「カレイドステージ」。それはサーカスでもない、ミュージカルでもない、マジックでもない世界的に大人気のエンターテイメントショウ。主人公・苗木野そらは16歳の女の子。幼い頃、今は亡き両親と観た想い出の「カレイドステージ」に憧れて、たった一人、オーディションを受けるため義父母の反対を押し切り日本から単身アメリカへやってきた。オーディションに遅刻しながらも特例として入団を認められはしたが周囲の風当たりは冷たい。そんな中、そらは持ち前の、決して諦めない根性と天性の「華」、そして仲間達との友情と確執の中で、ステージの花形「カレイドスター」を目指してあらゆる試練を乗り越えていく。
■キャスト
苗木野そら=広橋 涼
レイラ・ハミルトン=大原さやか
ミア・ギエム=西村ちなみ
アンナ・ハート=渡辺明乃
レオン・オズワルド=櫻井孝宏
メイ・ウォン=中原麻衣
マリオン・ベニーニ=折笠富美子
ジョナサン=小桜エツ子
フル・フール=子安武人
ケン・ロビンス=下野 紘
ロゼッタ・パッセル=水橋かおり
カロス・永戸=藤原啓治
サラ・デュポン=久川 綾
ユーリ・キリアン=千葉進歩
■企画
GDH・HAL
■原案
佐藤順一
■監督
佐藤順一・平池芳正
■シリーズ構成
吉田玲子
■音楽
窪田ミナ
■キャラクターデザイン・総作画監督
渡辺はじめ・追崎史敏
■美術監督
西川淳一郎
■色彩設計
國音邦生
■ビジュアルコーディネイター
荻原猛夫
■ビジュアルアドバイザー
林コージロー
■3DCGIディレクター
松浦裕暁
■編集
重村建吾・肥田 文
■音響監督
鶴岡陽太
■アニメーション製作
GONZO
■製作
テレビ東京・テレビ東京メディアネット・ホリプロ
前シリーズ「カレイドスター」の総集編 前半
前シリーズ「カレイドスター」の総集編 後半
幻の大技を完成させ新たに甦ったカレイドステージ。自分達のショウを再構築するために躍起になるスタッフ。そこには見慣れぬ顔が・・・フランスが生んだサーカスの貴公子、レオン・オズワルド。しかし、彼のステージ観はそら達とは大きく違っていた。そらとは組めないと言い放つレオンと反発するそら。その時、颯爽と現れた新たな影・・・
メイ・ウォンに続いてまたまた新たなるライバル(?)が、やって来た!その名は・・・な、なんと、あのロゼッタ!レイラとそらの幻の大技に魅せられカレイドステージ入団を志願するがエージェントの反対を受け、そらにかくまってもらうために逃げ出してきた・・・
レオンを迎えての新たな新作は『ドラキュラ』。レオンとそらのイメージでミアが描いた恋愛もののシナリオだったが、そこに横槍を入れてきたのはやはりメイ。レオンのパートナーを巡ってのそらとメイのヒロイン争奪対決が始まった。合格の為に相も変わらぬ自己チューっぷりでステージ全体を引っ掻き回すメイ。果たして選ばれるのは・・・
オーディションに失敗した上にレイラを侮辱され失意のそらは、どうすればレオンに認めてもらえるのかと悩む。その時、メイがレオンを呼び出す。指定した場所はスケートリンク。実はメイはフィギュアスケートの達人だったが、レイラに憧れるあまりスケートを捨ててカレイドステージ入団を決めたという過去を持っていた。圧倒的な実力を見せつけるメイだが・・・
カレイドステージに入団したロゼッタ。当然ながらカロスはディアボロショーの提案をするが、ディアボロならカレイドステージでなくとも出来る!と新たなるチャレンジを試みるロゼッタ。しかもそれは空中ブランコ。幻の大技を現実のものとしたそらを先生とあがめ頑張るロゼッタだが現実は厳しく・・・
場内メンテナンスの為に久々のオフ。みんなそれぞれ休日の予定を練る中、またしてもカロスに呼び出されるそら。落胆するが、しかしそこには思いがけないビッグニュースが!それはレイラの主演するステージへのゲスト出演の依頼だった。しかもレイラの推薦。自分の進む道に悩み始め、ふさぎ気味だったそらは即答でOK。レイラとの再会に感極まるそらだが、何とそこに突然メイが現れた・・・
『ドラキュラ』公演は大盛況。しかしあまりにも鬼気迫る迫真のショウに子供たちは本気で怯え泣き出してしまう。このままでは子供達がカレイドステージを嫌いになってしまうと考えたそら達は『キッズステージ』を考案。呆れ馬鹿にするレオンを尻目に有志をつのって実行するそら達。子供達の人気者ジョナサンにも参加してもらうが中々上手くいかない。それを見ていたマリオンは
