捕らえ混乱を収めようと「コード9」を発令する。
ベロニカたちが、宙太の学校に転入生としてやってきた。呆気にとられる宙太と美鈴だが、そんな中、宙太は、友達のタテヤンから、ボウリングに行こうと誘われる。レイン署長から、付近のボウリング場で観測された微弱なSPHの調査を依頼された宙太たちは、捜査もかねてみんなでボウリングに行くことになり……。
エルドライブ太陽系方面署には、日々さまざまな犯罪に関する相談が持ち込まれる――。その中に、複数の事件に同一の宇宙人がかかわっていると思われるものが!?ところが容疑者として浮かび上がった宇宙人には、同じ顔をした別人が多数いることがわかり……。
宙太が捜査4課に臨時で配属されることになった。4課の課長ヴェガ・ヴィクターは気さくな性格で、ふたりはすぐに親しくなる。ふたりは、タテヤンに誘われ、美術館に行くことになるが、そこで開催されていたのは何と裸婦像ばかりの絵画展で……!?そんな中、突然宙太の警察バッジに通信が入る。
宙太の不注意とスパイの暗躍により、デミルからの攻撃を受けたエルドライブ太陽系方面署と地球は大きな混乱と被害に見舞われた。デミルは「九ノ瀬宙太とモニタリアンを引き渡せ」と要求。宙太は責任を感じ要求に応じようとするが、徹底抗戦の姿勢をとるレイン署長たち太陽系方面署の仲間とともに立ち向かう決意をする。