主人公は、王と瓜二つだったために、毒殺の危機に怯える王・光海の影武者をつとめることになった道化のハソン。 大臣たちの陰謀の気配が渦巻く宮中での不安から、すっかり初心を忘れて暴君と化していた光海だが、ある日、病床についたことをきっかけに、安い料亭で腐敗した権力の風刺をしていたハソンが極秘の代役として王にすり替わる計画が実行される。 偽物の王が、本物の王に成り済まして政治の矢面に立つ15日間。その中でハソンは、最初は戸惑いながらも、次第に操り人形ではない民のことを考える真の王として周りを魅力していく―。