サーカスフェスティバル、それは3年に1度だけ開かれるサーカスの祭典。世界各国から選ばれた超一流のアーティストがその磨きぬかれた技を競い合う。その祭典の前回の優勝者はゴールデンフェニックスを披露したレイラとユーリだった。そして今年がその年。カレイドステージからはレイラの推薦でレオンの出場が決定。そしてそのパートナーを巡った戦いと、ベールに包まれていたレオンの正体が徐々に明かされていく・・・
レオンのパートナーをかけた最終審査。だがレオンが提示した内容はあまりにも単純で、そしてあまりにも残酷なものだった。その重圧に潰されるそら。レイラからの痛烈な言葉が容赦ない。だがその頃、一度、そらより先に死神からの恐怖を味わったライバルの目は死んではいなかった。
たった一つしかなかったサーカスフェスティバルへの出場権利。しかも、それは3年に一度。それを逃したことの重大さに気付かされるそら。「残念だわ」。レイラのその一言がそらに重たく圧し掛かる。しかし、そらはある事に気付く。前大会の優勝者はレイラだけではない。もう1枚シード権はあるはず。そう前回優勝者レイラ・ハミルトンのパートナーのもとにも・・・。彼を求め、そらは1人パリに旅立つ・・・
天使対悪魔。白対黒。新パートナーであるユーリとの新技を完成させたそら組。そして遂に決戦の日。この日に全てを賭けた世界中のアーティスト達の殺伐とした空気が会場全体を覆う。そしてそらを待っていたのは以前にも増して研ぎ澄まされたメイ組の素晴らしい演技と想像もしなかった裏切りのハプニング。そのハプニングを機に、そら&ユーリは伝家の宝刀を抜く覚悟する・・・
フェスティバルに敗れたそらは失意のあまりカレイドステージを逃げ出し日本に帰ってしまう。両親に本当の事も言えずごまかすそら。実家で向かえるお正月、暖かい家族とのふれあい、そして懐かしい友人達との一時もそらの心は晴れない。だがそんなそらの気持ちをまなみは・・・
「もう一度頑張ってみよう」。そらはカレイドステージに戻ってきた。暖かく迎えてくれるみんなの笑顔。みんな、そらの帰りを信じて待ってくれていた。しかし現実はそうは甘くなかった。カレイドステージの寮には既にそらの部屋も無く、契約も解除。彼女の居場所は何処にもなくなっていた・・・
いちからやり直し。黙々と裏方や雑務をこなすそら。そんなそらの事が気になって仕方ないレオン、ソフィの幻影をレオンから拭い去りたいメイ。三者三様の胸のうちが交錯する中、レオンはステージ上でとんでもない試みに出る。しかしそれは予想外のアクシデントを生む事に・・・
今だ闇の中にあるそらの心。そんな中、ミアやアンナ達の後押しもありケンがそらをデートに誘うことになった。ケン、一世一代の大チャンス。しかし、時を同じくしてポリスもケイトにプロポーズすると言い出して・・・
アンナがカレイドステージ内の仲間を集めクラウンチームを結成しようと動き始めた。そのころ、ミスターケネスから自社のモーターショーの話がカレイドステージにありカロスは快諾。笑顔を取り戻しつつあったそらと、そらにあって自分に足りないものを捜し求めるメイ、そしてアンナの見せ場は・・・
ステージ休業中。ロゼッタがフランス巡業の話を持ってきた。そら達一向より一足先に現地に到着したロゼッタはそこである人物と出逢い、空中ブランコの特訓を志願する。その男の正体とは・・・
巡業を終えたそら達に待っていたのはカレイドステージ再開の嬉しい知らせだった。カロスはそらの再契約も認め、一度はカレイドステージを離れたユーリもカロスの参謀として復帰。夢は広がる。そして遂に明かされるレオンとユーリの3年前の因縁。その真相とはあまりに残酷なものだった。
『天使の技』の全貌。それは今まで想像していた完成形をはるかに越えていた。レオンに命じられた特訓に耐えるそら。そんな中、そらは予想だにしなかった人物と運命的な出逢いをする。
頑張っているのはそらだけではなかった。それぞれの道を歩みだした面々。キャシーとともに歩むミア、コメディを探求するアンナ。過去の呪縛に苦しむレオン。そして「そら」に憧れ入団したロゼッタの夢・・・。そしてもう一人・・・
着々と進む再開初日への準備。熱く燃え上がる一人一人の情熱。ステージの成功を目指して自分の役割、出来る事を精一杯。そんな中、一人消化不良なロゼッタ・・・しかしそんな彼女に救いの手を差し伸べたのは何と!
そらの前に立ちはだかった最大の壁。最強の壁。挑まなければならない壁。越えなければならない壁。争いのないステージを目指すそら。しかし、遂に絶対に避けては通れない勝負の瞬間がやってきた。
争いのないステージ。そらが子供の頃に観た思いでのいっぱい詰まった楽しいカレイドステージ。単身渡米してきた猪突猛進元気いっぱい笑顔いっぱいの一人の少女。泣いて、笑って、感じあった日々。今、ここに若者達の未来の為のステージが開演する。